近日中の登場が予測される「次期11インチiPad Pro」の生産が遅れているとの情報を、ディスプレイアナリストのRoss Young(ロス・ヤング)氏が報告しています。
次期iPad Proは、今月(3月)末から4月の発表が予測されています。本体が大幅に薄型化するだけでなく、シリーズ初となる有機ELディスプレイを搭載。チップやカメラスペックの向上だけでなく、ワイヤレス充電への対応も期待されています。一方で、もしかすると大幅な値上げがあるかもしれません。
Young氏によれば、11インチ次期iPad Proの有機ELディスプレイはSamsung Display(サムスン・ディスプレイ)が生産しているとのこと。また今月中には、LG Display(LGディスプレイ)も11インチの有機ELディスプレイの生産を開始します。なお、LG Displayは12.9インチのiPad Pro用の有機ELディスプレイも生産します。
しかし現時点では、11インチの有機ELディスプレイの生産は、12.9インチの有機ELディスプレイよりも遅れていると、Young氏は報告しているのです。これにより、次期iPad Proの発売時には11インチモデルが品薄になることが予測されています。一方でLG Displayによるパネル生産が開始されれば、この問題は改善される可能性があります。
Appleの新製品の発売時に、ディスプレイ生産が遅れているというニュースが報じられるのは、よくあること。次期iPad Proでも、最終的には潤沢に製品が用意されることを願いたいものです。
Source: Ross Young / X via 9to5Mac