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カメラ
2019/10/12 18:30

【激推し一点モノ】実用性と趣味性を兼備したAPS-Cミラーレス一眼の到達点はコレ!

本誌カメラ担当 森 有史の「激推し」

小さいカメラをこよなく愛するカメラ担当。手が大きいので、多くの場合、指が余りますが、それでも小ささを最重視

 

キヤノン

EOS M6 Mark Ⅱ(EF-M18-150 IS STM レンズEVFキット)

実売価格18万900円

約3250万画素APS-Cセンサーと、最新の画像処理エンジンDIGIC 8を搭載したミラーレス一眼。AF追従で最高約14コマ/秒の連写が可能です。瞳AFにも対応しており、動画撮影時も同機能を利用できます。別体型のEVFも装着可能。

 

SPEC●撮像素子:有効約3250万画素APS-C●マウント:キヤノンEF-Mマウント●モニター:3.0型ワイド、約104万ドット●連写速度:最高約14コマ/秒●サイズ/質量:約W119.6×H70.0×D49.2mm/約408g(ボディ)

 

ミラーレス市場は、フルサイズ機に注目が集まりがちですが、この秋はキヤノンとソニーが強力なAPS-C機を発表。その情勢に変化が生じそうです。APS-C機は、解像度や暗所画質などでフルサイズ機に及びませんが、それはあくまでもプロやハイアマクラスでの話。旅行や行事などのイベント撮影や気軽な日常のスナップなどの用途であれば、APS-C機でも十分すぎるほど高画質です。むしろ、ボディもレンズも小型なぶん、上記のようなシチュエーションであれば、APS-C機のほうがメリットは大きいと言えます。

 

EOS M6 MarkⅡは、今秋登場のAPS-Cミラーレスのなかでもイチオシ。本機は、約3250万画素という超高精細なセンサーを備え、毎秒14コマというケタ外れの連写が可能です。これらはいずれもプロ向けの旗艦モデルに匹敵するほどのスペック。それを約408gの小型ボディで実現したのはスゴい。このスペックなら、もっと被写体に寄りたかったときはトリミング&拡大しても十分な解像度をキープできるし、動き回る子どもやペットの決定的瞬間も逃さず連写できます。広範囲で人物の瞳を自動で認識し、ピントを合わせてくれる瞳AFを搭載しているので、初心者にも扱いやすいのがうれしいところ。

 

また、EVFが別体式で、気軽に撮るときは背面モニターを使ったライブビューで、気合を入れて撮るときはEVFを使って集中して、といった使い分けも可能。レバーやダイヤルなどを用いる操作性も秀逸な本機は、高水準の実用性と趣味性を兼備した一台です。

 

露出補正などの割り当てた機能を操作できるダイヤル

↑前機種では露出補正ダイヤルがあった場所に、サブ電子ダイヤルを搭載。割り当てておく機能はカスタムできます

 

親指AFをしやすいボタン一体型のAF/MFスイッチ

↑AF/MFを切り替えられるフォーカスモードスイッチを新搭載。中央にAFスタートボタンを備え、「親指AF」が行いやすい

 

静止画でも動画でも使える瞳AFに対応

↑被写体の瞳を認識したら自動で追い続ける「瞳サーボAF」に対応。動画撮影時も利用可能になるなど、使い勝手が向上しました

 

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