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2016/11/29 6:00

デジタルサイネージの新ブランド「AcroSign」始動! パナソニック、総合力を生かし事業強化へ

パナソニック システムネットワークスは、デジタルサイネージ(※)ソリューションと商品ラインアップをさらに強化した統合ブランド「AcroSign(アクロサイン)」を発表しました。

※デジタルサイネージ=ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステム。電子看板のこと

 

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同社の総合力を生かし、ディスプレイによる情報配信を強化

近年では、屋外や交通機関、店頭などでディスプレイを使って情報を配信するシステム「デジタルサイネージ」の需要が高まっています。この「デジタルサイネージ」を活用し、柔軟なソリューションを提供しようとするのがAcroSign。4K対応の配信はもちろんのこと、インバウンド向けの観光情報やLアラート(公共情報コモンズ=災害時などの安心・安全にかかわる情報を集約・共有し、地域住民に迅速かつ効率的に提供すること)の災害情報など、他の基幹システムとも連携したコンテンツを提案。また、情報システムを自社運用するか、クラウドを活用するかを問わず、多様なビジネスモデルに対し、最適なサービスを提供するとしています。

 

さらに、幅広い技術を持つパナソニックならではの強みも。光ID「LinkRay」対応・Android™搭載型ディスプレイとの連携による情報発信やLED照明、Space Player(スポットライト型プロジェクター)との連動、映像・音響などの技術を掛け合わせた空間演出など、パナソニックの総合力を活かしたベストソリューションを提供するとのこと。

 

業界別の具体的な展開例は以下の通り。
1. 大型商業施設
<施設案内・広告配信サイネージ>

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店舗、映画館、イベントスペースに来た客に訴求する情報を最適な形で提供。来場者がスムーズに移動できる案内情報、光ID「LinkRay」を利用した広告情報の提供、環境の演出を実現します。

 

2. 流通・外食
<店舗サイネージ>

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広告・クーポンなどの情報をタイムリーかつ簡単に発信。購買者へのわかりやすい発信で関心を惹きつけ、店舗の販売促進に貢献します。

 

3. 自治体・官公庁
<観光・防災サイネージ>

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その土地にやって来る人へ、観光・イベント情報など地域の魅力を多言語で発信。屋外利用できる堅牢なディスプレイで、災害時には災害情報や避難情報を表示し、安心・安全に貢献します。

 

4. 家庭・病院・ホテル
<パーソナルサイネージ>

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身近な生活に役立つ地域情報や、災害などの安心・安全に関わる Lアラートなどを家庭用テレビへ配信します。番組視聴中でも、テレビ電源OFFでも、必要なタイミングでテレビ画面に強制的に情報表示し、大切な情報をお知らせします。

 

5. 大型スタジアム
<スタジアム・ソリューション>

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パナソニックグループの総合力を活かし、映像・音響などの技術、構築・運用実績を駆使。マルチスクリーンによる感動体験の演出、フレキシブルな施設の統合運用を実現します。

 

6. イベント会場
<空間演出>

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パナソニックの持つ映像・照明などの技術を掛け合わせて、空間の未知なる可能性や魅力を引き出し、新たなデジタルサイネージソリューションを提供します。

 

東京ビッグサイトや東京駅、ゆりかもめ新橋駅など、大型施設でデジタルサイネージソリューションの導入実績を持つ同社。今回、改めて新ブランドを作ったことで、2020年の東京オリンピックに向け、事業をより組織的に加速させていこうという決意が見て取れます。法人向けサービスではありますが、今後どのように発展していくか、注目して見ていくと面白いですね。