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2017/5/28 18:00

仕事や人間関係で「なぜか人生うまくいく人」になる方法3つ!

「なぜかわからないけど、あなたのことが好き」

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この「なぜかわからないけど」という感覚って大事だと思う。「わからないじゃなくて、言葉で説明してよ!」と詰め寄る女性(もちろん男性も)もいるだろうが、言葉では表せないけれど、溢れ出る想いがあるということなのだから。そしてその裏には、ちゃんとした理由があるのだ。ただ、本人がその理由に気づいていない、もしくはうまく説明できないだけなのだろう。

 

同様に、「なぜか人生、トントン拍子にうまくいくんだよね~」という人がいる。「なぜかいつもツイてない人」にとっては羨ましい話であり、「なぜか~じゃなくて、その理由を教えてよ! ケチ!」とボヤきたくもなる。今回は、誰もが知りたい「なぜか人生うまくいく」理由を明確に教えてくれる本、『なぜかうまくいく神さまの処方箋』(井内由佳・著/学研プラス・著)をピックアップ。人生で直面するさまざまな悩みに対する対処法をいくつか紹介しよう。

 

なぜかうまくいく「お金編」

なぜかうまくいく人は、大切な人との「思い出」にお金を使う。

(『なぜかうまくいく神さまの処方箋』より引用)

 

お金は生きていく上で必要不可欠なものであり、たくさんあるに越したことはない。では貯金がたくさんある人が幸せかというと、決してそうではない。「お金は、”使うこと”によって初めて価値が出るもので、”持っていること”で価値が出るものではありません」と井内さん。懸命に働いて稼いでいるにもかかわらず、常にお金に困っているという人は、お金が減ることを恐れて節約しすぎる人である。旅行やコンサート、食事など、形として残らない物にお金を使うのはもったいない、などと言う人がいるが、果たしてそうだろうか。どんなにお金を貯めていても、死ぬ間際に思い出すのは、物ではなく思い出だ。

 

お金は、気持ちよく送り出してもらえると嬉しくなって、その人のもとへ「帰りたい」と思うのだそう。井内さんの言葉を借りると「喜びとともに、お金を使いましょう。自然とお金が戻ってきます」ということである。節約するがあまり、使うべきところのお金まで控えてはいないだろうか。お金を使うことを恐れず、満たされた心を手に入れるために、有意義にお金を使おう。

 

なぜかうまくいく「仕事編」

なぜかうまくいく人は、職や資格より、人柄を磨く。

(『なぜかうまくいく神さまの処方箋』より引用)

 

最近は、起業をする人が多い。そのためには、何か他人よりも秀でているものがなくてはいけない。じゃあ、何か手に職をつけた方がいいのだろうか。子育てが一段落したら何か仕事をしたいから、資格をたくさんとらなきゃ。この考えは、ハッキリ言って甘いと井内さんは述べる。「人が困難にぶち当たったとき、最後にものを言うのは、資格でも、技術力でも、知識の豊富さでも、経験の多さでもなく、その人の”人柄”、つまり、考え方」なのだと。

 

確かに、難しい資格の数々を持っている人が世の中で活躍できるかというと、そうではない場合が多い。目の前にある業務や今いる環境で最善を尽くし、周りの人に愛され、人間関係に恵まれていれば、困ったときや新たな一歩を踏み出したいとき、必ず誰かが手を差し伸べてくれる。将来が心配であれば、人柄を磨き、人から好かれるような「かわいげのある考え方」を身につけることが大切なのだ。

 

なぜかうまくいく「人間関係編」

なぜかうまくいく人は、「正しさ」にこだわらない。

(『なぜかうまくいく神さまの処方箋』より引用)

 

明らかにズルいことをしている人が、ルールを守って生きている人よりも、オイシイ思いをすることがある。正義が損をして、悪が得をするなんて。不正は断固として許すべからず。……そう悶々としている人って、多いのではないだろうか。かくいう私も、そういうタイプだ。

 

しかし、井内さんはこう言う。「正義感って、ときに人を傷つけるんです」。そして、「正しいこと」ではなく、「よいこと」にこだわりなさい、と。よいこととはつまり、人に嫌な思いをさせないこと。

 

正しいけれど人を傷つけることは、結局のところ、悪である。人に嫌な思いをさせてまで、正義を振りかざす必要はない。

 

人にご褒美を与えたり、罰を与えたりするのは、人の仕事ではなくて神さまの仕事だと井内さんは述べる。そう、お天道さんはちゃんと見ている、ってやつだ。悪いことをしている人には、いつか天罰が下る。だから、正しいことをしているあなたが、あえて手を下す必要はない。人のことは気にしない。悪い奴らのせいで、自分の気持ちまでかき乱されることって、まったくの無駄であり損なことなのだなー。

 

つまるところ、なぜか人生がうまくいってる人は、本当にただ漠然とのほほんと生きているわけではなくて、ちゃんと努力したり、人のために動いたり、結果に見合ったことをしている、ということ。

 

ご紹介した以外にも、ママとの距離感、義理の家族との接し方、嫌な上司との付き合い方から、不倫に悩む人にまで。『なぜかうまくいく神さまの処方箋』には、今の自分にとってちょっと痛い内容も書かれているかもしれない。でも、良薬口に苦しと言うではないか。今悩みがある人は、ぜひ井内さんの著書で処方されてはいかがだろうか。

 

(文・水谷 花楓)

 

【参考文献】

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なぜかうまくいく神さまの処方箋

著者:井内由佳

出版社:学研プラス

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