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2020/12/29 17:30

2020年のカメラ業界を総括:今年を彩った15の注目モデルがすべてわかります。

2020年は、外出の自粛で撮影機会が減ったり、CP+をはじめとするカメラ・写真関連イベントが中止・延期されたりといったこともあり、カメラ・写真業界には非常に厳しい1年になってしまった。とはいえ、各メーカーの企業努力もあって、フルサイズミラーレスカメラを中心に新製品の登場が続いている。本稿では、2020年に登場した国内メーカー製カメラの傾向や特徴、さらにはメーカー自体の動向などについて振り返りつつ、2021年のカメラ市場がどういった方向に進むのかについて考察してみようと思う。

 

フルサイズミラーレスカメラ編:ラインナップ拡充で各社の特徴が鮮明に

まず、近年注目されることの多いフルサイズミラーレスカメラをチェックしてみよう。

 

ソニーが先行しつつ、2018年にニコンとキヤノン、2019年にはパナソニックやシグマなどが市場参入した製品カテゴリであるが、2020年はニコンから3機種、ソニー、キヤノンから2機種、パナソニックから1機種の計8機種が登場。本体価格20万円以下のモデルも増え、ハイエンドからエントリーまで、より多くの機種から選べる状況になった。なかでも、エントリー~ミドルクラスとなる、ニコン「Z 5」、ソニー「α7C」、パナソニック「LUMIX S5」の3機種は特に注目度が高く、各社の特徴が出ている印象だ。

 

まず、ニコン「Z 5」は、同社のフルサイズのエントリークラスといえるモデルで、ボディの実売価格を20万円以下に抑えつつ、上位機種であるZ 6同等といえる、有効2432万画素のセンサーや約369万ドットのEVF(電子ビューファインダー)などを装備。連写速度はZ 6の最高約12コマ/に対して、最高約4.5コマ/秒となっているものの、入手性が高く比較的安価なSDカードのダブルスロット(Z 6はXQD/CFexpressのシングルスロット)となっており、超高速連写が必要なければ、かなりお買い得なモデルだ。

↑ニコン「Z 5」。2020年8月28日発売で、ボディの実売価格は18万2600円

 

このほか、ニコンはZ 6/Z 7の後継機となる2モデルを発売。11月6日に「Z 6II」、12月11日に「Z 7II」が登場した。こちらは、画素数こそ従来モデル同等だが、連写速度がZ 6IIが最高約14コマ/秒、Z 7IIが最高約10コマ/秒と高速化され、メモリーカードスロットにXQD/CFexpressとSDカードのデュアルスロットが採用されるなど、大幅なブラッシュアップが図られている。

↑ニコン「Z 6II」。2020年11月6日発売で、ボディの実売価格は26万8400円

 

↑ニコン「Z 7II」。2020年12月11日発売で、ボディの実売価格は39万8200円

 

次にソニー「α7C」は、従来のAPS-Cサイズ機同等のスクエアで小型なボディにフルサイズセンサーを搭載したモデル。光学式ボディ内手ブレ補正機構採用のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラとしては世界最小・最軽量(2020年9月時点)というだけあって、質量が約509g(バッテリー、メモリーカード含む)と軽量だ。これは、例えば同社のフルサイズ機であるα7 IIIと比べると約141g軽く、APS-Cサイズ機であるα6600と比べても約6gの増加に留まっている。それでいて画素数は有効約2420万画素、連写は最高約10コマ/秒など、α7 IIIと同等のスペックを誇る。EVFの倍率が約0.59倍とやや低めな点はボディサイズとのトレードオフになっているものの、高画質なフルサイズ機で軽快に撮りたいユーザーには、今のところベストな1台だろう。

↑ソニー「α7C」。2020年10月23日発売で、ボディの実売価格は22万9900円

 

ソニーはこのほかに、新開発の裏面照射型有効約1210万画素フルサイズCMOSセンサーの採用などにより、常用ISO102400の高感度や4K120pの動画撮影を可能にした「α7S III」も登場し、さらなるラインナップの拡充が図られた。

↑ソニー「α7S III」。2020年10月9日発売で、ボディの実売価格は44万9900円

 

パナソニック「LUMIX S5」は、堅牢性が高く防塵・防滴性能にも優れたボディを採用しながら、小型軽量化を図ったミドルクラス機。画素数は有効約2420万画素で最高約7コマ/秒の連写性能を持ち、常用感度も最高ISO51200と高めだ。ボディは、約714g(バッテリー、メモリーカード含む)と同社のLUMIX S1(約1017g・バッテリー、メモリーカード含む)に比べて300g以上軽量でサイズも一回り小型だ。そのぶん、S1にあったボディ上面の撮影情報表示液晶などは省かれいるが、程良く小型化された印象で操作性にも優れ、エントリーユーザーからハイアマチュアまで満足できるミドルクラスらしい1台だ。

↑パナソニック「LUMIX S5」。2020年9月25日発売で、ボディの実売価格は27万5000円

 

このほか、2018年から19年にかけて2機種のエントリー~ミドルクラス機を登場させたキヤノンは、2020年に2機種のハイクラス機を投入した。そのうちの1台は、画素数が有効約2010万画素で約20コマ/秒(電子シャッター使用時。メカシャッター使用時は約12コマ/秒)の高速連写が可能な「EOS R6」。本機は高感度性能にも優れ、常用ISO102400を実現している。この高速連写と超高感度を駆使すれば、プロスポーツなどの動きが極めて速い被写体であっても、ブレなく一瞬を狙うことができるはずだ。また、ボディ内とレンズ内の手ブレ補正機能を協調制御することで、世界最高となる、シャッター速度にして8段分の効果を持つ手ブレ補正機能を搭載。低速シャッター時の手持ち撮影が容易になっているのも魅力だ。

↑キヤノン「EOS R6」。2020年8月27日発売で、ボディの実売価格は33万5500円

 

そして、もう1台の「EOS R5」は、画素数が有効約4500万画素の超高画素モデルでありながら、常用ISO51200の超高感度撮影が可能。しかも、EOS R6同様に約20コマ/秒の高速連写(電子シャッター使用時。メカシャッター使用時は約12コマ/秒)やシャッター速度にして約8段分の手ブレ補正に対応しているので、高精細な風景撮影から動きの速いスポーツ撮影まで幅広く対応できる1台になっている。しかも、本機は8K/30pの動画撮影に対応しているので、ミラーレスカメラで超高精細な8K動画撮影も楽しみたいというユーザーには、現状唯一の選択肢といえる。

↑キヤノン「EOS R5」。2020年7月10日発売で、ボディの実売価格は50万6000円

 

すでにラインナップが揃っているソニー以外の各社は、ラインナップの拡充を急いでいる状況だが、そうしたなかでもメーカーによって方向性が少しずつ違ってきている。そのため、特にミドルクラスのモデルを選ぶ際は、必要な機能や性能が何なのかを見極める必要がありそうだ。

 

フルサイズ以外のミラーレスカメラ編:10万円以下のエントリーモデルに注目

フルサイズ以外のミラーレスカメラに関しては、2020年に7機種ほどが登場しているが、このうち注目したいのが、ボディ価格が10万円を切り、レンズキットでも10万円前後で購入できるエントリーモデルにあたる機種。メーカーごとに方向性が違っているのが興味深い。

 

オリンパス「OM-D E-M10 Mark IV」は、ボディ内5軸手ブレ補正を搭載。しかも、電子式シャッターを活用することで1/16000秒~60秒(メカシャッター使用時は1/4000秒~60秒)のシャッター速度が使用でき、連写も最高約15コマ/秒で撮影可能など、エントリーモデルとしては、基本スペックが高めなのが魅力だ。ただし、センサーが4/3型ということもあり、常用感度はISO6400まで。ボディはしっかりとしたグリップが採用され、安定して構えられるほか、前後2つのダイヤルが装備されていて、設定変更などの操作も素早く快適に行える、使いやすさを重視したモデルといえる。

↑オリンパス「OM-D E-M10 Mark IV」。2020年9月18日発売で、ボディの実売価格は8万9120円

 

キヤノン「EOS Kiss M2」は、387g(ブラック・バッテリー、メモリーカード含む)の小型・軽量ボディに「デュアルピクセルCMOS AF」(像面位相差AF)対応のAPS-Cサイズ有効約2410万画素CMOSセンサーを搭載。従来モデルよりも瞳AFの検出性能が向上し、静止画だけでなく動画撮影時にも機能するようになっている。タッチ操作対応のバリアングル液晶モニター、最高約10コマ/秒(ワンショットAF時。サーボAF時は約7.4コマ/秒)の連写性能など、基本性能もエントリーモデルとしては必要十分以上。それでいて価格はレンズキットで10万円前後という、ハイコスパモデルだ。

↑キヤノン「 EOS Kiss M2」。2020年11月27日発売で、ボディの実売価格は8万4700円

 

パナソニック「LUMIX G100」は、価格帯だけを見ると、エントリークラスの4/3型センサー採用機だが、実際はVlog(ビデオブログ)動画撮影に特化したモデルとなっている。小型・軽量で5軸ハイブリッド手ブレ補正やバリアングルモニターなどを備え、音声記録にもこだわっているなど、高画質・高音質な動画撮影が行える。写真(静止画)撮影に関しては、シャッターが電子式のみとなっている、ボディ内手ブレ補正が電子式のため写真撮影時にはレンズ内手ブレ補正のみが機能する、といった制約はあるが、有効約2030万画素のセンサー採用で、画質的には他機種と遜色のない写真撮影が可能だ。

↑パナソニック「LUMIX G100」。2020年8月20日発売で、実売価格は標準ズームレンズキットで11万1100円(記事執筆時点でボディ単体の販売はない)

 

APS-Cサイズやマイクロフォーサーズのエントリークラス機は、小型なだけでなく機能も重視したモデルが増えている。その一方でミラーレスカメラで高画質な動画を撮りたいといったニーズも高まっており、動画撮影機能も単に4K動画が撮れるといった性能面だけでなく、いかに簡単にきれいに高音質で撮れるかに注力したモデルも登場してきた。なかでもパナソニックのLUMIX G100は、Vlog撮影に特化した製品で、比較的低価格なミラーレスカメラの新たな方向性の1つを示した製品といえるだろう。

 

一眼レフ編:新製品は減少傾向も注目機が登場

一眼レフカメラは、ミラーレスカメラの普及などにより、一時期よりも新製品の数が減少気味。だが、2020年は東京オリンピック/パラリンピックが予定されていたこともあり、キヤノン「EOS-1D X Mark III」、ニコン「D6」の2台のプロ機が登場。このほか、キヤノンからエントリー機の「EOS Kiss X10i」、ニコンからフルサイズ機の「D780」、リコーから「PENTAX K-1 MarkII Silver Edition」がリリースされた。ここでは、一般ユーザーの注目度が高いと思われる、EOS Kiss X10i、D780の2機種をチェックしてみよう。

 

キヤノン「EOS Kiss X10i」は、同社のエントリークラス一眼レフとしては、AFや連写性能などを強化した高性能モデルだ。光学ファインダー使用時に45点のAF測距点を駆使したきめ細かいピント合わせが行え、顔認識機能にも対応。また、背面モニターを使ったライブビュー撮影時には、画面の約88%×約100%という広範囲で正確かつ高速なAFが行え、瞳AFも可能だ。連写は最高約7コマ/秒(ファインダー撮影時)とエントリークラスとしては高速で、連続撮影可能枚数もRAW+JPEGラージ/ファインでも約35枚(最高連写で連続5秒間程度)撮れるので、運動会やペットの撮影など、動きのあるシーンでも一瞬を逃さず撮影できる。

↑キヤノン「EOS Kiss X10i」。2020年6月25日発売で、ボディの実売価格は11万5500円

 

ニコン「D780」は、同社としては2014年9月発売のD750以来、5年4か月ぶりに登場したミドルクラスのフルサイズ一眼レフだ。画素数は有効2450万画素で光学式ファインダー使用時は180KピクセルのRGBセンサー&51点のAF測距点を生かしたシーン認識や被写体の追尾が可能。ライブビュー撮影時は、同社の一眼レフとしては初となる像面位相差AFが搭載され、273点の測距点で素早いAFが行える。常用感度も最高でISO51200となり、常用感度ISO12800までだったD750から4倍(2段分)の高感度化が図られているのも魅力だ。

↑ニコン「D780」。2020年1月24日発売で、ボディの実売価格は27万5000円

 

一眼レフカメラは、交換レンズが豊富にありユーザーも多いことから、ミラーレスカメラが普及してきた現在でも買い替えなどの需要が少なからずある。加えて、エントリーユーザーも含め、被写体がクリアに見える光学式ファインダーを好む人も少なくない。新製品の数としては多くはないが、さらなる高性能化、高機能化も進んでおり、その魅力は衰えてはいない。

 

コンパクトデジカメ編:機能特化型モデルに活路か

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、ここ数年、高価格帯の高級コンデジが中心となっていたが、2020年に発売された高級コンデジは富士フイルムの「FUJIFILM X100V」のみであり、国内メーカー製のコンデジ全体を見ても数機種にとどまっている。そうしたなかで特徴的だったのが、ソニー「VLOGCAM ZV-1」とキヤノン「PowerShot ZOOM」の2機種であった。

 

ソニー「VLOGCAM ZV-1」は、製品名にもなっているようにVlog(ビデオブログ)で使用するのに最適化されたカメラだ。基本性能は、有効約2010万画素1型センサー採用で、レンズは24~70mm相当F1.8-2.8。常用ISO感度が125-12800とコンデジとしては高感度に強く、同社の高級コンデジであるRX100シリーズにも負けない、高い性能を持つ。RX100シリーズとの大きな違いとして、本機はEVFを持たない点が挙げられるが、その一方で自撮りが行いやすいバリアングルモニターを採用(RX100シリーズはチルト式を採用)。Vlogに適した設定や機能呼び出しボタンを配置するなど、操作性もVlog撮影に最適化されている。集音効率の高いマイクも内蔵しており、内蔵マイク用のウインドスクリーンが付属しているので強い風が吹いている状況でもクリアな音声が収録できる。ミニ三脚としても機能するシューティンググリップが付属するキット(実売価格11万3900円)も用意されている。

↑ソニー「VLOGCAM ZV-1」。2020年6月19日発売で、実売価格は9万9900円

 

キヤノン「PowerShot ZOOM」は、同社がクラウドファウンディングサイトで購入者を募り、予定数の1000台を即日で達成したという製品。そのコンセプトは“撮れる望遠鏡”だ。100mm相当/400mm相当と、デジタルズーム使用で800mm相当の焦点距離が選べる、単眼鏡の形態をしたデジカメで、望遠鏡のように対象を見ながら写真を撮ることができる。カメラとしての基本性能は撮像素子が有効約1210万画素1/3型CMOSセンサー(総画素数約2110万画素1/2.3型センサーの中央部分を使用)でレンズは100mm相当がF5.6、400mm相当がF6.3の固定絞りとなっていて、約236万ドットと高精細なEVFを備えているので、EVFを覗くことで望遠鏡としても機能する。AFが搭載されているのはもちろん、光学式手ブレ補正や約10コマ/秒の高速連写機能が搭載され、質量が約145g(メモリーカード含む)と軽量なので、スポーツ観戦や野鳥観察などに気軽に持ち出せて、撮影も楽しめる。双眼鏡やフィールドスコープ、高倍率ズームデジカメなど、多くの機材を持ち出すことなく、より気軽に望遠撮影が楽しめるという点で価値ある1台だ。

↑キヤノン「PowerShot ZOOM」。クラウドファンディングを経て2020年12月10日に一般販売を開始。実売価格は3万5750円

 

コンデジは、以前に比べると新製品の数や種類が減ってきたようにも感じるが、動画や望遠撮影に特化するなど、スマホやレンズ交換式カメラでは対応しきれないジャンルに注目し、魅力を高めている製品が増えている。キヤノンのようにクラウドファウンディングを活用して市場調査や資金調達を行うといった方法は、これまで捉えきれていなかったニッチな市場を活性化でき、ユーザーにとってもメリットの多い手法として今後も期待できそうだ。

 

2020年の総括と今後の展望:メーカー・ユーザー双方に厳しい1年だったが、新たな需要も

2020年は例年と異なり、春以降、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大。CP+2020など、数多くの写真・カメラ関連のイベントが延期や中止になった。加えて、非常事態宣言が発令されたことで外出することも難しい状況が続き、多くの人がカメラを買ったり、写真を撮ったりする機会を失った。こうしたことは、カメラのユーザーサイドから見ても残念なことではあるが、当然ながらメーカーサイドにも深刻な影響があったと思われ、実際、ほとんどのメーカーのカメラ部門は赤字となってしまった。なかでも、売り上げや営業益に占めるカメラ部門のウエイトが大きいニコンは、500億円程度の最終損益になるのではないかといわれている。

 

このほか、必ずしも新型コロナウイルス感染症の影響とはいえないが、オリンパスはカメラ部門を日本産業パートナーズに譲渡し、新会社を設立。パナソニックは、2021年にこれまでの社内カンパニー制から持ち株会社制に移行し、カメラ関連は「スマートライフネットワーク事業」の事業会社に継承されるという。ソニーも2021年4月から持ち株会社制に移行し、カメラ関連事業は、同月に設立のソニーエレクトロニクス株式会社の運営下に入る。こうした事業再編自体は、企業にとってメリットも多いが、まさに再編のタイミングで事業が赤字化したり、収益が大幅に悪化したりしてしまうのは、緊急事態下とはいえダメージが大きいはずだ。

 

ただ、新型コロナの影響でユーザーが自宅にいる時間が増えたことで、自宅や身近な場所で動画や写真を撮るのに向いたパナソニックLUMIX G100やソニーVLOGCAM ZV-1などが注目を集め、Vlogを始める人も増えている。また、オンラインでのミーティングや飲み会などを行う機会が増えた結果、高性能なカメラのきれいな映像をオンラインで活用したい、持っているカメラをWebカメラとして使いたいといった要望が増え、ミラーレスカメラをUSBなどでパソコンに接続してオンラインで使用できるようにするソフトウェアが各社から無償提供された。厳しい状況下であっても、迅速に対応してくれたメーカーの姿勢は、多くのユーザーの支持を集めたに違いない。

 

前述の通り、新型コロナウイルス感染症はメーカーの経営状態に深刻な影響を与えているので、メーカーによっては2021年から数年程度は、新製品の登場頻度が多少鈍る可能性も否定できない。ただ、カメラ本体はミラーレスカメラも含めて、ある程度成熟した製品だ。ファームウェアのメジャーバージョンアップを行うなどしながら製品のライフサイクルをできるだけ伸ばし、その一方でアクセサリーや交換レンズに注力するなど、規模が小さめでも利益を出せる、ユーザーにとっては多少高くても長く安心して使える製品が増えてくれたらと思う。