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2020/10/28 19:30

ボーズのサングラス型スピーカーが進化! 音が良くなった「Bose Frames」をレビュー

ボーズのサングラス型ウェアラブルスピーカー「Bose Frames」に音が良くなった新しい2モデルが11月5日に発売されます。ファッショナブルな「Bose Frames Soprano」と初のスポーツタイプ「Bose Frames Tempo」をひと足早くレポートします。

↑ボーズのサングラス型ウェアラブルスピーカー「Bose Frames」の新製品、「Bose Frames Soprano」(左)と「Bose Frames Tempo」(右)

 

サングラス型ウェアラブルスピーカーはどう使う?

Bose Framesシリーズは2019年秋に日本上陸しました。当時本誌では最初のモデルとなる「Bose Frames Alto」をレポートしました。

↑2019年に発売されたBose Frames Alto。クリアタイプの度付きレンズに交換しています

 

今年追加されるBose Frames Sopranoは大型レンズのキャッツアイ・デザイン、Bose Frames Tempoは顔にピタリとフィットするスポーツタイプ・防滴仕様のサングラス。どちらも価格は3万3000円です。

↑キャッツアイ・デザインのBose Frames Soprano

 

↑初のスポーツタイプ・Bose Frames Tempo

 

Bose Framesはサングラス型のBluetoothスピーカーです。レンズに動画やスマホからの通知を表示する映像系の機能はありません。スマホに接続して、音楽再生やラジオ、映画にハンズフリー通話の音声を聴くためのデバイスとして捉えるのが正解です。米国ではよりリアルな音による没入感が楽しめる独自のオーディオコンテンツ「Bose AR」も提供されていましたが、現在はそのサービスを終了しています。

 

世の中にはヘッドホンやイヤホンもあるのに、なぜスピーカー付きサングラスが必要なの? と思われるかもしれません。Bose Framesにはパワフルなスピーカーが内蔵されており、独自の設計機構により耳にサウンドをダイレクトに届けてくれます。そのためサウンドはかなり聴きやすく、また耳を塞がずに音を聴くことができるため、周囲の環境音を聴きながら仕事や家事をしたり、屋外を散歩してみると、独特なリスニング体験の魅力が実感を伴ってきます。

 

スピーカーの開口部は少しサイズが厚めのテンプル(つる)の、耳に近いところに内蔵されています。ユーザーが音を聴きやすい構造になってはいるものの、やはりイヤホンのように耳に栓をして聴くタイプのオーディオではないため音漏れはします。静かなカフェ、混み合う公共交通機関の中で使う場合は周囲に音漏れによる迷惑をかけないように細心の注意を払う必要があるでしょう。

 

スピーカーのサイズが拡大。音質がグンと良くなった!

新しいBose Framesはテンプルのスピーカーキャビネットのサイズが大きくなりました。また音の出口となるスピーカー開口部のレイアウトとデザインに見直しをかけたことで、よりクリアでエネルギッシュなサウンドが直接耳に届く手応えが感じられます。

↑左がAlto、右がTempo。スピーカーキャビネットのサイズが大きくなってパワフルなサウンドが再現できるようになっています

 

↑Tempoのテンプル。側面をスワイプすると音量のアップダウン操作になります

 

ペアリングや本体設定を行うためのアプリが「Bose Music」になりました。Bose Frames Tempoにペアリングするとバッテリーの残量などがトップページに表示されます。ボーカルが艶っぽく、低音のリズムがしっかりと体の芯にまで伝わってくる、スポーツシーンでのリスニングに最適なサウンドです。

↑Bose Musicアプリでスマホとのペアリングや設定操作が行えます

 

↑TempoとSopranoのそれぞれが個性的なサウンドになっています

 

Bose Frames SopranoのサウンドはTempoに比べるとフラットバランスで、人の声がナチュラルに再現されます。日常の生活シーンでBGMやラジオを聴く用途にも向いている“疲れにくい”チューニングです。

 

フレームのデザイン、装着感が好みに合わない場合は難しいかもしれませんが、筆者はBose Frames Altoをビデオ会議にもよく使っています。本体にはマイクも内蔵されているため、ハンズフリー通話にも使えるからです。サングラスで仕事のミーティングに参加すると相手に不快感を与えるかもしれないので、レンズを度付きのクリアタイプに交換した経緯については後ほど説明します。

 

Tempo/Sopranoは機能面でも進化している

Bose Frames Sopranoは2019年モデルのAlto/Rondoをベースにサウンドの強化を図り、フレームに光沢感を持たせた男女兼用できるスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

 

内蔵するバッテリーの連続駆動時間は最大5.5時間。Bose Frames Altoの最大3.5時間よりも伸びています。充電には専用のカスタム4ピンケーブルが必要です。

↑Sopranoはカスタム4ピンケーブルで充電

 

本体にはタッチセンサーリモコンとモーションセンサーが内蔵されています。右のテンプルを前後にスワイプすると音量のアップダウン、ダブルタップでスマートフォンの音声アシスタントを起動します。また本体を外して逆さに向けて置くと電源がオフになります。

↑本体を外して逆さに置くと電源が自動的にオフになります

 

Bose Frames Altoは右側のテンプルに搭載されているマルチファンクションボタンを長押しして、本体を身に着けた状態で顔を左に向けると音量ダウン、右に向けると音量アップになるジェスチャーコントロールをソフトウェアアップデートにより追加しています。こちらは使ってみると意外に便利です。ボーズの製品、他社のヘッドホン・イヤホンもこれを搭載すれば歓迎されそうな気がします。

 

機能面で強化されたポイントはBose Frames Tempoの方により多くあります。

 

タッチセンサーリモコンやモーションセンサーによる機能はSopranoと同様ですが、Tempoは本体がIPX4相当の防滴対応です。スピーカーの開口部には音響機器用のメッシュ素材を使用して、水や異物が入るのを防ぎます。SopranoとAlto/RondoはIPX2相当の生活防水対応。

 

Tempoは空気力学を考慮してデザインされた流れるようなフォルムが特徴。空気抵抗を防ぎます。フレームの素材を軽量ナイロンとして、さらに3サイズのシリコン製ノーズパッドが着脱交換できるので、体を激しく動かしてもフィット感がブレません。ノーズパッドはぜひSopranoにも採用してほしかった機能です。

↑3サイズのシリコン製ノーズパッドが同梱されています

 

そしてTempoはUSB-Cポートを搭載しているので、本体を充電する際にAndroidスマホなどに多く採用されているUSB-Cケーブルと同じアクセサリーが使えます。ケーブルはバリスティックナイロン製の専用キャリングケースに入れて持ち歩けるので、アウトドアスポーツにも最適です。

↑TempoはUSB-Cケーブルで充電ができます

 

↑左がSoprano、右がTempoのケース

 

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