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カメラ
2018/9/20 11:00

新進気鋭の風景写真家が語る「アカデミーX」の魅力――初心者から上級者まで納得するそのワケは?

多くの写真ファンの人気を集める富士フイルムX&GFXシリーズ。同社は、それらデジタルカメラを駆使してフォトライフをより楽しむためのセミナーを今春から大幅にリニューアルした。その内容やおすすめの受講方法などを講師の1人でもある写真家・今浦友喜さんに伺った。

アカデミーX講師 今浦友喜さん

1986年、埼玉県生まれ。写真誌の編集者を経て写真家に転向。風景からスナップまで「情景を拾い撮る」スタイルで活動を続ける。作品づくりにとどまらず、写真セミナーなどの講師としても多忙な日々を送る。
https://ja-jp.facebook.com/imaura.yuki

 

↑アカデミーXは、東京会場(富士フイルムイメージングプラザ)、大阪会場(富士フイルム大阪サービスステージョン)、福岡会場(富士フイルム福岡サービスステーション)の全国3か所で開催中

 

■アカデミーXの詳細・申込みはコチラ!
https://imagingplaza.fujifilm.com/academyx

 

魅惑の描画力に惚れ込んだ若き“Xシリーズ使い”

新進気鋭の風景写真家・今浦友喜さん。Xシリーズと出会い、その魅力に心惹かれてしまったという。

「なんといっても色彩美にしびれました。以前はRAW現像、プリントを自宅でしていましたが、狙いどおりに出力するのが一苦労。それがX-T1のJPEGデータをクリエイト(※1)でプリントしたら、一発で最高の仕上がり! 本当に衝撃でした。

 

いま愛用しているのは、X-H1とX-Pro2、それと中判ミラーレスのGFX 50S。私は、紅葉の名所や風景写真家の聖地のような場所に縛られず、琴線に触れた光景を“拾い撮る”スタイルなので、コンパクトなXシリーズはうってつけ。TPOで使い分けますが、特にX-Pro2は携行するだけでワクワクします。シャッターの音もたまりません(笑)」(今浦さん)

↑富士フイルム GFX 50Sを使った今浦さんの作品。「幹から出ていた葉にグッと近づきパースを強め、かわいらしさを狙いました。黄色はハイキーにすると色飽和を起こしがちですが、GFX 50Sの深い色再現はリッチなトーンで描ききっています。『カラークロームエフェクト(※2)』はデジタルの色の常識を塗り替えるほど優れた機能です」(今浦さん)

 

カメラ愛に溢れた今浦さんだけに、その多彩な機能の使いこなしにもこだわりがあり、かつ編集者の経験もあるためか、操作方法などの解説もわかりやすい。CP+で開催された「フォトウォーク」では2年連続で講師を務め、そのナビゲートがすこぶる好評だった。

「デジタルカメラは多機能ですから、意外と皆さん100パーセント使いこなせていなかったりします。中級以上の方でも失礼ながら『こう設定すれば、もっとキレイに撮れるのに』と感じる場面もありました。指導なんておこがましいことじゃなく、少しでもより良い写真表現のためのお手伝いができればと考えています」(今浦さん)

↑「講座では他の参加者にも触発されますし、密度の濃い体験ができると思います」と今浦さん。爽やかなキャラで人気も上昇中だ。「新製品のX-T3も楽しみです!」とメカ好きの横顔も

 

※1:クリエイト・・・富士フイルムが運営するプロラボサービス。リバーサル現像、各種プリント、デジタル出入力サービス等を行う
※2:カラークロームエフェクト・・・GFX 50SやX-T3に搭載されている、彩度が高く階調が出にくい部分に深みのある階調表現を加える機能

 

実践的なアドバイスが新しい表現世界を気づかせる

アカデミーXでの今浦さんの担当セミナーは、直近では『歴史と文化財の町“川越”でスナップ&風景!』撮影講座(9月29日*)が予定されている。

「私の講座では、現場で皆さんがどんなふうに撮りたいのかをお聞きして、具体的なカメラ設定や狙い方のコツなどを丁寧にお伝えしたいです。春の講座での一例を挙げると、露出に迷われていた方に、『ダイナミックレンジ拡張』機能の使い方を説明させていただきました。本機能はハイライトの白トビが自然に抑えられるので汎用性が高く、ノイズが目立つようなこともありません。階調再現が重要な風景写真だからこそ積極的に使っていきたい機能です」(今浦さん)

↑ヒントが満載の、今浦流セミナーの様子。春に開かれた講座では幅広い世代のXユーザーが参加し、今浦さんの話に熱心に耳を傾けていた

 

アカデミーXは今浦さんの講座以外にも、初心者から中・上級者までを対象とした多彩な講座が用意されている。

「中・上級者の方は、経験豊かなプロ写真家による自然風景、ポートレート、スナップ、モノクロなどの実践的な講座がいいと思います。もちろん、Xシリーズ各機種の使い方講座で、操作方法や各種設定を学び直してみるのもいいでしょう。

 

個人的にはXシリーズ対応RAW現像ソフトの講座を受けてみたい(笑)。講師の横山 崇さんはもともと画像処理ソフト開発に携わっていた方で、講座を聞けば目からウロコが落ちること間違いなしです。いずれにしても、まずは1回完結の講座から気軽に試してみるのがおすすめ。実践によって得られる“気づき”は、ガラッと写真を変えられる可能性を秘めていますからね」(今浦さん)

↑東京のセミナールームは富士フイルムイメージングプラザ内。スタジオが併設されていて、ポートレートなど、さまざまな講座で使用することもある。新型カメラやレンズのタッチ&トライコーナーも見逃せない。ギャラリーも要チェックだ

 

【10月の講座にも注目!】

10月21日(日)『昔にタイムスリップ! ~江戸東京たてもの園で風景写真講座~』*

江戸時代から明治、大正、昭和期の建物が復元・保存されている場所で、今浦さんが一味違う風景やスナップ撮影の楽しみ方を教えてくれる。

 

Xシリーズをもっと楽しむための『アカデミーX』 Q&A

Q1 Xシリーズをまだ持っていないのですが、受講可能ですか?

A1 可能です。カメラ貸し出しの講座があります。セミナーごとに対応が異なりますので、お問い合わせ下さい。

 

Q2 仕事帰りでも受講できますか? 土日の講座はありますか?

A2 平日夜の講座や土日の講座もあります。

 

Q3 講座は1クラス何名が定員ですか?

A3 講座によって異なり、8~20名程度。撮影実習を含む講座は16名程度です。

 

Q4 無料講座はありますか?

A4 Xシリーズの使い方を学べる「基礎講座」と「入門講座」は無料です。プロ写真家や専門家による講座は有料で、内容・回数などにより受講料は異なります。

 

Q5 今後、講座の数やバリエーションは増えていくのでしょうか?

A5 いろいろなジャンルやレベルに合わせたセミナーをどんどん増やしていきます。

 

■アカデミーXの詳細・申込みはコチラ!
https://imagingplaza.fujifilm.com/academyx

TEL 050-3786-7034 10:00~17:00(土、日、祝日、富士フイルム休業日を除く)

 

*すでに応募がスタートしているため、申し込みが締め切られている場合があります