夢のマイホーム。早い人だと20代で購入している人も周りにチラホラ…。そんなピカピカのマイホームに招待された際に、あなたはどんな物を持参していきますか?
知らなかったではすまされない「新築祝い」のタブーを『オールカラー 困ったときにすぐひける マナー大事典』(現代マナー・作法の会・著/西東社・刊)から見ていきましょう。
オススメの新築祝い
「結婚祝い」「出産祝い」などの品はなんとなく頭に浮かんでも「新築祝い」の品は何がベストなのか心得ている人は少ないのではないでしょうか?
本著によると出費がかさむ時なので、無理に何か品物を渡さなくても現金や商品券でもOKなのだそう。
その場合いずれも紅白蝶結びの水引で贈り、新築戸建のお祝いの表書きは「御新築祝」とし、リフォームやマンション購入の場合は「御祝」とします。ちなみに「新築祝い」の金額ですが、親族・きょうだいに対してだと約1万~5万円、友人・知人に対してだと5千円~2万円くらいを目安におくるのが相場のようです。
贈ってはいけない新築祝い
では、反対に贈ってはいけない「新築祝い」とはどんなものなのでしょうか?
まず、火を連想するものはNGです。
例えば、暖房器具・ライターや灰皿・バーベキューセット・炎をイメージする赤い色彩のものなどです。また、目上の人に対してスリッパ・マット(ラグ)など「踏む」贈り物は失礼にあたるので新築祝いとしてはタブーの品。気にしない人もいるかもしれませんが、赤いスリッパなどは贈らないようにしましょう。
他には、インテリア用品も相手の好みや家のテイストと合わない可能性があるので避けたほうが無難です。もし、インテリア用品を贈りたい場合や相手の好みが分からない時には、相手に好きなものを選んでもらうカタログギフトがオススメです。
どういったものを贈るにしても、相手の趣味や家族構成を考慮して失礼にならないものを持参していきたいですね。
この他にも本著には「ふろしき・ふくさのルール」「スマートな手みやげの渡し方」「親戚づき合いの範囲」など、さまざまなマナーやコツが網羅されているだけでなく「この場合はいくら包めばいいんだろう?」と人にあまり聞けない、冠婚葬祭にまつわる金額の相場も載っている頼もしい一冊ですよ。
(文:凧家キクエ)
【参考文献】
オールカラー 困ったときにすぐひける マナー大事典
著者:現代マナー・作法の会
出版社:西東社
【マナーも作法もお金のこともこの1冊で!】最新のマナー、しきたりがこれ1冊ですべてわかります。贈答、日常のお付き合い、飲食、訪問・もてなし、結婚、お悔やみごと、手紙・ネット、ビジネスの各マナーを章ごとに紹介しました。オールカラーのイラスト・写真・図解を多用していろので、とてもわかりやすく簡潔に基本のマナーを身につけることができます。基本の作法から気になるお金の相場まで、困ったときに役立つ情報が満載です!
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