メーカー各社の4Kテレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。第1回目はパナソニックVIERA(ビエラ)を紹介していきます。
パナソニック「VIERA」の4Kモデルは、大きく分けて「有機ELテレビ」と「液晶テレビ」の2種類をラインナップ。フラッグシップ機である4K有機ELテレビ「GZ2000」を筆頭に、上位モデルは有機ELモデル、エントリー~スタンダードは液晶モデルというように位置付けられています。
また、2020年1月24日よりBDレコーダー一体型液晶テレビ「GR770」を発売しており、画質や音質にこだわった「有機EL」、カジュアルに使える「液晶」、録画やディスク再生もおまかせな「一体型」の3ラインから選べるようになっています。ここからはそのラインごろに機能の特徴やポイントを紹介していきましょう。
【有機EL】画質や音にこだわるなら高額だけど断然オススメ
4K有機ELモデルは、最上位となる「GZ2000」シリーズ、サウンドバー型のアンダースピーカーを搭載する「GZ1800」シリーズ、GZ1800のスピーカー省略モデル「GZ1000」シリーズの3シリーズで、それぞれ65型と55型の2サイズを用意します。いずれも新4K放送の裏番組録画が行える4Kダブルチューナーを内蔵しています。
4K有機ELビエラ GZ2000シリーズ
サイズ:65型、55型
実売価格:65型/57万円、55型/38万5470円
最上位の「GZ2000」シリーズは、プラズマディスプレイで培った技術を生かし、独自に設計した構造や素材、パネル駆動を採用して自社で組み立てた「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を採用していることが特徴。さらに、有機EL用に最適化された独自のパネル制御「Dot Contrast パネルコントローラー Pro」との組み合わせにより、有機ELが得意とする暗いシーンでの色や階調表現に加えて、明るいシーンでの色・階調表現が大幅に進化しています。
このほか、自然な色彩を再現する信号処理技術「ヘキサクロマドライブ プラス」や、地デジ放送などのSDR映像もHDRのような高コントラスト映像に変換する「AI HDRリマスター」、あらゆる解像度の映像を4K高精細化する「4Kファインリマスターエンジン」など、同社独自の高画質化技術が惜しみなく投入されています。
音質面では、4K有機ELテレビとしては世界初となる上向きに配置された「イネーブルドスピーカー」を本体に内蔵。音を天井に反射させることで臨場感のある音を生み出し、最新の立体音響技術「Dolby Atmos」などもテレビのスピーカーだけで楽しめます。
4K有機ELビエラ GZ1800シリーズ
サイズ:65型、55型
実売価格:65型/48万2460円、55型/30万8000円
4K有機ELビエラ GZ1000シリーズ
サイズ:65型、55型
実売価格:65型/45万7600円、55型/26万2220円
「GZ1800」と「GZ1000」は、サウンドバー型のアンダースピーカーの有無以外の仕様は共通。GZ1800シリーズはツイーター/ミッドレンジスピーカー/ウーハーをすべて前向きに配置した3ウェイユニットのスピーカーシステムを搭載。GZ1000シリーズは低音を奏でるダブルウーハーに加え、低音を増強するクアッド・パッシブラジエーターを搭載しています。テレビだけで高音質なサウンドを楽しみたい人はGZ1800を、外付けのサウンドバーなどを購入予定の方やすでに所有している人はGZ1000を選ぶとよいでしょう。
画質面では、最上位モデルのGZ2000と同様に「ヘキサクロマドライブ プラス」や「AI HDRリマスター」、「4Kファインリマスターエンジン」といった高画質化技術を搭載しており、4K有機ELディスプレイならではの美しい映像を楽しめます。