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2019/4/10 18:30

ワイヤレス時代の新常識! 「手軽さ+α」なオーディオ&スピーカー選び方講座

ポータブルオーディオ市場ではBluetoothを使ったワイヤレスイヤホン/ヘッドホンが人気を集めており、メーカーによっては売上金額の半数以上をワイヤレス製品が占める場合もあるそうです。ワイヤレス化の波はホームオーディオにも波及しており、最近では、スマートフォンで手軽にワイヤレス再生が楽しめるBluetoothスピーカーが人気となっています。

 

スマホさえあれば音楽が聴ける手軽さが人気のBluetoothスピーカーですが、「CDやラジオも聴きたい」「テレビにつなげて迫力のサウンドを楽しみたい」という方には、プラスアルファの機能を備えたオーディオ機器も選択肢に入ってくるでしょう。そこで今回は、目的や生活環境に応じたオススメのオーディオ機器10モデルを紹介します。

 

最も手軽な「Bluetoothスピーカー」

いま最も手軽なホームオーディオといえば「Bluetoothスピーカー」。スマホなどからワイヤレスで音楽を伝送すれば、どこにいても自由に音楽が楽しめます。また、タブレットなどで動画を視聴する際に、Bluetoothスピーカーを組み合わせると、より臨場感のあるサウンドで映像を楽しむことができます。

 

Bluetoothスピーカーには、大きくわけて2種類のタイプがあります。バッテリーを内蔵した「ポータブルタイプ」は、家じゅうどこでも持ち運んで好きな場所で音楽を楽しめる手軽さが特徴。朝は食卓で、夜はベッドサイドで、というように1台あれば色々な場所で音楽が楽しめます。防水設計となっている機種も多く、キッチンや浴室などの水回りや屋外でも使うことができるので、より幅広いシーンで活用できますね。

 

デメリットは、バッテリーを充電する必要があり、うっかり充電を忘れてしまうとまったく使えなくなってしまう点。また、据え置きタイプに比べて出力が弱くそこまで大きな音を出せないため、広い部屋やパーティー会場などで使うのであればパワー不足を感じるかもしれません。

 

<ポータブルタイプのオススメモデル>

【その1】

水没OKの高い防水性が魅力

JBL
Flip 4

実売価格9050円

水没にも耐えるIPX7準拠の防水性能を備えたポータブルタイプのBluetoothスピーカー。同時に100台以上のスピーカーと接続が可能な「JBLコネクトプラス機能」や、2台までのスマホを接続し、音楽を交互に再生できる「ソーシャルモード機能」など、多彩な機能が特徴です。連続再生時間は最大約12時間。

 

【その2】

重低音とLEDライトの点滅で盛り上げる

ソニー
SRS-XB31

実売価格1万3600円

迫力の重低音を楽しめるEXTRA BASS(エクストラベース)シリーズのポータブルBluetoothスピーカー。スピーカー前面部分に備えたライトが曲に合わせて光る「ライティング機能」を搭載し、パーティームードを盛り上げます。IPX7相当の防水性能により、水回りやアウトドアでも使用可能。連続再生時間は最大約24時間(ライティング機能オフ時)。

 

一方、AC電源を利用する「据え置きタイプ」は、従来のオーディオのように定位置を決めて設置するもので、コンセントがある場所でしか使えないというデメリットがありますが、全体的にパワフルで大音量再生できる機種が多く、広い部屋やパーティー会場のような騒がしい場所でもしっかり音楽を楽しめます。バッテリーを充電する手間もいらず、うっかり充電忘れの心配もありません。

 

<据え置きタイプのオススメモデル>

【その1】

細部までこだわったアンプ型デザイン

フェンダー
MONTEREY

実売価格4万7810円

クラシックなギターアンプのデザインを採用した据え置きタイプのBluetoothスピーカー。スイッチやコントロールノブの形状など、細部にまでこだわっています。ステレオミニ入力のほか、RCA端子も備えているので、フォノイコライザーを内蔵したレコードプレーヤーなどを直接接続することも可能。最大出力は120W。

 

【その2】

ハイレゾ再生にも対応した高音質設計

オラソニック
IA-BT7

実売価格3万460円

重量感のあるウッドキャビネットに、アルミのフロントパネル組み合わせたレトロなデザインが特徴の据え置き型Bluetoothスピーカー。中央に大口径11cmのウーファーを備え、筐体の大きさからは想像できない重低音を再生します。LDACやaptX HDなど高音質コーデックに対応するほか、入力した音源を96kHz/24bitのハイレゾ相当に変換するアップコンバート機能も備えています。最大出力は40W。

 

CDも聴きたいなら「一体型プレーヤー」

Bluetoothスピーカーは手軽な反面、CDやラジオなどの再生はできない機種がほとんど。まだまだCDを再生したい、ラジオも聴きたい、という方には、スピーカーを内蔵した「一体型プレーヤー」がオススメ。近年はBluetoothに対応しているモデルが多いので、従来のCDラジオのようにも、Bluetoothスピーカーのようにも使うことができます。

 

<一体型プレーヤーのオススメモデル>

【その1】

レトロなデザインが懐かしさを誘う

ドウシシャ
SANSUI SMS-820BT

実売価格2万1380円

スピーカーグリル格子デザインやアルミ素材の音量・ファンクションつまみ、木目調の筐体などレトロ感あふれるデザインのSANSUIブランドのCDステレオシステム。スピーカーを内蔵した一体型で、CDやFMラジオのほか、USBメモリ、Bluetoothワイヤレス再生にも対応しています。

 

【その2】

あらゆる音をハイレゾ相当にアップコンバート

東芝エルイートレーディング
Aurex TY-AH1

実売価格1万8590円

CDやラジオ、Bluetoothの音源もハイレゾ相当の高音質にアップコンバートして再生するAurexブランドの一体型プレーヤー。192kHz/24bitのハイレゾ再生に対応する40Wのスピーカーシステム搭載し、USBメモリやPCを接続してハイレゾ音源の再生も可能です。マイク入力端子を装備しており、別売のマイクをつなげばカラオケも楽しめます。カセットデッキを備えたモデル「TY-AK1」もラインナップ。

 

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