アップルは今年3月末、次期iPad Proを発表することが有力視されています。著名ジャーナリストも、同社が春に新製品を発売し、「大型モデルを含む新型iPad Air、刷新されたiPad Pro、M3 MacBook Air」のリリースを目指していると述べていました。
次期iPad Proはどのような仕様になり、どんな専用アクセサリーが同時発売されるのか? アップル関連情報サイト9to5Macが、これまでの噂話をまとめています。
有機ELディスプレイ
最大の変更点は、ディスプレイが有機ELに移行すること。現行の11インチiPad Proは従来型のバックライト付き液晶、12.9インチはミニLEDバックライト付き液晶を搭載。これらが両方とも、同じ方式に統一される見通しです。
アップルはまずApple Watch、次にiPhoneへと有機ELディスプレイを導入。それに続きiPad Proも、という流れです。また12.9インチiPad Proの後継モデルは、画面サイズが13インチとなり、少し大きくなるかもしれません。
ミニLEDディスプレイと比べて、有機EL画面は黒の表現が美しくなり、消費電力が減り、バッテリー持ちが良くなると予想されます。なぜなら、有機ELパネルは赤、緑、青の画素そのものが発光するため、黒の場合は「完全にオフ」にするためです。
新型Magic KeyboardやApple Pencil
アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、新型Magic Keyboardが「よりMacに近くなるよう、トラックパッドが大きくなる」ことや、トップケースが初めてアルミニウム製となりMacBookにデザインが近くなると主張していました。
また、iOS 17.4の内部ファイルから「探す」アプリと連動する新型Apple Pencilの手がかりも見つかっています。ほか、ペン先が磁石により着脱式になり、用途に応じて交換できるとの噂もありました。
Based on what my source reported
the new Apple Pencil 3 will come with interchangeable magnetic tips(for drawing, technical drawing and painting) pic.twitter.com/AXUdpbZFVh
— Majin Bu (@MajinBuOfficial) September 30, 2023
M3チップ搭載
iPad Proの新モデルは、間違いなく前モデルよりも高性能になるはず。11インチと13インチモデルともに、最新の14インチMacBook ProやiMacと同じM3プロセッサーを搭載すると予想されています。
ただし、これらの強化により、新型iPad Proは現行モデルより大幅に値上げされるとも噂されています。韓国のサプライチェーン情報筋からは、11インチが1500ドル(約22万円)~、12.9インチが1800ドル(約26万円)~になるとの見通しが伝えられていました。
どれもが素晴らしいアップグレードを予感させますが、大幅値上げだけは外れることを祈りたいところです。
Source:9to5Mac