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2016/7/13 15:00

【なぜか再燃】4Kテレビいる/いらない論争に終止符を! いま買うなら4Kしかありえない!

最近、「現行4Kテレビでは、2018年にスタートする4K放送(BS・110度CSデジタルを利用)をそのまま視聴できない」というニュースがちょっとした話題となりました。ある程度テレビに詳しい人にとっては「いまさら?」な話なのですが、総務省の周知活動が6月末にスタートしたことで多くの人が知るところとなったようです。

 

これは、後日スタートする「4K実用放送」のチューナーが、現行4Kテレビに内蔵されていないため。もちろん「どうやっても見られない」というわけではありません。あくまで「そのままでは視聴できない」というだけ。放送開始直前に登場する予定の外付けチューナーを接続すれば視聴できるようになります。

 

でも、操作がちょっと煩雑になりますし、チューナー価格がいくらになるのかわからない(数万円~というウワサです)など、イヤ~な話もちらほら。「せっかく4Kテレビを買ったのに、まだ買い足す必要があるのかよ!」って思った人は少なくなかったようです。

 

そしてこのことを受けて、またもや、「4Kテレビ、いる/いらない」問題が再燃。そこで、今回は、4Kテレビについてあらためて最新事情をまとめ直してみました。4Kテレビ、今買うのはやっぱり損なんでしょうか? そもそも必要なんでしょうか?

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50V型以上の大画面テレビではフルHD画質ですら“粗い”

まず最初に結論というか、現実をお話しすると、いま大画面テレビを買おうとすると、そもそも4Kテレビ以外の選択肢がほとんどありません。今年に入って発売された大手メーカー製のフルHD大画面テレビ(47V型以上)はわずか3製品。やや古めの製品も含めるともう少し増えますが、それでも数えられるほどしかないのです。

 

では、なぜ大画面テレビでこれほどまでに4K化が進んだのかというと、50V型クラス以上のテレビでは、フルHDですらドットの粗が見えてしまうから。せっかく大画面テレビで極上の映像を楽しんでいるのに、その表示がガタガタでは興ざめです。その点、4Kテレビでは地デジやBDなどのフルHD映像(地デジは厳密にはフルHD以下)をテレビ内でアップコンバートして表示することで、ガタつき感のない、滑らかな映像表示を可能にしてくれます。

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↑東芝4Kレグザ 58Z20X

 

「引き延ばしてるだけじゃん」なんて言わないでくださいね? その画質は思った以上に高画質。特に元々の映像が高品位なBDビデオ作品などは、かなりネイティブ4K映像に近いクオリティにまでアップコンバートされます。元の映像が高品質とは言いがたい地デジ番組なども、最新モデルでは驚くほど高精細に。このあたりはぜひ、家電量販店の店頭などで確認してみてください。

 

また、最新の4Kテレビでは「HDR(ハイダイナミックレンジ)」という新しい映像規格にも対応。これまでのテレビよりも幅広い明るさの表現が可能になりました。それだけ聞くと大した違いに感じないかもしれませんが、映像のメリハリが増したことで解像“感”が大幅アップ。4KテレビはフルHDテレビの4倍の解像度を誇りますが、HDR対応コンテンツではその差がさらに開いて感じられるはず。こちらも店頭デモなどで威力を確認してみましょう。太陽がきらめくシーンで思わず目を細めてしまうなど、その力強い映像は必見です。

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↑HDRのイメージ

 

地デジ化(≒テレビのフルHD化)の時も「こんな高画質はいらない」論争ありましたけど、今ではそんなことを言う人はほとんどいないですよね? 4Kもそれと同じ。1週間も使ったらもう元には戻れませんよ?

 

また、最近、とんでもない低価格の海外製4Kテレビが話題になっていますが、こういった製品は、非4K映像を高品質にアップコンバートするエンジン部分が貧弱。「どうせ地デジしか観ないから安いテレビでいいや」って思っている人ほど、実は高性能なエンジンを載せている国産メーカー製4Kテレビの方がおすすめです。

 

待望のネイティブ4Kコンテンツ……実はとっくに普及しています

そして、最近はアップコンバートの必要がないネイティブ4Kコンテンツも充実してきました。数年前からスタートしていた衛星放送を使った4K放送(2018年にスタートするものとは違います)のほか、インターネットを使ったビデオ・オン・デマンド4K配信などで、いますぐ高品位なネイティブ4Kコンテンツを楽しめます。

 

前者はスポーツ中継や音楽ライブなど、“現場感”を4K画質で感じられる番組が売り。サッカー中継で引いたアングルでも選手の表情を確認できるなど、これまでよりも深く(それこそ現地にいるよりも?)、試合の様子を感じられるようになりました。

 

後者は「Netflix」や「Amazonプライム・ビデオ」「dTV」など、動画見放題サービスのオリジナルコンテンツが強力。毎月のように新作4Kコンテンツが追加されています。現在は「ブレイキング・バッド」や「デアデビル」など、ワールドワイドな作品が中心となっていますが、国内発の4Kコンテンツも徐々に増加中。たとえば、話題のNetflixオリジナル国産ドラマ「火花」も4K制作なんですよ。

↑「火花」 (C)2016YDクリエイション
↑「火花」 (C)2016YDクリエイション

 

また、4K BDこと「Ultra HD Blu-ray Disk(以下、UHD BD)」もいよいよ製品化。まだまだ作品は少ないのですが、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「オデッセイ」などの人気映画作品を4K+HDRの圧倒的な高画質で楽しめるようになっています。再生するためにはUHD BD対応プレイヤーが必要なのですが、この7月には7万円台で購入できる低価格モデルも登場(パナソニック「DMP-UB90」)。4Kテレビのポテンシャルを最大限に引き出したいという人にはこちらも試していただきたいですね。

↑UB90
↑UB90

 

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↑UHD BDソフトも続々登場

 

ほか、4K動画を自分で撮影するための環境も一般的に。「iPhone 6s」など、多くの最新スマホで4Kビデオ撮影ができるようになったほか、4Kビデオカメラの価格もグッと下がってきています(10万円前後~)。子供の成長記録など、最強のオリジナルコンテンツを4K録画&再生しましょう!!

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ちなみに4Kテレビはデジカメで撮った写真のビューアーとしても大活躍。PCのディスプレイよりも遙かに大きく、高精細なディスプレイに表示された写真のインパクトは絶大で、まるでその場にいるような臨場感を味わえます。

 

気になる本体価格も、今年に入ってさらに安くなってきています。50V型の国産メーカー製品でもゆうに20万円を切るようになるなど、現実的な選択肢となりつつあります。フルHDテレビが“安かろう・悪かろう“とは言いませんが、5~10年使うものと考えれば、決して高い投資ではないのでは?

 

確かに現行4Kテレビは2018年スタート予定の4K実用放送をそのままでは観ることができません。でもだからといって、あと2年、4Kテレビへの買い換えを我慢するなんてもったいない。だって、世の中にはもうたくさんの4Kコンテンツが溢れているんですから。

 

テレビ番組、映画、ホームビデオ、そして写真……さまざまな映像コンテンツを、4Kテレビの極上クオリティで楽しみましょう!!