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2019/5/30 18:59

α6000/α6300/α6400/α6500は何が違う? ソニーの「人気ミラーレスカメラ」を超わかりやすく比較!

新製品が発売されると、そちらにばかり注目がいってしまいがちだが、なかには個性の違いがはっきりすみわけられ、旧モデルが長く併売されるケースも存在する。ソニーのミラーレスカメラ「α6000シリーズ」もその1つ。現時点で初代α6000を含む4モデルが併売されているのだ。その違いについて見ていこう。

※α6300については、ソニーストアを含む一部ショップで販売が終了しています

 

【初代/α6000】エントリーモデル「α5000」の上位機として誕生

α6000
実売価格(ボディ/税別):5万2260円

かつてのNEXの流れを汲むAPS-Cサイズの撮像素子と上面がフラットなデザインを持つエントリーモデル「α5000」の上位機として2014年に登場したのが、シリーズ初代モデル「α6000」だ。撮像素子は約2430万画素CMOSセンサー。144万ドットのEVFを搭載し、AFは像面位相差AFとコントラストAFによるファストハイブリッドAF。背面モニターは上方90度、下方45度のチルトも可能だ。そしてα5000シリーズでは省略されているアクセサリーシューも装備する。

 

【二代目/α6300】基本スペックが総合的に進化

α6300
実売価格(ボディ/税別):7万2570円

2016年3月、α6000を進化させたのがα6300だ。なぜかα6100とα6200は存在せず、いきなり6300になった。撮像素子は約2420万画素CMOSセンサー。画素数こそα6000とほぼ同じだが、銅配線を採用した新型だ。14bit RAWにも対応し、より高画質が楽しめる。

 

また最高ISO感度もα6000のISO25600からα6300は常用ISO25600、拡張ISO51200になった。さらにAFは425点の像面位相差AF(α6000は179点像面位相差AF)。約0.05秒のAF速度を実現し、一瞬に強くなっている。EVFは235万ドットの有機ELを採用。さらに4K動画も撮影できる。

 

【三代目/α6500】5段分の手ブレ補正機構を内蔵。タッチ操作にも対応

α6500
実売価格(ボディ/税別):12万880円

2016年10月に登場したのがα6500。α6300の上位モデルになる。α6300とほぼ同じデザインだがグリップが大きくなり、望遠レンズなど重さのあるレンズを装着してもしっかり握れるようになった。またカスタムボタンがα6300の2つからα6500は3つに増え、よりスピーディーな操作が可能になった。

 

撮像素子の画素数は変わらないものの、ISO感度の最高は常用ISO51200に進化。またAFもα6300を踏襲しているが、動画撮影時のAF速度が高速化されている。

 

そしてα6500の最大の特徴といえるのが、5段分の手ブレ補正機構を内蔵していることだ。これにより手ブレ補正を持たないレンズを装着しても手ブレ補正効果が得られ、暗所などのスローシャッター時に強くなった。そして背面モニターはタッチパネルを採用。ファインダーを覗いた状態で右手の親指でモニターをタッチして測距点を移動できるタッチパッド機能も装備する。425点像面位相差AFや8コマ/秒の連写速度はα6300と同じだ。

 

【四代目/α6400】AI技術の採用などでAFが進化! 自撮りにも対応

α6400
実売価格(ボディ/税別):10万8760円

シリーズ最新モデルとなるのが、2019年に発売されたばかりのα6400だ。画素数は2420万画素でα6500やα6300と同じだが、画像処理エンジンは新型のBIONZ Xを搭載。瞳AFが大幅に進化し、動く人物にも対応するリアルタイム瞳AFを実現している。

 

さらにAI技術を取り入れ、状況が変化しても被写体を追い続けるリアルタイムトラッキングも可能になった。そしてAF速度もα6500、α6300の0.05秒から0.02秒に高速化されている。またα6500とα6300は、像面位相差AFは425点だがコントラストAFでは169点になるのに対し、α6400は像面位相差AFもコントラストAFも425点だ。

 

ISO感度の最高は常用ISO32000、拡張でISO102400になった。チルト式の背面モニターはα6000シリーズ共通だが、α6400では上方180度のチルトが可能になり、自撮りが行える。タッチパネルの採用もα6500と同様だ。

 

α6300から進化しているのはもちろん、α6500に勝る部分も多いが、ボディ内手ブレ補正は搭載されていない。その点を踏まえて「α6400」という製品名になったと思われる。

 

【まとめ】α6000シリーズ4モデルの主な違い

代を重ねるごとに進化してきたα6000シリーズだが、4モデルともセンサーサイズや画素数、連写スピードなどはほぼ同じ。ではどこが違うのか、カメラ購入時に気になる部分を中心に改めて見ていこう。

 

<実売価格(ボディ/税別)>※2019年5月末時点(編集部調べ)

α6000 5万2260円
α6300 7万2570円
α6500 12万880円
α6400 10万8760円

前提として、価格が大きく異なる。この価格差を念頭に、機能とのバランスを含めて比較・検討するとよいだろう。

 

<手ブレ補正>

α6000
α6300
α6500
α6400

手ブレ補正については、α6500のみ対応。特に最新モデルα6400と比較したとき、価格で上回るα6500を選ぶかどうかはこの手ブレ補正が必要かどうかが大きなカギとなるだろう。

 

<背面モニターのタッチ操作>

α6000
α6300
α6500
α6400

最近のカメラではおなじみの背面モニターのタッチ操作は、比較的発売が新しいα6500、α6400が対応している。ちなみに、全モデルともモニターの角度を変更できるチルト式を採用しているが、α6400のみ自撮り時に役立つ上方180度のチルトが可能。

 

<重さ>

α6000 約344g
α6300 約404g
α6500 約453g
α6400 約403g

重さに関しては、α6300とα6400がほぼ同じで、α6000はそれよりも50gほど軽く、逆にα6500は50gほど重い。持ち運ぶことを考えると意外と50gの差は大きいかもしれない。

 

<4K動画記録>

α6000
α6300
α6500
α6400

4K動画記録については、α6000以外の3モデルが4K/30p動画記録に対応する。

 

<AF測距点数(位相差検出方式/コントラスト検出方式>

α6000 179点/25点
α6300 425点/169点
α6500 425点/169点
α6400 425点/425点

AF測距点数はα6400が最多。最新モデルだけあってAFスピードや精度、追従性なども進化しており、AFに関していえばα6400の優秀さが際立っている。

 

<連続撮影枚数(RAW+JPEG時)

α6000 21枚
α6300 21枚
α6500 100枚
α6400 44枚

連写スピードは全モデルとも約11コマ/秒で同等だが、連続撮影枚数が大きく異なる。当然ながら、連続撮影枚数が多いほうが動きモノを撮影する際にシャッターチャンスを逃しにくい。

 

もちろん、上記以外にも大小含めて違いは存在する。購入の際は、まずは自分にとって譲れない点を決め、比較検討していくといいだろう。

 

協力:楽天市場