AV
カメラ
2019/4/26 19:00

ソニーから“指でつまめる”本格派カメラ登場! 「お散歩カメラ」に最高なのでは?

寒さに凍える冬が終わり、お出かけが楽しい季節がやってきましたね。眺めの良いスポットでのんびり過ごしたり、近所の街を散策したり、心地良い風に吹かれたりすると気分もリフレッシュできます。そんなとき、気軽に持ち歩けるカメラが登場しました。4月12日発売のソニー「RX0 II(DSC-RX0M2)」です。ほら! こんなに小さくてかわいい!

↑指でつまめるほど小さなボディの「RX0 II」。実売価格は9万1670円
ソニー デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX0M2

ソニー デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX0M2

113,000円(11/22 03:51時点)
Amazonの情報を掲載しています

 

小さくても機能は本格派! しかも超タフなんです

RX0 IIの本体サイズは59.0×40.5×35.0mmで、重量は約132g(付属バッテリーNP-BJ1とmicroSDメモリーカードを装着した場合)。かなり小型&軽量ですが、いわゆる“高級コンデジ”と同等クラスの1.0型CMOSセンサー(総画素数は約2100万画素、有効画素数約1530万画素)を搭載しており、実は本格派デジタルカメラなのです。レンズはツァイスの24mm相当/F4.0の広角レンズを装備。

↑小型ながら、水深10mの防水性能をはじめ、防塵、耐衝撃、耐荷重といったタフネス性能を追求した堅牢なボディ。本体上部に電源ボタンとシャッターボタンを備えています

 

↑マルチ/マイクロUSB端子 、Hi-Speed USB(USB2.0対応)、HDMIマイクロ端子、マイク端子(3.5mmステレオミニジャック)が装備されています。液晶モニターは1.5インチ

 

前機種「RX0」からの主な進化ポイントとしては、液晶モニターがチルト式になったこと、画像処理エンジンBIONZ Xで約1.8倍の高速処理が可能になったこと、4K動画の本体内記録が可能になったこと、最短撮影距離が20cmになり、より近距離での撮影が可能になったことなどが挙げられます。

↑モニターは上方向約180度、下方向約90度の角度調整が可能。180度開くと、モニターの映像が上下反転します。ちなみに、モニターをチルトさせた状態でも防水・防塵性能は維持されます

 

そのほか、最高16コマ/秒の高速連写(「速度優先連続撮影」モード時)や、被写体の瞳にピントを合わせられる「瞳AF」など、動きが速い被写体や人物を捉える機能も備えています。

 

自撮りにも便利なアクセサリーを用意

これほど小さなボディだと「しっかりホールドして撮影できないのでは?」と不安に感じる人もいるでしょう。そこで役立つのが、シューティンググリップ「VCT-SGR1」(実売価格8960 円)です。ただし、グリップを付けるときには裏の蓋を開けるため、防水ではなくなる点にはご注意を。

↑シューティンググリップ「VCT-SGR1」を装着したところ

 

↑自撮りをする際にはモニターを180度開き、グリップのシャッターボタンを使うと撮りやすいです

 

↑VCT-SGR1はミニ三脚としても利用できます

「プレミアムおまかせオート」でどこまで撮れる?

さて、それではさっそく撮影に出かけましょう。

 

ここでひとつ、お断りが。私は業務でソニーのデジタル一眼カメラを使っていますが、カメラについてはほぼ素人。スマホが専門ジャンルなので余計なことはせず、今回のレビューでは“とにかく楽に撮影すること”を重視することにしました。ですので、撮影モードは「プレミアムおまかせオート」一択で撮影しています。

 

私のような“ざっくり派だけど本格的な写真が撮りたい!”人向けに、「プレミアムおまかせオート」でどこまでいけるかを試してみましたので、参考にしてみてくださいね(もちろん、露出やISO感度などを通常のコンデジのように詳細に設定することも可能です)。

 

まずは屋外の写真から。天気の良い日に海へ出かけました。シャッターを押しただけで、こんなにくっきりと風景が撮影できます。

↑空と海の青さが美しく表現されています

 

↑広がりのある風景が撮影できました

 

ここで少し気になったのは、RX0 IIはモニターが小さいぶん、日中の強い日差しがあたるとメニューが見づらく厳しいときも……。撮影したデータをしっかり確認したい場合は、後述のスマホアプリを利用するとよいかもしれません。

 

使ってわかった「チルトモニター」のありがたさ

次に、チルトモニターを活かした撮影をしてみました。低い位置から波を撮っています。防水なので安心ですね。

↑波の泡を鮮明に撮影することができました

 

↑チルトモニターの角度を変えれば、低い視点でも楽に確認できます

 

さて、チルトモニターといえば自撮りもせねばなりません。VCT-SGR1を装着してトライしてみます。旅行に出かけたときなど、風景を入れたいシーンを想定して撮影しました。どうですか?奥の富士山までしっかり写っていますね!

↑24mm相当(35mm判換算)の広角レンズだから背景もばっちり!

 

散歩中に見つけた花も撮影しました。背の低い花も、カメラを下にかまえれば楽々撮れます。ボディが小さいメリットでもありますね。

↑花の色も鮮やかに表現されています

 

意外なところでは、Instagramによく投稿されている俯瞰写真を撮るときにもこのチルトモニターが役立ちました。私はスマホで俯瞰写真を撮影するときには立ち上がって撮影しているのですが、RX0 IIならチルトモニターを動かして座ったまま撮ることができます。これは楽なだけでなく、店内で目立たずに済んだので助かりました。

↑俯瞰で撮った食べ物の写真

 

↑斜めからも撮影してみました。店内は窓が大きく、ほぼ自然光でした

 

室内/夜景もオートでも試してみた

続いて、室内でのスナップです。カメラやスマホを構えると逃げ出してしまう、気弱な我が家の猫を撮影しました。寝ぼけているのもありますが、本体が小さいからか、カメラをグッと近づけても動揺していません。こんなに近づいて撮れるのは、最短撮影距離20cmならではですね。

↑猫のふわふわな毛もしっかり描写されています

 

また、レストランにありがちな暗い照明下での撮影も試してみました。シャッターを押すだけで、これだけはっきりと写ります。夜景は夜桜の撮影にチャレンジ。ライトに浮かび上がる桜が美しいですね。

↑ムーディな暗い照明のレストランで食べ物を撮影しました

 

↑室内の明かりも美しく表現されています

 

↑夜桜もくっきり写っています

 

撮影した写真はアプリでスマホへ!

こうして撮影した写真は、microSDカードでパソコンに移すだけでなく、アプリ「Imaging Edge Mobile」でスマホに転送することができます。RX0 IIとスマホをQRコードで接続し、スマホかカメラで画像を選んで保存します。いまどきのスマホは大画面なので、スマホで確認するほうが見やすいかもしれません。

 

また、動画もアプリ「Movie Edit add-on」で加工することで、ジンバル撮影のような、なめらかな映像に補正することができます。試してみたところ、階段を降りたり、がくんと手ぶれしてしまったりした箇所がスムーズな流れに修正されていました。アスペクト比の変更やトリミング機能もあるので、SNSへの投稿にも便利に使えますね。

↑スマホとの接続はQRコードで簡単にできます

 

↑スマホの画面で転送する写真を選ぶことができます

 

RX0 IIは上着のポケットにも入る小型かつ軽量なボディにも関わらず、オートで撮影してもここまで美しい写真を撮ることができました。ウデに自信はないけど本格的な写真が撮りたい人、カメラの重さに悩んでいる人、スマホでの撮影に物足りなさを感じている人などはぜひ検討してみてくださいね。

 

ソニー

Cyber-Shot RX DSC-RX0M2

実売価格9万1670円

ソニー デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX0M2

ソニー デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX0M2

113,000円(11/22 03:51時点)
Amazonの情報を掲載しています