これまでのiPhoneは搭載RAMが最大8GB止まりであり、サムスンのGalaxy S24 Ultra(12GB)等Androidのフラッグシップ機よりも少なめに抑えられていました。
が、次期「iPhone 16」シリーズではオンデバイスAI(クラウドに依存せず、デバイス内部で処理するAI)のためにRAMを増やすか、内蔵ストレージの下限を引き上げる可能性があるとの噂が報じられています。
著名リーカーRevegnus氏は、「韓国の証券会社」からの興味深いレポートを紹介。一部アナリストは「オンデバイスAIのためiPhone 16のRAM容量が増える」と予想しているとのことです。すでに投稿は削除されていますが、テックメディアWccftechやTechradarほか複数のサイトが内容を確認しています。
その一方で、アップルはRAMの代わりにNANDフラッシュ、つまり内蔵SSDを一種の仮想RAMとして扱うことで、オンデバイスAIを実現できるという研究論文を発表していたことがあります。
そこから、アップルがRAMを8GB以上に増やす代わりに、基本(最低)ストレージ容量を従来の128GBから256GBに増やす可能性があり。要は、RAMかストレージのどちらかを増やすのは避けがたいということでしょう。
より多くのRAMを搭載すれば、メイン基板の再設計を余儀なくされることもあり得ます。またRAMチップを追加すると消費電力が増え、バッテリー持続時間の低下につながる事態も考えられます。
すでにiPhoneは最大1TBのストレージを搭載できるよう設計されているため、基本ストレージ容量を増やす方が可能性が高いのかもしれません。
しかしアップルは最近、iPhone 15の128GBモデルでも「たくさんの写真が保存できる」と宣伝したばかりです。iPhone 16で下限が256GBとなれば「128GBでは足りない」とアピールするのかもしれません。
Source:Revegnus(X)
via:Wccftech