「モノ・コト・暮らし」をテーマにしたWebメディア「GetNavi web」。2023年もモノの深堀りレビューや暮らしのトレンドニュースを、幅広くお届けしてきました。2023年は世界的なインフレーション波による物価高で、“本当に必要なモノ”や“好きなモノ”を購入し、自分の生活を楽しむ傾向がみられた年でしたね。また新型コロナウイルス感染症が5類に移行した解禁ムードによるアウトドア品の高まりも。
今回は年末年始企画として、GetNavi web編集部員12名がそれぞれ選んだ「2023年に買ってよかったモノ」を前半・後半に分けてご紹介します! 「家電」や「ファッション」などあえてジャンルを設定せず、“厳選した1品”を正直なレビューとともに熱くお伝えします。新年を迎えるにあたり、気になるモノはぜひチェックしてみてください!
1.PlayStation Portal リモートプレーヤー(ソニー)
GetNavi web編集長・山田が選びました!
Q.どんなモノ?
PlayStation 5をリモートで操作して、楽しめるデバイス。1080p、60fpsの必要十分なスペックでゲームが楽しめます。ハプティックフィードバック(振動や揺れを起こす機能)やアダプティブトリガー(トリガーボタンの重みが変わる機能)もDualSense ワイヤレスコントローラー同様に実現されています。
Q.なぜ買ったの?
セールで勢いで買った「積みゲー」が全然消化できていなくて、ディスプレイやテレビの前じゃなくてもプレイできるデバイスを期待して購入。現時点で配信サービスのリモートはできないのですが、エンタメ作品も観賞できたら、お気に入りリストに入れている作品がより楽しめそうという期待もあります。
Q.ズバリ、何がよかったの?
ゲームはバリバリ楽しみつつ、「最高の睡眠導入デバイス」にもなりました。寝る直前まで画面を見るのは睡眠の質の面では良くないですが、毎日ベッドに入ってちょこっとだけ進めて満足して眠りにつけるのは幸せ。仕事しかしなかった1日が仕事とゲームをした1日に変わる幸せ、とも表現できるでしょうか。年齢を重ねるとゲームを長時間やる体力がなくなってくるけど、40代ならではのゲームとの向き合い方ができるデバイスですね。
眠りを後押しするのが、ハプティックフィードバック。PlayStation Portal リモートプレーヤーにおけるハプティックフィードバックはDualSense ワイヤレスコントローラーよりも控えめな表現になっているのですが、それが手に心地良くて眠りを誘ってくるんです。
寝る前以外の使い方だと、休日の予定合間にソファでごろつきながら、ちょこちょこプレイしてます。こっちもいろいろ語りたいことがあるのだけど、それはまた別の機会に。
2.スチームオーブンレンジ 18L 角皿式 MO-F1808(アイリスオーヤマ)
GetNavi web編集部・会田が選びました!
Q.どんなモノ?
温め、グリル・スチーム・オーブン調理が出来るキッチン家電。20種類の自動メニューがあるので、基本的な調理なら手軽に設定して行うことができます。庫内はフラットタイプなので、汁漏れ時にも、掃除が簡単というのもうれしいです。
Q.なぜ買ったの?
使っていた電子レンジが壊れたので、思い切ってオーブンレンジ購入することに。これまで「オーブンはなくても……」と思いながら騙し騙しで調理してきたのですが、自宅で友人との食事会をする機会が増え、いろいろなレシピを見る度に「オーブンがあればなぁ」と思うことも増えたので購入を決めました。
Q.ズバリ、何がよかったの?
簡単な操作機能! 操作ボタンは3つのみのシンプルなもので、説明書を見ないでも操作できるところは、面倒臭がりの私にとってありがたいです。操作パネルが下に設置されているのも、背が低い私には使いやすくて助かります。(冷蔵庫の上に設置しているので)レンジ使用時の音が気になるというレビューも見かけましたが、個人的には音も静かな印象。以前使っていたモノはファンの音が気になっていただけに、これにも満足しています。とにかく料理の幅が広がったうえに、気軽にいろいろな料理に挑戦しようと思えるようになったことが一番よかったことです!
料理のレパートリーを増やそうという気持ちが高まったことで、食卓が充実し、食事をきちんと取ろうという意識も向上。食生活が改善されたこともよい変化です。オーブンで料理の幅が広がることは想定してましたが、時間の使い方まで意識できるようになるとは思いもしていなかったので、うれしい副産物でした。
3.ハミングウォーター
GetNavi web編集部・久保田が選びました!
Q.どんなモノ?
水道水をおいしい水に変えてくれる装置。内部のフィルターが28の物質を除去してくれます。毎月3300円(税込)でサーバーをレンタルする仕組みです。
Q.なぜ買ったの?
以前から自宅の水道水があまりおいしくなかったうえ、住んでいる地域で高濃度の有機フッ素化合物が検出されたことをきっかけに危機意識が高まり、ショッピングパークで出会って試すことにしました。
Q.ズバリ、何がよかったの?
水がもっと身近な存在になったこと。ハミングウォーターを使うことで、水道水の口当たりがまろやかになりました。水道水独特の臭さも消えて、自宅の水がとてもおいしくなりました。出かける時には、この水をボトルに入れて持ち歩くほど重宝しています。結果的に、外で水を買うことが減りました。また、常温・冷水・温水の3種類の水を作ってくれることも便利。コーヒーを手軽に淹れることができるようになりました。
水道水の口当たりや味の変化には子どもたちも敏感に反応していて、自分たちでお水を積極的に飲むようになりました。これまでの我が家では見られなかった光景です。また、うちにはポットがなく、お湯が必要な時は、いちいちヤカンでお湯を沸かしていたのですが、ハミングウォーターの導入でそれがなくなりました。ガス代が少しは浮いているかも……。さらにハミングウォーターから冷水を出して、それで炭酸水を作ると、もう全然違うのです。炭酸水のパンチ力と爽快感がかなり増します。
4.ジェットウォッシャードルツ EW-DJ55(パナソニック)
GetNavi web編集部・染谷が選びました!
Q.どんなモノ?
歯周ポケットクリーナー。歯周ポケットにノズルを向けて、スタートボタンを押すと水が出てくれる仕組みで、水流の強さは5段階から選べます。
Q.なぜ買ったの?
これまでは硬め歯ブラシで歯磨きした後にフロス(釣り糸みたいにぐるぐる巻きになっているタイプ)でお手入れしていたのですが、フロスを歯の間で行ったり来たりさせるうちに歯垢がどっかいっちゃったり、取った自分の歯垢を見るのが嫌だったりで、「なんかいい方法があればなー」と思っていました。それで口の中に突っ込んだら掃除してくれるジェットウォッシャーに望みを託しました。
Q.ズバリ、何がよかったの?
フロスよりも簡単! 自分でやることは、歯周ポケットにノズルで水流を当てるのみ。慣れていないと最初は流血してしまいますが、毒素が出ている感じがして、上と下の歯のお掃除を終えた時には、かなりのスッキリ感です。フロスを手に巻き付けて口の中でギコギコする手間がなくなり、フロスが意外にストレスだったことにも気づきました。
なお私は知覚過敏なので、タンクの中にぬるま湯を入れて使っています。すごく快適! 取扱説明書には、40度以下にしないと火傷の危険とありますので、それ以下の温度で。
5.焚き火台 ZG-X1 C3(ZULU GEAR)
GetNavi web副編集長・和田が選びました!
Q.どんなモノ?
愛知県の自動車部品メーカーによるガレージブランド「ZULU GEAR」の焚き火台。“黒皮鉄”と呼ばれる表面に酸化皮膜が張った黒い鋼板でできています。パーツを取り外し、フラットに折りたためる構造で収納に便利ですが、アクセサリーを含めて8kg以上あるので、持ち運びはなかなか大変。焚き火台に、サイドテーブルと網状の五徳がセット。
Q.なぜ買ったの?
我が家は風呂が五右衛門風呂なので、薪に不足しない、というか余りがち。薪消費のためもあって焚き火台を探していました。メジャーブランドで物色していたんですが、たまたま見つけたこのZULU GEARがヒット。
Q.ズバリ、何がよかったの?
とにかく頑丈。重いだけあります。その割に組み立てが簡単で、パーツがバチンバチンとハマる感覚も心地よく、さすがは自動車部品メーカー。焚き火台の上にセットした五徳とサイドテーブルがフラットに並ぶので、五徳の上で熱々に熱した鉄鍋をサイドテーブルの方へスライドするだけで火から取り上げられて、安全で楽ちん。
日常生活では使わないので毎日が劇的に変わることはありませんが、「これ使いたいからキャンプ行こう!」と思い立つようにはなりました。(実際はスケジュールの都合で出番はまだ2回……。)
6.タレ刷毛(かなや刷子)
GetNavi web編集部・西牧が選びました!
Q.どんなモノ?
料理に調味料(タレ)を塗るためのハケです。わかりやすいのは、いいお寿司屋さんに行った時、職人さんがネタに醤油を塗る時に使うアレですね。個人で使う機会はおそらく少なく、あるとすればBBQの時で、私もBBQ用に買いました。
Q.なぜ買ったの?
キャンプで友達が塊肉にハケでBBQソースを塗りながら焼いていて「肉を焼くのにここまで手をかけるとは!!!!」と衝撃を受けました。塗っては焼き、また塗っては焼きを繰り返す工程は食べる前からおいしそうだし、アウトドアでそれをやっているライブ感もたまりません。もはやエンターテインメントですよ。BBQ最高。焼き上がった肉を食べてもう1回衝撃を受けました。BBQソースがほんのり焦げて香ばしくなるんですね。味もしっかりついていて超美味。え~~~~~、こんなんやりたくなるやつじゃないですかずるくないですかどうやったらできるんですか、と友達にいろいろ聞き出してハケを購入しました。
Q.ズバリ、何がよかったの?
BBQをエンターテインメントとして盛り上げる際、ときにはハッタリが必要です。塊肉にソースを塗ったくるだけであれば正直コンビニでもらえるプラスチックのスプーンでもできますが、それでは私が受けたような衝撃には届きません。「ふーん、お肉に味をつけるんだね」で終わってしまいます。そこでハケを出すから人は「肉にソースを塗るだとおおおおおお!」と心の中で二階堂ふみ(映画『翔んで埼玉』の時)のように叫ぶのです。そのハッタリとして、プロの調理道具としても使える、かなや刷子のハケは効果抜群。あとはどう考えたってプラスチックのスプーンより塗りやすいです。塗りムラが少ないので、味も均一。結果としておいしく焼き上がります。
普段の生活で使うことはほぼないため、日常に変化はありません。ただ、これまで高火力な炭火で豪快に肉を焼いて食らう一択のBBQだったのですが、友人を楽しませるおもてなしBBQの時にピッタリだと感じています。あと自分でもたまに食べたくなります。
続く後半記事では趣味・娯楽品をまとめています。ファッションや健康関連品が登場! 愛犬もおしゃれに⁉ どれもQOLが上がるものばかり、必見です。