シャープは6月15日、ウェアラブルネックスピーカー「AQUOS サウンドパートナー AN-SX8」および「AN-SS3」を発表しました。
AN-SX8は、自宅でライブ映像や映画を楽しむ使い方を想定し、立体音響に力を入れたモデルです。鹿島建設および音響技術の分野で有名なサウサンプトン大学が共同開発した立体音響技術「OPSODIS」を搭載。テレビ音声の信号を製品同梱の送信機からBluetoothでAN-SX8に送る過程で音声を処理し、立体音響を作り出します。
4K8Kの22.2chや地上デジタルなどの2ch/5.1chなど、あらゆる音源を立体音響にすることが可能。Bluetoothなので遅延が気になるところではありますが、短い時間で体験した限りでは、映画などで遅延を感じることはなく、しっかり立体的に音を感じ取ることができました。また、Dolby Atmosにも対応しているため、対応コンテンツであれば楽しめます。
加えて、肩にかかる部分に重低音と振動による臨場感を実現した「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」を搭載。本体内に蛇腹形状の振動ユニットを内蔵し、そのユニットが伸縮することで振動を作り出しています。これにより、低音に振動が加わり、迫力のあるサウンドを楽しめるとのこと。
バッテリー駆動時間は約16時間で、充電は約3時間30分。また、Bluetoothは新規格の「LE Audio」に対応しています。なお、本体と送信機はペアリング済みで、送信機をテレビと接続するだけで使用できます。
本体サイズは約幅227×奥行き181×高さ33mm、重さは本体で約260gです。
AN-SS3はテレビ視聴やWeb会議など、幅広いシーンでの活用を想定したモデル。約88gの軽量設計のため、首にかけても負担が少ない製品です。また、連続で約16時間の長時間再生が可能。
本体にはシャープが補聴器の開発で培った技術を応用した「クリアボイスプラス」機能を搭載。人の声がくっきりと聴こえる調整が施されているといいます。
BluetoothのLE Audioや送信機とのペアリングはAN-SX8と同様です。本体サイズは約幅184×奥行き185×高さ18mmとなっています。