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2016/12/29 6:00

2016年のカメラをランキングで総決算! キーワードは「フラッグシップ」「高速連写」「VR」

オリンピックイヤーということもあり、ニコン、キヤノンからフラッグシップモデルが登場した2016年。秋にはドイツ・ケルンにて世界最大の写真・映像用品展示会「フォトキナ2016」も開催され、多くの新製品が登場した。そんな注目機種が目白押しだった本年のカメラ業界の動向を、ランキング形式で振り返ってみたい。解説は、弊社発行のカメラ誌『デジキャパ!』の編集も担当する河野がお送りする。

 

【一眼レフカメラ部門】

プロスペックでミスなく撮れるニコン D500が2016年のベストチョイス!?

1位 ニコン D500

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↑最高約10コマ/秒の連写速度を持ち、153点AFシステムにより、画面の広い範囲で高速かつ高精度なAFが可能な一眼レフ。4K動画撮影にも対応する。参考価格:24万3130円(ボディ)

 

2位 ソニー α6500

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↑世界最多の425点AFで画面のほぼ全域でAF可能。連写もAE/AF追従で毎秒最高11コマで撮れる。光学式5軸ボディ内手ブレ補正や4K動画撮影に対応。参考価格:16万60円(ボディ)

 

3位 オリンパス OM-D E-M1 MarkII

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↑オールクロス121点の高速・高精度AFを装備し、連写はAF/AE追従で最高18コマ/秒。強力なボディ内手ぶれ補正も備える。防塵・防滴性能に優れ、アウトドアでも安心。参考価格:23万5430円(ボディ)

 

4位 キヤノン EOS 5D MarkIV

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↑約3040万画素のフルサイズ一眼レフながら、連写は最高約7コマ/秒。「デュアルピクセル CMOS AF」でライブビュー撮影時のAFも速い。参考価格:41万4440円(ボディ)

 

5位 パナソニック LUMIX DMC-GX7MK2

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↑ボディ内とレンズ内手ブレ補正による「Dual I.S.」採用。静止画、動画ともに強力な手ブレ補正が機能する。最高約8コマ/秒連写に加え、約30コマ/秒の4Kフォトにも対応。参考価格:7万7940円(ボディ)

 

■総評

子どもやスポーツなど、動く被写体を失敗なく撮るには連写やAFといったスペックが重要だ。しかも高画質に撮ろうとしたら、それなりに大きなセンサーも必要。しかし、これらを極めてしまうと、大きく重く、高価なカメラになるため、撮影性能とセンサー、価格のバランスが難しい。2016年は、そうしたハイスペックでバランスのいいモデルが身近になった年といえる。

 

その筆頭が、ニコン D500だ。センサーをやや小さめのAPS-Cサイズとしてボディを小型化しつつ、連写や動画といった撮影性能はプロ機のD5並み。価格も20万円台と気合を入れれば、どうにか購入できる価格だ。2~4位についても連写性能が高い機種を選んだ。EOS 5D MarkIVは、約7コマ/秒と連写のみを見ればほかの4機種に劣るが、3000万画素クラスのフルサイズ一眼レフとしては立派。

 

【コンパクトデジタルカメラ・アクションカメラ部門】

カメラ業界にもVRの波が! 高級コンデジも粒ぞろい

1位 ニコン KeyMission360

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↑いわゆるアクションカムだが、4K解像度での360度ムービーが撮影できるほか、静止画撮影も可能。耐衝撃や防塵性能を持ち、水深30mまでの防水仕様のタフなカメラだ。参考価格:6万3440円

 

2位 カシオ EX-FR200

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↑画角185度の全天周レンズを搭載し、広範囲を1回のシャッターで撮影可能。4K動画撮影にも対応している。また、FR200を2台組み合わせることで360度(全天球)撮影も可能だ。参考価格:4万8350円

 

3位 パナソニック LUMIX DMC-TX1

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↑約2010万画素1型センサー採用の10倍ズーム機。4K動画撮影が可能で、動画撮影用としても便利。「4Kフォト」対応で約30コマ/秒連写が可能だ。参考価格:7万7540円

 

4位 キヤノン PowerShot G7 X MarkII

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↑広角側で開放F1.8の明るいレンズを搭載した高級コンパクトデジカメ。約2010万画素1型センサー採用でボケ描写も楽しめ、高感度撮影時の画質も優秀。参考価格:7万1920円

 

5位 カシオ EX-FR110H

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↑画素数をあえて約190万画素に抑えることで、一眼並みのISO51200での高感度撮影を可能にした。レンズ部分が外れ、さまざまな撮影シーンに対応できるのも魅力。参考価格:5万4600円

 

■総評

コンパクトデジカメでは、VRゴーグルの普及と合わせてVR動画撮影対応の機種が増えてきた。ニコン KeyMission360をはじめ360度撮影が可能な機種も登場し、2017年にかけてもこうした製品が増えてくると思われる。

 

そうしたトレンドを踏まえ、VR系のKeyMission360とEX-FR200を1位と2位に推したい。前者は360度、後者は185度の撮影ができ、今後のVR機器の発展にともなってさらなる可能性を見せてくれそうだ。3位、4位は1型センサーを採用したいわゆる「高級コンパクト」系。5位のEX-FR110Hは、この高画素化時代にあえて画素数を190万画素に抑えたユニークさが魅力的だ。