標準ズームで街並みや鉄道をスナップ!
立川駅から青梅線の電車に乗り、まず最初に降り立ったのは「青梅駅」。この青梅の街には、往年の名作映画の看板が数多く掲げられていて“昭和レトロ”の雰囲気が満喫できる。
※【2018年11月8日編集部追記】2018年10月、老朽化などの理由により、映画看板は一部を除いて撤去されました。本記事に掲載されている写真は2018年9月に撮影したものです
ということで、このあとの奥多摩の自然撮影の前に、まずは街スナップを楽しんでみたい。なお、この街スナップでは、主に標準ズームの「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.」(実売価格9万7810円)を使用した。
昭和レトロな街並みは、そのまま普通に撮影しても絵になるが、好みの色調や画質(コントラストや彩度など)が設定できる「仕上がり設定(パナソニック LUMIXだとフォトスタイル)」などを調整することで、よりレトロな雰囲気にできるだろう。
次の写真では、往年の白黒写真をイメージして、ハイコントラストでダイナミックなモノクロ描写が得られる「L.モノクロームD」の設定を使用した。
続いては、温かみのある色調にするため、まずホワイトバランスを「日陰」に設定。そのうえで、レトロな雰囲気が得られるフォトスタイルを探る。いろいろ見比べた結果「シネライクV」が良い雰囲気。さらに、色褪せた感じに仕上げるため、彩度を「-5」に調整した。
そして、青梅の街並みを散策したあとは、再び青梅線の奥多摩行きに乗車した。
青梅駅を出発し、奥多摩方面へ移動中。車窓から見える“流れる周囲の木々”を低速シャッターで撮影し、列車の疾走感を表現した。
そうこうしているうちに、電車は目的の沢井駅に到着。ホームに降り立ち、標準ズームの広角域で、木製の案内板と乗ってきた列車を写し込んだ。
沢井駅から多摩川沿いに出て、吊り橋を渡って対岸の寒山寺へ。そこから、いま渡ってきた吊り橋の「楓橋」を入れながら渓谷風景を撮影する。