Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズに搭載される新型チップ「Tensor G5」について、最新のベンチマーク結果がリークされました。

今回のベンチマークは、次期折りたたみモデル「Pixel 10 Pro Fold」で実施されたもので、現行のPixel 9シリーズに搭載されているTensor G4と比較して、最大36%の性能向上が確認されたとのこと。具体的には、Geekbench 6.4.0によるテストでSingle-Coreスコアが2276点、Multi-Coreスコアが6173点を記録しています。

さらに、ベンチマークからCPU構成が「1+5+2」(Cortex-X4×1、Cortex-A725×5、Cortex-A520×2)であることも判明しました。Tensor G4の「1+3+4」構成と比べても、高性能コアは1つのままですが、着実な性能向上が見られます。
また、製造ファウンドリがサムスンからTSMCに変更されたとの噂もあります。これにより電力効率、つまりバッテリー持ちの改善も期待できそうです。
ただし、今回のベンチマーク結果は、今ではやや古い世代と言えるSnapdragon 8 Gen 3のスコアをわずかに上回る程度であり、Snapdragon 8 EliteやDimensity 9400など他社の最新ハイエンドチップには及んでいません。
もっとも、これはあくまでプロトタイプ段階での結果にすぎません。Pixel 10シリーズの発売は数ヶ月先とみられており、今後の最適化によって製品版ではさらなるパフォーマンス向上が期待されます。
Source: Wccftech