当サイトで何回か登場しているオリンパス「STYLUS TG-Tracker」。筆者は同機の面白さに惚れてしまい、最近は毎日バッグに忍ばせておく生活を送っている。その溺愛っぷりはGetNavi webだけでなく、雑誌版GetNaviにも波及。9月号ではロケットニュース24編集部と「万能アクションカメラ」を紹介しあう企画を実施。ロケットニュース24のGO羽鳥編集長はリコーイメージングのWG-M1をピックアップしたが、本記事ではそこでも紹介しきれなかったTG-Trackerの魅力について掘り下げていこうと思う。
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「ステディグリップ」の「銃」っぽさが男心をくすぐる
STYLUS TG-TrackerはGPS、気圧、温度、方位、加速度の5つのセンサーを搭載する、防水・防塵仕様のカメラ。オリンパス伝統のタフデジカメである。そのタフさたるや、水深30mまでの防水性能、高さ2.1mからの落下に耐える耐衝撃性能、100kgfまでの耐荷重性能、−10℃までの耐低温性能といった具合で素晴らしいのだが、それ以上に男のガジェット心をくすぐるのが、ステディグリップである。
ガングリップスタイルで、同機の無骨さと組み合わせると、SFに出てきそうな未来の銃みたいなのだ。残念ながらトリガーはなく、「引き金を引いてシャッター」とまではいかないのだが、この見た目を使ってサバゲーライクな遊びを思いついてしまった。筆者命名の「撮るごっこ」である。
制限時間内により多く相手を写真に撮ったら勝ち
「撮るごっこ」のルールは簡単。敵味方にわかれて制限時間内により多く相手を写真におさめたら勝ちというもの。相手を写真に撮ったら1枚につき、1ポイント。合計ポイントが高いほうが勝利となる。遊ぶ人数は何人でもいいが、ひとり1台STYLUS TG-Trackerが必要になる。「STYLUS TG-Trackerを何台も買えねえよ!」というのが普通だと思うので、現実的には攻守交代制で遊ぶのがオススメだ。
写真におさめるだけなら非常に簡単なので、サバゲーのように標的を作るとなおよし。今回は写真のようなアイロンビーズをお腹と背面に取り付けて、それを写し込むことができれば点数が加算されるというルールにした。
対戦するのは、筆者@32歳最近ジム通い始めましたと、毎日のようにアザや傷をつけて帰ってくるわんぱくな娘。父親の威厳的に負けられないのでガチである。
超広角だから近づかないと写し込めない
STYLUS TG-Trackerの画角は対角204°。広い範囲を写すことが可能だが、肉眼で見るよりも遠くに写っているように見えてしまう。具体的にいうとさきほどの星型のターゲットを写し込むには数メートルの距離まで近づかないといけない。相手に見つからないように至近距離まで近づき、一気に連写! というのが効果的だが緊張感は抜群。文字で説明されてもわかりづらいので、写真をご覧いただこう。先に攻撃したのは筆者だったが、記事の構成上、娘の撮った写真から。
といった形で娘は3ポイントを奪取した。嫁曰く、「ディズニーランドのバズ・ライトイヤーのアトラクション『アストロブラスター』のよう」と表現。まさにそんな感じだ。
撮った写真はWi-Fi経由で、オリンパスの専用スマホアプリOI.Shareで確認可能。簡単に、かつ一緒にポイントを数えられるのも楽しい。
では、構成が逆になってしまったが、筆者が撮った写真をご覧いただこう。
清々しいぐらいの惨敗。近づくことすらできませんでした。一応、写真の中央に豆粒のように写っているのが娘だ。(STYLUS TG-Trackerのレンズ描写力を説明する写真ではない)
6つ目のセンサーを見つけたり!
「撮るごっこ」いかがだっただろうか。シンプルで単純な遊びなのだが、それだけに意外にも熱中度が高い。カメラは子どもに持たせると落とすのが怖い、という人も多いと思うがSTYLUS TG-Trackerはタフ性能抜群。こういった使い方をして落としてもまず大丈夫だろう。
余談だが、冒頭、STYLUS TG-TrackerにはGPS、気圧、温度、方位、加速度5つのフィールドセンサーシステムがあると書いた。この遊びをしてみて気づいたのは、STYLUS TG-Trackerには「運動不足感知センサー」も搭載されていると言いたい。
そして、まだまだ色々な使い方ができそうなSTYLUS TG-Tracker。GoPro製品のアクセサリーを付けられることもウェブ上では知られているので、また別の機会には車載カメラとしての性能を確かめてみたいと思う。
【URL】
オリンパス https://www.olympus-imaging.jp/
製品情報ページ https://www.olympus-imaging.jp/product/compact/tgtracker/