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イヤホン
2023/8/20 6:30

快適な装着感で “ながら聴き” に最適! プロ厳選の「フローティングイヤホン」3選【2023年上半期で売れたモノSELECTION デジタル編】

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「デジタル編」から、フローティングイヤホンをピックアップ。装着感とサウンドのバランスが良く、ながら聴きにうってつけと人気が高い理由とおすすめモデルを、AVライターの野村ケンジさんに教えてもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2023年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

フローティング型は “ながら聴き” に最適

続々と新製品が登場するオーディオ機器のなかでも、ここ数年最も勢いがあるのがイヤホンだ。なかでもTWS(完全ワイヤレス)は人気を牽引している。

 

「TWSなどのカナル型イヤホン(先端にイヤーピースが付いているタイプ)は、遮音性の高さや音漏れの少なさから、特に日本国内では絶大な人気を誇ります。しかし、周りの音が聞こえにくい特性が逆にデメリットとなり、屋外では危険を伴うなど、やや使いづらさを感じることも。また、耳穴に押し込むので、長時間使い続けるのを負担に感じる人もいます。それを解決してくれる骨伝導イヤホンも登場していますが、音量や音質の面でまだまだ改良の余地があります」(野村さん、以下同)

 

そんななか、昨今注目を集めつつあるのが、耳穴の前にドライバーを配置する構造の「フローティングイヤホン」だ。

 

「フローティング型のイヤホンは、耳に対する身体的負担がほとんどなく、ごく一般的なダイナミック型ドライバーを搭載するため、音質面でも優位性があります。明るい高音と深みのある重低音を楽しめるだけでなく、周囲への音漏れも低減。特に、屋外で “ながら聴き” をする機会が多い人にとっては、ベストな選択肢と言えるでしょう」

 

耳穴を圧迫されることなく快適に高音質を楽しめる

Shokz
OpenFit【オープンイヤーTWS(2023年4月 GREEN FUNDING開始)】
2万1397円 (GREEN FUNDING早割)

骨伝導イヤホンで知られるShokz初のオープンイヤーTWS。クラファンで約1万人、2.5億円以上の支援を得て国内のイヤホン系では歴代1位に。イヤーバッズを耳の周りに装着するため、耳穴を塞ぐことなく快適に音楽を聴ける。

 

↑2つのパーツで構成される超軽量コンポジット振動板を採用したドライバーユニットを搭載。振動板の周りのポリマーリングが豊かなサウンドを実現する

 

↑専用の「Shokz App」を使えば自分だけの音をカスタマイズ可能。イコライザー調整や、ボタン機能のパーソナライズなどが簡単に行える

 

↑2層構造のリキッドシリコンを採用したイヤークッションコアが、あらゆる耳の形状にフィット。長時間でも快適にリスニングが可能だ

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>AVライター 野村ケンジさん
ヘッドホン・イヤホン、DAPなどに明るい。TBSテレビ開運音楽堂「ノムケンLab」に出演中。

 

装着感が良く音漏れもなしサウンドのバランスも上々

「耳掛け型なので圧迫感がなく、TWSのように耳から落ちる心配もなし。サウンドは中高低のバランスが良く、ボーカルもしっかりと耳に届きました。フローティング型ながら音漏れも気になりません」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★★
影響力:★★★★★

 

【コレもヒット!】

耳の前にスピーカーが浮き快適な装着感と高音質を実現

ソニー
Float Run
実売価格1万8700円

耳の前に浮いたスピーカーから音が流れるため、圧迫感や耳の周りの骨の振動がなく、違和感や疲れを抑えられる。大音量になりやすいランニング時などにもオススメだ。

 

↑耳穴に何も入れない快適な装着感と高音質を実現。ランニングなどのスポーツ時や、ながら聴きなどに最適だ

 

フローティング&軽量でより快適にリスニング可能

nwm
パーソナルイヤースピーカー nwm MWE001
実売価格8250円

両耳9gの軽量かつオープンイヤー構造により、着けていることを忘れてしまいそうなイヤホン。有線タイプなので充電がいらず、音切れの心配もなく、快適に良音を楽しめる。

 

↑パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)技術を初採用。耳を塞がなくても、音漏れを逆相で打ち消すことで最小限に抑える