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2018/12/25 17:00

【2018年年末版】シアタースピーカーは「首掛け」にすべきか「バータイプ」にすべきか? 4モデル4項目比較で専門家が診断

動画配信サービスの普及で、映像コンテンツを気軽に楽しめるようになりました。臨場感を一層高めるシアタースピーカーは、バー型が主流でしたが、首掛け型がいま勢いを増しています。2018年〜2019年の年末年始、買うべきはどちらなのでしょうか? 専門家がA/B/Cの3段階で評価します。

 

【テスト概要】

【設置性】

バータイプでは、ボディの形状や大きさ、セッティングのしやすさなどをチェック。首掛けタイプでは、装着感や着脱のしやすさに加えて、初期設定や充電のわかりやすさを検証しました。

【臨場感】

音の広がりや、定位感といったサラウンド性能を中心に、コンテンツ内の「現場にいる感覚」をどれだけリアルに感じられるかを重視。映像と音声がうまく融合しているかもチェックしました。

【聴き取りやすさ】

人のセリフがはっきりと聴き取れるか。また、ひとつひとつの音が周囲の音に埋もれることなく、きちんと聞こえているかを確認。大音量から小音量まで、様々なパターンで検証しました。

【機能性】

入出力方式やワイヤレス機能、対応するBluetoothコーデックといった付加機能をチェック。本体に備えるボタンやインジケーター、リモコンや専用アプリなどの操作性も確認しました。

 

【テストした人】

テクニカルライター 湯浅顕人さん

PC&AVのライター。好きな映画は自宅のホームシアターで楽しんでいます。物体の移動を感じる定位感を重視。

 

迫力を味わえるバータイプか手軽に使える首掛けタイプか

NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画サービスが普及したことで、多くの人が高画質な映像コンテンツを手軽に楽しめるようになりました。一方で、薄型テレビに内蔵されているスピーカーは奥行きが確保できないため、十分な音質が得られません。

 

そこでいま需要が高まっているのが、手軽に音質を高画質に見合うクオリティへと改善できるシアタースピーカー。従来から人気の高い「バータイプ」に加えて、ワイヤレス接続してパーソナルに楽しめる「首掛けタイプ」が登場して話題を呼んでいます。

 

バータイプは音の広がりや迫力に優れますが、設置するにはテレビ前に一定のスペースを必要とする点がデメリット。価格も、首掛けタイプより高いです。また、バータイプでも、バーのみの製品と、低音を強化するサブウーファーが付属する製品があることにも注意。省スペース性を取るか、さらなる設置の煩わしさを我慢して低音の迫力を出すか、という選択を迫られます。

 

一方の首掛けタイプは、コンパクトで手軽に扱える点と、リーズナブルな価格が魅力。耳元で音が鳴るため一定の臨場感は味わえるものの、バータイプに比べると迫力やサラウンド感は少々劣ります。

 

<部屋いっぱいに広がるサウンドで映画館の迫力と臨場感を味わえるバータイプ編>

【その1】1本だけで広がりのある音を実現

ボーズ

Bose Soundbar 500

実売価格7万1200円

部屋の壁の反響を利用して最適なサラウンド効果を生み出す自動音場補正機能「ADAPTiQ」を搭載。スリムな本体ながら、ノイズを抑えたクリアな重低音を実現しています。音声アシスタント「Amazon Alexa」に対応。

SPEC●ドライバー:非公開●再生周波数帯域:非公開●ワイヤレス機能:Bluetooth/Wi-Fi●質量:3.16kg●サポート方式:Dolby Digital●接続端子:HDMI(ARC対応)×1、光デジタル×1、USB×1●付属品:ADAPTiQヘッドセット、HDMIケーブルほか●サイズ:W800×H44.4×D101.6㎜

 

【設置性:B】

部屋の形状に合わせて自動でセッティング

設置するのは1本のバーのみだが多少のスペースは必要。付属のADAPTiQヘッドセット(上)を使えばサラウンド機能が自動セッティングされます。

 

【臨場感:A】

人や物体の位置と移動がハッキリわかる

音の輪郭がクッキリで定位感に優れる。スリムなバーだけで、真横や後ろから音を感じるほどサラウンド効果が高いです。縦方向の広がりはまずまず。

 

【聴き取りやすさ:A】

ボリュームを下げても音がしっかり聴こえる

独自の設計により音が粒立つようにクッキリで、セリフや細かい音もよく聴き取れます。小音量でもしっかり聴こえるので、夜間も楽しめました。

 

【機能性:A】

「アレクサ、ボリューム上げて」が便利だった

「Amazon Alexa」は、大音量再生中でも音声指示を認識してくれました。本体の操作はもちろん、ニュースや天気予報を聞くことも可能。

 

【その2】前後左右に加えて高低の3Dサラウンドを堪能

ヤマハ

MusicCast BAR 400 YAS-408

実売価格6万9800円

バースピーカーとサブウーファーのセット。前後左右に加えて、高さ方向も再現できる仮想3Dサラウンド「DTS Virtual:X」を装備。テレビ番組、音楽、スポーツなど、コンテンツのジャンルに合わせたサウンドモードが用意されています。

SPEC●ドライバー:4.6cm×4、2.5cm×2●再生周波数帯域:40Hz~23kHz●ワイヤレス機能:Bluetooth/Wi-Fi●質量:2.7kg(バー)】●実用最大出力:50W×2(バー)、100W(サブウーファー)●接続端子:HDMI(ARC対応)、光デジタル×1、LAN×1、USB×1●サイズ(バー):W980×H60×D110.5㎜●サイズ/質量(サブウーファー)W181×H417×D405㎜/9.4㎏

 

【設置性:C】

ワイヤレスウーファーの設置スペースが必要

ウーファーはワイヤレス対応ですが、電源ケーブルの接続が必要。バーはコンパクトで、テレビ前のわずかなスペースにも設置できました。

 

【臨場感:A】

映画館のような広がりを感じられるサラウンド

左右に加えて高さ方向にも音が広がり、迫力のある音で周囲が満たされる感覚。サラウンドオフで、もう少し音の厚みがあればなお良し。

 

【聴き取りやすさ:A】

バラエティやドラマ視聴で「クリアボイス」が効果的

「クリアボイス」をオンにすると声がクッキリとし、不自然さもない。サラウンドのMovieモードでは、セリフの輪郭がややボケます。

 

【機能性:A】

タッチ操作は十分快適でインジケーターも見やすい

物理ボタンのない本体はタッチ操作対応。各種モードを表すLEDも視認性が高いです。「MusicCast CONTROLLER」アプリでも操作や設定が可能。

 

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