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2019/5/8 19:00

ソニー「ブラビア」から初の4Kチューナー内蔵モデル登場! これで主要5社揃いぶみ!

ソニーは、「BRAVIA(ブラビア)」ブランドより4K有機ELテレビ「A9G」「A8G」と、4K液晶テレビ「X9500G」「X8550G」「X8500G」「X8000G」の計6機種を5月25日より順次発売します。このうち、「A9G」「X9500G」「X8550G」「X8500G」の4機種は、同社初となるBS/CS 4Kチューナーを2基内蔵。外付けチューナー不要で高画質な新4K衛星放送を視聴することができ、裏番組録画にも対応します。

↑77型有機ELテレビ「KJ-77A9G」

 

画質と音質に磨きをかけた新フラッグシップ

4K有機ELテレビは、BS/CS 4Kダブルチューナー内蔵の「A9G」と、BS/CS 4Kチューナーを内蔵しないスタンダード機「A8G」の2機種をラインナップ。A9Gは同社のフラッグシップ機にのみ冠せられる「MASTER Series(マスターシリーズ)」として位置づけられています。

 

A9Gは、最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。映像のノイズ除去性能が向上したほか、物体ごとに最適な超解像処理を行う「オブジェクト型超解像」や、細部までコントラストを高める「HDRリマスター」により、大画面でも精細な高画質映像を楽しめます。また、独自の有機ELパネル制御技術「Pixel Contrast Booster」により、画面全体が明るい映像や、画面の一部だけが明るくなるようなシーンでも、コントラストの高い映像を再現します。

↑65型の「KJ-65A9G」

 

音質面では、画面を振動させて音を放出する独自の「Acoustic Surface Audio」技術がさらに進化した「Acoustic Surface Audio+」となり、音質を維持したまま本体の薄型化を実現。新開発のアクチュエーター(振動素子)とサブウーファーにより、2.2ch/総出力60Wのクリアなサウンドを再生します。立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応。

↑左が従来のサブウーファーで右がA9Gのサブウーファー。大幅に薄型化されていることがわかります

 

A8Gは、映像プロセッサー「X1 Extreme」や、画面から音を出す音響技術「Acoustic Surface Audio」を搭載。BS/CS 4Kチューナーを搭載していないので、すでに外付けチューナーを持っている方や新4K衛星放送は見ないという方はこちらを選んでもよいでしょう。

↑65型の「KJ-65A8G」

 

液晶モデルは自分に合った機種を選べる幅広いラインナップ

4K液晶テレビは、2018年10月に発売された「Z9F」シリーズが引き続きフラッグシップモデルという位置づけで、今モデルはハイエンドの「X9500G」、ミドルクラスの「X8550G」「X8500G」、エントリークラスの「X8000G」というラインナップとなります。X8000G以外の機種はすべてBS/CS 4Kダブルチューナー内蔵。

↑ハイエンドとなるX9500Gは85型から49型まで幅広いサイズを揃えます

 

X9500Gは、A9Gと同様、最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。このほか、動きの速い映像で明るさを保ったまま残像感を低減できる独自技術「X-Motion Clarity」や、高コントラストなパネルで広視野角を可能にする新技術「X-Wide Angle」(85/75型のみ)、直下型LEDバックライト(部分駆動対応)などの高画質化技術を搭載しています。

↑65型の「KJ-65X9500G」

 

音質面では、画面下部に備えるフルレンジスピーカーに加え、画面上部に新たに「サウンドポジショニング ツイーター」を搭載(※)。高音域を強化するほか、音像の定位を引き上げて画面から音が出ているような自然な聴こえ方を実現する「Acoustic Multi-Audio」に対応しています。

※:49型モデルを除く、X9500G/X8550Gに搭載

 

「X8550G」と「X8500G」は、画面サイズが異なるインチ違いモデル(X8550Gのみ「Acoustic Multi-Audio」に対応)。75/65/55型がX8550G、49/43型がX8500Gとなります。いずれも「HDR X1」プロセッサーを搭載するほか、120Hzの倍速駆動パネルを採用。

↑75型の「KJ-75X8550G」

 

「X8000G」は、地デジ放送などのHDコンテンツも4K映像にアップコンバートする超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載。テレビ番組やネット動画を主に見るという方にオススメなエントリーモデルです。

 

↑65型の「KJ-65X8000G」

 

画面サイズや予算に応じて選べる幅広いラインナップを揃えた2019年のソニー「ブラビア」ですが、トピックは同社初となるBS/CS 4Kチューナーを内蔵したこと。これで国内テレビメーカー主要5社のすべてで4Kチューナー内蔵テレビが出揃ったことになり、新4K衛星放送を視聴したいユーザーの選択肢が増えました。来年に控えた東京五輪に向けて、4Kテレビ市場はさらに活況となりそうです。

 

【ラインナップ】

パネルシリーズ名4Kチューナーサイズ発売日実売予想価格
(税抜)
有機ELA9G77型6月15日100万円前後
65型6月8日55万円前後
55型35万円前後
A8G×65型7月13日50万円前後
55型30万円前後
液晶X9500G85型6月8日70万円前後
75型55万円前後
65型33万円前後
55型23万円前後
49型18万円前後
X8550G75型45万円前後
65型28万円前後
55型20万円前後
X8500G49型16万円前後
43型14万5000円前後
X8000G×65型5月25日22万円前後
55型16万円前後
49型13万円前後
43型11万円前後