「地球上で最も狂った対決」。そんなキャッチコピーが付けられた大会が、米フロリダで行われています。ビールを飲みながら相手と闘ったり自転車の盗みを競ったり。飲酒も乱闘もありのクレイジーなイベントです。
先日フロリダで開催された「フロリダマンゲーム」。広大な米国では、地域によって住んでいる人の気質も文化も異なり、フロリダの人々を表す言葉として、よく使われるのが「クレイジー」という表現です。そんなフロリダを象徴するかもしれないのがこの大会で、とにかく、ぶっ飛んだルールの闘いが繰り広げられるのです。
例えば、盗難シミュレーションゲーム。1台の自転車にまたがり、もう1台の自転車を持って草むらを駆け抜けて、盗みの速さを競います。また、フェンスを飛び越えたり障害物をよけたりしながら保安官から逃げるゲーム、ビールのピッチャーを持ちながら相撲スタイルで相手と格闘するゲーム、泥水が張られた中で相手と闘うゲームなどもあり、常識やマナーはそっちのけで、破天荒でクレイジーな種目が用意されているのです。
イベントの主催者は「パトカーに乗せることなく、“フロリダマン”のような1日を過ごす機会を人々に与えている」と話しています。つまり、実生活でやったら警察沙汰になるようなことを同大会では楽しみながら実践しちゃうというわけ。
大会の観戦には、45ドル(約6700円※)のチケットの購入が必要ですが、主催者は5000枚は売れるだろうと見ていたそう。フロリダには、そんなクレイジーな大会を開き、それを楽しむ、これまたクレイジーな人々が多くいるようです。
※1ドル=約149.6円で換算(2024年2月29日現在)
【主な参考記事】
AP News. At the Florida Man Games, big crowds cheer competitors evading police and wrestling over beer. February 24 2024