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2018/6/28 19:00

もうケーブルを引き回さないでOK! ワイヤレス機能を強化したヤマハ「MusicCast」対応機種が一挙5モデル登場

ヤマハは、独自のワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」対応の新製品として、5.1chネットワークAVレシーバー「RX-S602」、ワイヤレスストリーミングスピーカー「MusicCast 50」(WX-051)、「MusicCast 20」(WX-021)や、フロントサラウンドシステム「MusicCast BAR 400」(YAS-408)、ネットワークサブウーファー「MusicCast SUB 100」(NS-NSW100)の5機種を8月上旬から順次発売します。

 

MusicCastは、専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」をインストールしたモバイル端末を使って、家の中に設置した複数のAV機器(MusicCast対応機器)の操作や機器間での音楽コンテンツの共有(配信・受信)などが行えるヤマハ独自のワイヤレスネットワーク機能。今回新たに、2台のワイヤレスストリーミングスピーカーでの左右独立ステレオ再生が行える「MusicCast Stereo」、ワイヤレスストリーミングスピーカーをAVレシーバーやサウンドバーなどと組み合わせてサラウンドスピーカーとして使用できる「MusicCast Surround」のふたつの拡張機能が加わり、リアやサブウーファーをワイヤレス化した5.1chサラウンド環境を簡単に作れるように進化しています。

 

薄型AVレシーバー「RX-S602」

「RX-S602」は、「MusicCast Surround」に対応したネットワークAVレシーバー。ローボードタイプのテレビラックにも設置しやすい高さ111mmの薄型フォルムに、ディスクリート構成アナログパワーアンプや384kHz/32bit D/Aコンバーターなどを採用した高音質設計しています。

 

ハイレゾ音源の再生にも対応し、DSD 11.2MHz、WAV/AIFF 192kHz/32bitまでの音源をサポート。CDと同等のロスレス音楽配信サービス「Deezer HiFi」など豊富なネットワークサービスにも対応しています。

 

4Kテレビと組み合わせて使えるよう、HDR、BT.2020、HDCP2.2、4K/60pパススルー&4Kアップスケーリングに対応した4入力/1出力のHDMI端子を搭載。独自のシネマDSP技術やバーチャル・プレゼンススピーカー機能などにより、さまざまな設置環境で臨場感あふれるシアター空間を創出します。

 

カラーはブラックとチタンの2色。発売は8月下旬予定で、価格は7万3000円(税抜)。

 

サラウンドサウンドを奏でる「MusicCast BAR 400」

「MusicCast BAR 400」(YAS-408)は、テレビ前に設置しやすいスリムなデザインのMusicCast対応サウンドバースピーカー。バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応し、よりリアルなサラウンド音場を再現します。専用ワイヤレスサブウーファーも付属し、迫力の低音も楽しめます。

 

発売は10月中旬予定で、実売予想価格は6万5000円前後(税抜)。

 

リアにも使えるワイヤレススピーカー「MusicCast 50」

「MusicCast 50」(WX-051)、「MusicCast 20」(WX-021)は、Spotifyやradikoなど様々なストリーミング配信サービスに対応したワイヤレススピーカー。2台用意することで左右独立のステレオ再生が行える「MusicCast Stereo」機能や、MusicCast対応のAVレシーバーやサウンドバーと組み合わせてサラウンドスピーカーとして使える「MusicCast Surround」機能に対応し、視聴スタイルやネットワーク構成に応じたさまざまなリスニングスタイルを実現します。

 

上位モデルの「MusicCast 50」は、新開発10cm径アルミコーンウーファーとホーン形バッフルを備えた3cmドームツィーター、専用にチューニングされたパッシブクロスオーバーネットワークを組み合わせたセパレート2ウェイ構成のステレオスピーカー。最大出力35W+35Wのパワーアンプで駆動することで、広いリビングルームを満たすクリアで迫力あるサウンドを実現しています。また、2系統のアナログ音声入力端子(3.5mmステレオミニジャック、ステレオRCAピンジャック)や光デジタル音声入力端子を備え、テレビやオーディオ機器などと接続して使用することも可能です。

 

カラーはブラック、ホワイト、木目/ナチュラルの3色。発売は8月上旬予定で、実売予想価格は6万円前後(税抜)。

 

コンパクトサイズの「MusicCast 20」は、新開発9cm径アルミコーンウーファーと、3cmドームツィーターによるセパレート構成2ウェイモノラルスピーカー。さらに、ウーファーの低音を補強する新開発の大型パッシブラジエーター2個を組み合わせ、最大出力40W(ウーファー用25W、ツィーター用15W)のパワーアンプによって駆動することで、パワフルなサウンドを再生します。

 

カラーはブラックのみ。発売は8月上旬予定で、実売予想価格は3万円前後(税抜)。

 

重低音を楽しめるワイヤレスサブウーファー

「MusicCast SUB 100」は、MusicCast対応のAVレシーバーやワイヤレスストリーミングスピーカーなどと組み合わせて使えるワイヤレスサブウーファー。ケーブル接続の手間が不要で、手軽に迫力ある重低音を楽しむことができます。

 

本体には20cmの大口径スピーカーユニットと130Wの高出力パワーアンプを内蔵。設置場所を選ばないコンパクトサイズでありながら28Hzからの余裕ある重低音再生を実現します。「MusicCast Stereo」での使用時には、ペアリングされたマスターデバイス(ワイヤレスストリーミングスピーカーなど)のタイプに応じてクロスオーバー周波数を自動的に調整するため、より自然な重低音が得られます。

 

また、入口から出口に向かってポートの広がり方を変化させ、さらに「ひねり」を加えることで、ノイズの原因となっていたポート両端での気流の乱れを抑えるヤマハ独自の「ツイステッドフレアポート」を採用。従来型サブウーファーの課題であったポート端部で発生する空気の乱れを大幅に低減し、風切り音や音の濁りを抑えることで、映画の効果音やライブ映像の臨場感もクリアかつ忠実な低音で再現します。

 

発売は10月中旬予定で、実売予想価格は5万円前後(税抜)。

 

MusicCast対応機種なら、室内の美観を損ねるケーブル類をなくし、手軽にホームシアター環境を構築できそうですね。ワイヤレスのオーディオシステムに興味をお持ちのかたは、ぜひチェックしてみて下さい。