パナソニック エレクトリックワークス社は10月15日、デザイン性を向上させた住宅分電盤「FLEXIID(フレキシード)」を発表。2025年3月21日から販売を開始します。
記事のポイント
家電などにもシンプルで上質なデザインが求められがちな昨今、分電盤も見栄えにこだわりたい……そんなニーズに応えてくれる製品です。デザイン性もさることながら、全体の奥行が抑えられているのでスマートに見えるのがいいですね。
「空間の背景」になることをコンセプトとした分電盤。ドア付きの分電盤として業界最薄(2024年4月同社調べ)の奥行100mmを実現し、水平垂直基調のデザインで空間に美しく納まるとしています。
表面には特殊シボ加工を施すことで上質な印象とし、汚れの溜まりにくさや掃除しやすさにも配慮。加えてカバー構造を見直し、設置に必要な天井・壁面との隙間ゼロを実現しています。横方向だけでなく縦方向でも設置可能とし、限られたスペースでも美しく自由に設置したい設計者や施主のニーズに応えるとのこと。
施工面では、配線作業時にカバーを外した状態でも負荷名称を確認することが可能な構造とし、作業の効率化に貢献。電圧設定のミスを防ぐため、分岐ブレーカー取り付け部の構造を見直しており、200V通電確認のチェックを容易にしたとのこと。
主幹ブレーカーと分岐ブレーカーで構成されるスタンダードタイプのほか、省エネ対応など複数のバリエーションをラインナップ。価格は3万4980円~23万8700円(税込・工事費別)。