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テレビ
2018/11/5 21:25

テレビ購入予定者必見! いま買うなら「4Kチューナー内蔵」モデルが絶対オススメ!

12月1日より放送が開始される「BS/CS 4K放送」。NHKや民放各局では、どのような番組が見られるのか放送プログラムを紹介しているほか、4K放送に関する番組を放送するなど、放送スタートに向けて盛り上がりを見せてきています。

↑4K放送の推進キャラクターを務める深田恭子さん

 

新たに始まる4K放送を見るためには、既存のBS/CS受信設備に加え、4K放送用のチューナーが必要となります。今年の夏までに4Kテレビを購入した人は、外付けタイプの4Kチューナーを追加すれば視聴できるようになりますが、これからテレビの購入や買い替え、追加などを考えている人にオススメなのは、「4Kチューナー内蔵テレビ」です。チューナー内蔵型であれば、別途外付けチューナーを追加する必要がなく、アンテナケーブルをつなぐだけでBS/CS 4K放送が見られるようになります。

↑東芝が発売する外付け4Kチューナー「TT-4K100」(実売予想価格4万円前後)

 

そこで今回は、日本初の4Kチューナー内蔵テレビを発売した東芝REGZA(レグザ)の最新ラインナップ全4機種と、三菱電機、シャープの4Kチューナー内蔵モデルを一挙に紹介します。冬のボーナスや年末商戦でテレビの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

全機種が「4Kチューナー内蔵」

2018年の4Kレグザの最大の特徴は、なんといっても全機種が「4Kチューナー内蔵」なこと。6月6日に発売された日本初の4Kチューナー内蔵テレビ「M520X」を始めとする4機種すべてが4K放送対応のチューナーを内蔵しており、12月1日から放送開始となるBS/CS 4K放送がテレビだけで視聴できます(※)。

※:アンテナなどの既存のBS/CS受信設備が備わっている場合

 

その秘密は、購入後に別送される「BS/CS 4K視聴チップ」。これを装着することでBS/CS 4K放送が可能となります。当初は購入後に申し込み手続きを行ったユーザーに10月ごろより順次郵送されることになっていましたが、現在では製品に同梱されているとのこと。

↑BS/CS 4K視聴チップ

 

いまが買いの4Kチューナー内蔵モデルをチェック

2018年の4Kレグザのラインナップは、フラッグシップとなる4K有機ELモデル「X920」、伝統の“Z”を受け継いだ4K液晶のハイエンドモデル「Z720X」、バズーカオーディオシステムを搭載した4K液晶の高音質モデル「BM620X」、手ごろな価格の4K液晶エントリーモデル「M520X」の4機種。前述したように、すべての機種が4Kチューナーを内蔵しています。

 

まずは各機種の特徴をチェックしていきましょう。

 

画質にこだわるならフラッグシップの「X920」

東芝
4K有機ELレグザ
X920シリーズ

サイズ:65型、55型

 

X920は、「新世代4K有機ELパネル」を採用したレグザの新フラッグシップモデル。新たに開発された映像エンジン「レグザエンジン Evolution PRO」により、最新有機ELパネルの表現力を引き出して4K放送を高画質で楽しめます。

↑上位モデルのみに搭載される映像エンジン「レグザエンジン Evolution PRO」

 

また、ノイズを抑えた高精細な4K画質を実現する超解像技術「BS/CS 4KビューティX PRO」や、立体感のある質感を再現する「HDRリアライザ― PRO」、地デジのノイズを抑えて高精細に4Kアップコンバートする「地デジビューティX PRO」、肌の質感を美しく再現する「美肌リアライザー」などの最先端技術を惜しみなく投入し、従来の地デジ放送やBD・ネット配信動画などあらゆる映像を高画質に再現します。

↑4K映像の種類に応じた処理を行う「BS/CS 4KビューティX PRO」の概要

 

さらに、新開発のスピーカーシステム「有機ELレグザオーディオシステム」を備え、高品位なサウンドを再生。東芝独自の録画システム「タイムシフトマシン」(※)にも対応し、放送済みの過去の番組表から見たい番組がすぐに再生できます。もちろん4K放送も録画可能。地デジ・BS/CS用チューナーは3基で、W録画も行えます。

※:利用には別売のタイムシフトマシン対応USB HDDが必要
↑920X専用の「有機ELレグザオーディオシステム」

 

このほか、画面を2分割して同時に2つの映像を再生する「ダブルウインドウ」機能も搭載。4K放送と地デジ放送、BDレコーダーからの外部入力映像など2つの映像を1画面で同時に視聴することができます。

 

「X920」のレビュー記事はコチラ

プロが太鼓判! BS/CS 4K放送見るなら東芝レグザの有機ELテレビ「X920」がベストチョイス

 

【こんな人にオススメ】

有機ELならではの高コントラストでなめらかな諧調の映像が楽しめるので、画質にこだわりのある人や、映画・ドラマ好きにオススメ! また動きの早い映像でも残像が少なくチラつきにくいので、スポーツ中継をよく見る人にも最適です。

 

画質と音質のバランスが取れた「Z720X」

 

東芝
4K液晶レグザ
Z720Xシリーズ

サイズ:55型、49型

 

Z720Xは、レグザのハイエンド機に受け継がれる“Z”シリーズの名を冠した液晶モデルの最上位機種。バックライトには「新開発全面直下LEDバックライト」を採用しており、LEDを緻密に制御する新開発「リアルブラックエリアコントロール」技術と相まって、高いピーク輝度と濃密な黒の高いコントラストでクリアな臨場感あふれる映像を実現。外光の反射を抑えて約2倍の高コントラストを実現した「高コントラストIPSパネル」も搭載しています。

↑全面直下型LEDバックライトを採用

 

↑2018年の4K液晶レグザで全面直下型LEDバックライトを採用しているのはZ720Xのみ(写真は公開されたカットモデル)

 

映像処理エンジンには、フラッグシップ機「X920」と同様、高い処理能力を誇る「レグザエンジンEvolution PRO」を採用。4K映像のフレームレートに応じて適切なフレームを参照し、三次元ノイズリダクション処理・フレーム超解像処理を実行する「BS/CS 4KビューティX PRO」や、地上デジタル放送の気になるノイズを高精度に抑制しくっきりと映し出す「地デジビューティX PRO」など、様々な高画質化技術であらゆる映像を美しく再生します。

 

画質だけでなく音質にもこだわり、新設計の「重低音バズーカオーディオシステムPRO」を搭載。「重低音バズーカウーファー」と「新型バスレフボックス2ウェイフロントスピーカー」を、総合出力66Wの4.1chマルチアンプにより駆動することで、迫力のある重低音と透明感のあるクリアな音質を再現します。

↑重低音バズーカオーディオシステムPRO

 

レグザならではの録画機能「タイムシフトマシン」も搭載。HDDを接続するだけで、最大6ch分のテレビ番組を丸ごと録画でき、番組表から見たい番組を選ぶように過去の放送番組を視聴できます。番組表から予約する手間や、予約忘れ、録り逃しなどの失敗もグッと減らすことができるので、より一層テレビを楽しめますよ。

↑タイムシフトマシン 過去番組表のイメージ

 

【こんな人にオススメ】

液晶テレビは構造上画面を明るくしやすいので、外光が入り込む明るいリビングなどで視聴することが多い人にオススメ。また、Z720Xは「重低音バズーカオーディオシステムPRO」を搭載しているので、920Xよりも音質面では優れています。外部スピーカーをつけなくても迫力のあるサウンドが楽しめます。

 

手軽に4K放送を楽しめる「M520X」

4K液晶テレビの「M520X」と「BM620X」は、画質などの基本性能は同等ですが、BM620Xのみ「バズーカオーディオシステム」を搭載しています。このバズーカオーディオシステムが必要かどうかで、どちらのモデルにするか決めるとよいでしょう。なお、こちらの2モデルは「タイムシフトマシン」機能を備えていないので、レコーダーを使わずにテレビだけで録画を考えている方は上位モデルを選びましょう。

 

東芝
4K液晶レグザ
M520Xシリーズ

サイズ:65型、55型、50型、43型

 

M520Xは新エンジン「レグザエンジン Evolution」を搭載しており、4K映像をブロックごとに分析して部分ごとに最適な処理を行う「BS/CS 4KビューティX」や、HDR映像のコントラストを緻密に制御して色鮮やかに描く「HDRリアライザー」など、4K/HDR映像を高精細に再現する機能を多数備えています。また、地デジのノイズを抑えてくっきり鮮明に描く「地デジビューティX」も搭載。人の肌の質感を高める「美肌リアライザー」など、4K以外の映像も高画質に楽しむことができます。

↑「地デジビューティX」の効果イメージ

 

4Kチューナーのほか、地デジ・BS/CSチューナーを各3基ずつ備え、W録画も可能。また、「YouTube」や「Netflix」、「dTV」、「DAZN」などのインターネット動画配信サービスにも対応。録画した番組やネットコンテンツのなかから自分の見たい番組を簡単に探し出せる「みるコレ」機能も便利です。

↑「みるコレ」ホーム画面には新着録画やおすすめのコンテンツが表示されます

 

また、スマートスピーカーに向かって話しかけるだけで、さまざまな操作をハンズフリーで行うことができる「スマートスピーカー連携」、2つの番組を同時に表示する「ダブルウインドウ」機能も備えています。

↑2つの番組を同時に表示する「ダブルウインドウ」機能

 

「M520X」のレビュー記事はコチラ

我が家に“日本初”のBS/CS 4Kチューナー搭載レグザ「50M520X」がやってきた!

 

【こんな人にオススメ】

43型モデルなら10万円前後と、4Kチューナー内蔵にもかかわらず手ごろな価格なので、コスパ重視の方にオススメ。また、寝室・子ども部屋などに置く2台目・3台目用にもピッタリです。

 

迫力のサウンドを楽しめる「BM620X」

 

東芝
4K液晶レグザ
BM620Xシリーズ

サイズ:55型、50型、43型

 

画質や機能などの基本性能は「M520X」と同等ですが、こちらは「バズーカオーディオシステム」による迫力のサウンドがウリ。テレビ前面に配置したフルレンジの「クリアダイレクトスピーカー」に加え、広がりと奥行きのある重低音を再生する「重低音バズーカウーファー」を搭載。総合出力40Wの2.1chマルチアンプ駆動と、「レグザサウンドイコライザー・ハイブリッド」の音質補正により、迫力のある重低音と透明感のあるクリアな音質を楽しめます。

↑BM620Xは「重低音バズーカウーファー」を搭載

 

↑前面に配置された「クリアダイレクトスピーカー」で台詞やアナウンスなども聴き取りやすい

 

【こんな人にオススメ】

「薄型テレビの音は迫力が無い」「音量を大きくしても聴き取りにくい」と感じている方はもちろん、「4K画質で映画やドラマを臨場感いっぱいに楽しみたい」と考えている方にもオススメ。サウンドバーやスピーカーを買い足さなくても迫力の音声が楽しめるので、その分の追加費用も浮かせられますね。

 

【オススメモデルまとめ】

・画質にこだわるなら有機ELの「920X」

・画質も音質もバランスよく楽しむなら「Z720X」

・手軽に4K放送を見るなら「M520X」

・迫力のサウンドで4K映像を堪能するなら「BM620X」

 

東芝レグザ以外にも続々登場

三菱電機
REAL 4K RA1000シリーズ

サイズ:58型、50型、40型

4K放送の録画ができる2TBのHDDと、UHD BD対応のBDレコーダーを内蔵した全部入りモデル。HDD、BDドライブを省いた「REAL 4K XS1000シリーズ」もラインナップします。

 

シャープ
アクオス4K AN1/AL1シリーズ

サイズ:60型、50型、45型

4Kチューナーを2基内蔵し、別売の外付けHDDを使用すれば4K放送の裏番組録画が可能。独自のAI機能「COCORO VISION」により様々な情報を画面に表示します。

 

4Kチューナー内蔵テレビは各メーカーが次々に発表しており、来年以降は4Kチューナー内蔵が当たり前になってくると予想されています。「どうせ4K放送なんて見ないし……」と思っている方も、今後4K放送でしか見られない番組が増えていけば、「やっぱり4K内蔵モデルにしておけばよかった」と後悔してしまうかもしれません。いまからテレビを購入するなら、絶対「4Kチューナー内蔵テレビ」がオススメですよ!