今年秋に登場とみられる「iPhone 15」シリーズの最上位モデル「iPhone 15 Pro Max」は、高倍率の光学ズームを実現するペリスコープ望遠レンズなど豪華な仕様になると噂されています。
が、ディスプレイとカメラについては、前モデルのiPhone 14 Pro Maxと同じ仕様になると有名リーカーが主張しています。
TwitterユーザーのRevegnus(@Tech_Reve)氏は、iPhone 15 Pro Maxがディスプレイパネルに「M12」、メインカメラのイメージセンサーに「IMX803」を採用し、これらはiPhone 14 Pro Maxと同じだと述べています。
iPhone 15 Pro Max
M12 Panel(Same as 14PM)
imx803(Same as 14PM)
3nm A17 Bionic
LPDDR5 8GB
?— Revegnus (@Tech_Reve) May 27, 2023
まず「M12」とは、スマートフォン用有機ELパネルの製造に使われる材料セット(材料構成)の一種です。iPhone 14シリーズのほか、Galaxy Z Fold4やGalaxy Z Flip4にも同じM12が使われていたりします。
すでにiPhone 14 Pro Maxは、ディスプレイテストキットメーカーのDisplayMateから「Best Smartphone Display Award」(最も優れたディスプレイを持つスマホに贈られる賞)を授与されています。しかもiPhone 13 Pro Maxから改善された点が多いと評価されており、材料セットを変える必要はないのかもしれません。
またカメラに関しては、以前iPhone 15 Pro Maxにはソニー製の「IMX903」というイメージセンサーが搭載されるとの噂がありました。このイメージセンサーの解像度はIMX803と同じ48Pながらも、光を取り込みやすく、暗い場所でも鮮明な写真が撮れると期待されています。
が、その後にiPhone 15 Pro MaxではIMX903が採用されず、iPhone 16 Pro世代に先送りされるとの噂が伝えられていました。
その一方、Revegnus氏によれば搭載プロセッサーは3nmチップの「A17 Bionic」となり、RAMは8GBになるとのこと。iPhone 14 Pro Maxに採用されたA16 Bionicは4nmチップ(○nm=半導体の回路線幅のこと。数字が小さくなるほど処理速度が上がり、消費電力が下がる傾向がある)で搭載RAMは6GBのため、操作のレスポンスやバッテリーの持ちが良くなると予想されます。
カメラのイメージセンサーが前モデルと同じだとしても、チップ性能の向上により複雑な画像処理が可能となり、より鮮明な写真が撮れる可能性もあります。なによりiPhone 15 Pro Maxはペリスコープ望遠レンズやチタン素材の採用によりコスト増とみられるため、値上げしすぎないよう画面とカメラは変更しないのかもしれません。
Source:Revegnus(Twitter)
via:Wccftech