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2019/10/16 13:14

ソニーのノイキャンイヤホンがさらに進化! 最新プロセッサー搭載の「WI-1000XM2」がスゴイ

ソニーは、ノイズキャンセリング機能を備えたネックバンド式のワイヤレスイヤホン「WI-1000XM2」を12月7日に発売します。実売予想価格は3万5000円前後(税抜)。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色。

↑「WI-1000XM2」(ブラック)

 

↑「WI-1000XM2」(プラチナシルバー)

 

WI-1000XM2は、2017年10月に発売された「WI-1000X」の後継機となるモデル。同じく2017年に発売された完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000X」の後継機種であり、今年の7月に発売となった「WF-1000XM3」とは異なり、M2という順当なナンバリングとなっています。

 

WI-1000XM2の最大のポイントは、2018年に発売されたノイズキャンセリング機能搭載の最上位ヘッドホン「WH-1000XM3」で採用された高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」をそのまま搭載していること。前述したWF-1000XM3は、完全ワイヤレス向けに最適化された「QN1e」プロセッサーでしたが、WI-1000XM2ではWH-1000XM3と同等のものを使用しています。

↑QN1プロセッサー

 

QN1プロセッサーは、以前のプロセッサー比で4倍という高い処理能力によりノイズキャンセリング性能を向上させるとともに、内蔵するDACやアンプにより音質も向上させています。

 

また、イヤホンの形状が傾斜のついた「アングルドイヤーピース方式」に変更され、より耳に深く挿入しやすくなったことで遮音性も向上し、パッシブでのノイズキャンセリング性能もアップ。従来と同様、フィード・フォワード方式マイクによる「デュアルノイズセンサーテクノロジー」により、業界最高クラスの消音性能を実現しています。

↑イヤホンが「アングルドイヤーピース方式」に変更に

 

ドライバーは、前モデルと同じ、9mm径ダイナミックドライバーとバランスドアーマチュアドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」を採用。ソニー独自のLDACコーデックにより、ハイレゾ音源も高音質でワイヤレス再生することが可能。また、圧縮音源もハイレゾ相当にアップコンバートする「DSEE HX」により、MP3やストリーミングサービスなどもより高音質で楽しめます。なお、WI-1000XM2ではSBC/AACに加え、LDACでもDSEE HXが効くようになりました。

↑スマホアプリを使えばノイキャン・外音取り込みの効果を20段階に調節できます

 

デザイン面では、ネックバンドがやわらかいシリコン製に変更となり、コンパクトにまとめることができるようになったほか、操作リモコンがL側のイヤホンケーブルに移され、より操作しやすくなっています。また、リモコン部に内蔵された通話用マイクが口元に近づいたことで、ハンズフリー通話時の音質も改善されています。

↑操作リモコンがL側のイヤホンケーブルに移されています

 

↑ネックバンドがシリコン製になったことでコンパクトにまとめられるようになりました

 

連続再生時間は、ノイキャンON時で約10時間、ノイキャンOFF時で約15時間。充電時間は約3.5時間で、10分の充電で約80分使える急速充電にも対応しています。充電端子はUSB Type-C。Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/LDACをサポート。前モデルでサポートしていたaptXおよびaptX HDは廃止されています。

 

Editor’s Eye

筆者は前モデルWI-1000Xを愛用中。短い時間の試聴だったため、音質の変化までは感じ取るとることができませんでしたが、ノイズキャンセリング性能と装着感はかなり向上していると感じました。特に、イヤホンに角度がついたため、より耳に深くフィットするようになったことが大きいと思います。また、ネックバンドがシリコン製になり、コンパクトにたためるようになった点もうれしいところ。WH-1000XM3、WF-1000XM3に続くヒットアイテムになりそう!

 

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