マルチファンクションボタンで簡単操作
Bose Frames本体の操作方法はとてもシンプルです。右側のリムに金色の小さなマルチファンクションボタンが搭載されています。こちらを短押し・長押しする操作がペアリングされているモバイル端末側の音楽再生やハンズフリー通話、音声アシスタントの起動などに割り当てられています。
マルチファンクションボタンを2度クリックして、2度目を長押しするか、または本体を逆向きに置いて無操作のまま2秒間放置すると自動的に本体の電源がオフになります。
音を聴くことに特化したウェアラブルデバイスなのだから、ペアリングしたスマホの音量も遠隔操作したいところですが、こちらは残念ながらBose Frameからはできません。左側のリムにもボタンを設けて、クリック操作で音量の上下ができれば文句なしでした。
Bose Framesの本体はIPX2相当の防滴仕様になっています。細かな雨の飛沫に当たったり、夏場に汗がかかった時にもすぐに拭けば、屋外でも安心して使えそうです。
フレームデザインは1種類のみ。自分でレンズ交換も可
日本で発売されるBose Frames Altoは、海外で発売されているBose Framesから鼻当てやリムの間隔などを、日本人が身に着けた時に心地よい安定感が得らるように形状を最適化しています。
レンズには傷や破損に強いプレミアム素材(強化プラスチック)が採用されています。UVA(紫外線A波)/UVB(紫外線B波)を最大99%までカットできる耐紫外線性能の高いレンズとして、オプションに2種類の交換用レンズを揃えています。レンズ交換をユーザーが自分で簡単にできるところも特徴です。その方法はボーズのWebサイトに動画付きガイダンスが公開されています。
フレームのメイン素材はナイロンとして、約45gの軽さを重視した設計になっています。テンプル(つる)を折りたたむ際に負荷がかかる丁番にはステンレスのパーツを使っているため、強度は十分に確保されています。
メガネのデザインは着ける人の顔の印象に大きな影響を与えるものです。でも残念ながら日本で販売されるBose Framesは「Alto」の1タイプのみ。フレームのカラーもチャコールグレー系1色です。レンズは3種類から交換できますが、購入時に装着されているレンズは度なしで濃いめのブラック系。メガネというよりもクラシカルでスタンダードなスクウェアデザインのサングラスと呼ぶべきルックスです。ふだんサングラスをかける習慣を持たない人は最初屋外で使うことに恥ずかしさを感じるかもしれません。