2024年の「米国のベストトイレ」に選ばれたのは、ユタ州ソルトレイクシティ国際空港近くにあるガソリンスタンドのトイレでした。どんなトイレでしょうか?
米国のベストトイレとは、企業のユニフォームなどを手がけるCintas社が23年前から毎年開催しているもの。清潔さ、見た目の良さ、革新性、機能性、デザイン性などの項目で評価し、オンラインでの一般投票で人気のトイレを選びます。
そんなコンテストで2024年の一位に選ばれたのが、冒頭でご紹介したガソリンスタンドのトイレでした。
このトイレについて紹介した動画を見てみると、トイレの入口から中の洗面スペース、個室も、とても清潔できれいに整えられている印象です。また、壁面には空や雪をかぶった山などが描かれ、アーティスティックなデザインで作られていることもわかります。
コンテストの結果では「設備がピカピカ。個室は広々として、清潔さと快適さへの取り組み」が評価されたとのこと。また、トイレや洗面にはタッチレス機能がついていて、これも衛生面でプラスの評価を受けたようです。
ここで日本人の頭にふと浮かぶのが、「これのどこがベストトイレ?」という疑問。確かにトイレはきれいに清掃されていますが、日本にあるトイレと比べると、特別「スゴイ」と思うような部分はないように見えるかも……。
米国の公共トイレは、もっと汚い所が多いもの。トイレットペーパーが散乱したり、扉が壊れかかっていたり、ニオイがひどかったり。そんな米国の平均的なトイレと比べれば、このトイレは「ベストトイレ」に値するものと言えるのでしょう。
だから、アメリカで日本と同じくらい清潔なトイレに出会えたら、それはかなりのラッキーな出来事と思ったほうがいいのかもしれません。
【主な参考記事】
New York Post. Gas station crowned ‘Best Restroom’ in the US — here’s why it’s the top poop stop. October 16 2024