先月下旬に配信されたwatchOS 10.1では、一部のApple Watchがアップデートした後にバッテリーの消耗が激しくなるとの報告が相次いでいました。これにつき、アップルが修正プログラムを準備中であることが内部メモから明らかになりました。
米MacRumorsは複数の情報源から、アップル正規サービスプロバイダと共有された「内部メモ」を入手したとのこと。そこでは「修正を準備中」との趣旨だけが書かれており、根本的な原因が何なのか、どれだけの顧客が苦情を訴えているのか、全てのApple Watchモデルが影響を受けているのかは不明です。
watchOS 10.1のリリース後、MacRumorsの読者フォーラムや、アップル公式サポートコミュニティ、大手掲示板RedditやX(旧Twitter)等でこの問題に関する報告が寄せられていました。それらを見るかぎり、数年前のApple Watch Series 5から最新のApple Watch Ultra 2まで、様々なモデルに影響が及んでいるようです。
たとえばXユーザーの1人は「watchOS 10.1が私のApple Watchのバッテリーを殺している。60分足らずで100%から50%に。使いものにならない」とぼやいています。
WatchOS 10.1 is killing the battery on my Apple Watch. 100% to 50% in less than 60 mins. Makes it unusable 😪 #watchOS #apple
— Martin Cooper (@Martin_J_Cooper) November 4, 2023
アップルはiOS 17.1の開発者向けリリースノートで「watchOS10.1 を搭載したApple watch を iOS 17.0 を搭載した iPhone とペアリングすると(または watchOS10.0 を iOS17.1 とペアリングすると)、消費電力が増加する場合がある」問題を修正したと述べていました。しかし、今なおバッテリーの消耗が激しいとの報告は続いており、新たな修正アップデートが必要となりそうです。
Source:MacRumors