海水浴客でにぎわう夏休みの海。その中に突然、サメが現れたら……。映画『ジョーズ』のワンシーンを彷彿させるような出来事が米国の各地のビーチで起きています。
まずはニューヨーク州のロングアイランドにあるビーチ。州立公園地域局長によると、ドローンでビーチ周辺の監視を行っていると、浜から約180mあたりで、50匹近くのシロワニザメとみられるサメの大群が泳いでいることを発見したそう。
米国は現在、夏休みの真っただ中。辺りは多くの海水浴客で溢れていましたが、ビーチは一時閉鎖されることとなったのです。
また、フロリダのビーチでも、エメラルドブルーに輝く海の中、海水浴客の間を縫うようにサメが現れています。サメに気づいた周囲の海水浴客はパニックに。慌てて浜辺に戻ろうとする様子が動画でもわかります。
ニューヨークやフロリダなどでは近年、サメが浜に近づく報告が増えているそうです。先日報告された、ニューヨークのビーチにおける咬傷の報告は5件。サメの目撃談などから、これらはサメによるものの可能性が高いとされています。
サメが浜辺に現れる原因の一つとして、餌となる小魚が浅瀬に近づいていることが考えられるそうです。
【主な参考記事】
USA Today. Multiple suspected shark bites reported by New York beachgoers over Fourth of July weekend. July 5 2023