米国のトウモロコシ畑で、古い金貨が700枚以上も見つかるニュースが飛び込んできました。その中には、かつてオークションで10万ドル(約1390万円※)で落札されたことのある“お宝”も含まれているといいます。今回見つかった金貨の価値は、全部で一体いくらになるのでしょうか?
※1ドル=約138.5円で換算(2023年7月13日現在)
この金貨が見つかったのは、ケンタッキー州のトウモロコシ畑。この畑の持ち主である男性が、偶然、畑の中から大量の金貨を見つけたというのです。
出てきた金貨は全部で700枚以上。金貨には、1854年から1862年と製造された年号が刻まれていました。
ケンタッキー州は、1861年から1865年にかけて起きた南北戦争の間、激しい戦闘が行われた場所。当時、不透明な将来に不安を感じた富裕層が、持っていた金貨などを隠したと言われており、今回見つかった金貨も当時に隠されたものと考えられます。いわば、“米国版の徳川埋蔵金”とも言えるでしょう。
1863年製の20ドル金貨は、かつてオークションで10万ドルで落札されたことがあるそう。今回見つかった700枚以上の金貨は、1863年製も含め、同じ年代のものばかり。総額がいくらになるのか検討もつきませんが、現地のニュースでは早速「The Great Kentucky Hoard(ケンタッキーの埋蔵金)」と表現されています。
この金貨を見つけた男性の名前や場所は明らかにされていませんが、「正気とは思えない事態だ」と叫んでいるのだとか。予想もしないお宝に巡りあえば、誰でもぶっ飛んでしまいますね。
【主な参考記事】
National Post. Man uncovers more than 700 gold coins on his cornfield: ‘Most insane thing ever’. July 10 2023