5本目:高性能ズームSIGMA「24-105mm F4 DG OS HSM」
最後にオマケで絞りリングのないFマウントのSIGMA Artシリーズの高画質標準ズーム「24-105mm F4 DG OS HSM」を試してみました。そもそもSIGMAのレンズはFUJIFILM用マウントがないので装着不可なのですが、マウントアダプタを使えば撮影できます。重さ885g、フィルターサイズ82mmの重量級レンズで、超音波モーターのAFに加えて手ブレ補正機能まで搭載していますが、X-E3ではどちらも使えません。手元にあったので付けてみたのですが文句ナシの高性能で、そのまま別の仕事で製品撮影までこなしてしまいました。
【作例】
オールドレンズと相性がいい「マウントアダプタ」
5本のレンズをマウントアダプタで使ってみた感想は、予想外に良かったです。もともとレンズの味を楽しむようなオールドレンズであれば、ほとんど性能低下を気にせずに撮影できます。高性能レンズを使った場合は絞り開放時に解像度が低下したり、周辺光量落ちなどが気になりますが、実勢価格約2万円のマウントアダプタにそこまでの高性能を求めるのは酷というもの。それより、数千円から手に入るオールドニッコールレンズを気軽に楽しめる手段として注目したいですね。
「Lens Turbo II」にはニコンFマウント以外にも、キヤノンFDマウント、キヤノンEFマウント、M42マウントなどがあります。また、ボディ側もソニーNEX用、マイクロフォーサーズ用が用意されています。ぜひお手持ちのレンズと最新のミラーレス一眼を組み合わせて、レンズごとの個性の違いを楽しんでみて下さい。
モデル/大木 亜希子
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