将来のApple Watch Ultraへの「マイクロLED」ディスプレイの搭載がキャンセルされた可能性が、海外メディアのApple Insiderにより報じられています。
マイクロLEDディスプレイとは、微細なLEDをパネルの画素として利用する技術です。将来のApple Watch Ultraに同ディスプレイが搭載される可能性は何度も報じられてきたものの、その実現は2026年以降になるとも噂されています。
Apple Insiderによれば、Apple Watch Ultra向けと思われるマイクロLEDの注文が、Appleらしき顧客からams Osramへとキャンセルされたとのこと。これにより、同社の株価は40%も下落しました。
Appleはams Osramと以前から関係があり、マイクロLEDディスプレイを搭載した「Apple Watch Ultra 3」が登場する2025年には同社の収益が増加すると、2023年に報告されていました。ams Osramは関係を明らかにしていないものの、CEOのAldo Kamper氏は「非常にショックだ」と電話会見で述べています。
色の再現性などでメリットがある、マイクロLEDディスプレイ。一方でApple製品への搭載がなかなか進まないことから、その開発が難航していることも想定されていました。有機ELディスプレイの先にマイクロLEDディスプレイへとAppleが乗り換えを予定しているのか、今後が注目されます。
Source: Apple Insider