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2017/12/18 17:00

来年こそは決断したい! 正しく決断するための4つ基本

「決断」の反対語は? 「優柔不断」ではありません。

 

答えは、『決断力の磨き方』(池田貴将・著/学研プラス・刊)という本に書いてあります。

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著者いわく、決断の反対語は「反応」です。
優柔不断とは、すぐに決められない状態のことです。反応とは、決めたつもりでいる状態のことです。その違いを説明します。

「決断」と「反応」の違い

仕事の納期を守るために、何をするか決める。
人に指示された仕事をやり遂げるために、どうするか決める。
勘違いしがちだが、これらはすべて「決断」ではない。

納期、指示など外からの力に対する「反応」だ。

(『決断力の磨き方』から引用)

 

人生は、選択の連続です。「やる」「やらない」の二択から選んでいます。なぜ選択するのかといえば、「期限があるため」「約束を守るため」「体裁を保つため」などの外的な動機があるからです。社会のしがらみに「反応」しているだけにすぎません。

 

進学や就職のとき、あなたは「決断した」のでしょうか? 親族や友人に対する体裁や世間の評判に「反応した」にすぎないのでは?つまり、あなたが思っているよりも、あなたは「決断」に慣れていません。生まれてから1度も決断したことがない可能性すらあります。

 

 

決断とはレールから外れること

決断とは、将来を考えるきっかけを積み重ねること。

今のままの延長線では到達できない、自分が変わらなくては達成できない、そういうゴールや目標を定めたときに、人は決断を迫られるのだ。

(『決断力の磨き方』から引用)

 

ルーティンワークとは「すでに達成したことがあるゴール」を目指すことです。うまくやれることを繰り返すのは、ただの「作業」にすぎません。達成したことがないゴールを目指すために新しい行動方針を定める。それが「決断」です。決断することによって、生活の延長線上になかった新しいゴールに到達できます。

 

 

未来をコントロールする

本当に未来を変えてきたいのなら、心を入れ替えるより、予定を入れていくことだ。

もちろん心は大事、しかしいくら心を決めても、行動が決まらなければ、変化は起こらない。

(『決断力の磨き方』から引用)

 

決断は「思いつき」でするものではありません。計画が必要です。

『決断力の磨き方』の著者いわく、計画とは「未来をコントロールすること」です。やることは「来週を有意義に過ごすためにできること」をスケジュール帳に書くだけ。予定どおりに運ばないこともあるでしょう。試行錯誤しているうちに、未来をコントロールするコツをつかむことができます。1週間単位で新しいゴールを目指すことに慣れれば、決断を恐れなくなるでしょう。

 

 

未来の自分を助けるために

「明日からやろう」と7回言えば、1週間が過ぎる。
「来週からやろう」と4回言えば、1ヶ月が過ぎる。

(『決断力の磨き方』から引用)

 

なぜ、決断するのか?
「明日の自分に感謝されるため」です。来週の計画を立てるのは、未来の自分に感謝されるためです。いま決断することによって、未来のあなたを幸せにすることができます。

 

人生を後悔したくなければ、未来の自分を助けるつもりで毎日を過ごしましょう。自分が幸せになれば、周りを幸せにする余裕が生まれます。幸せになるために決断をしましょう!

 

【著書紹介】

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決断力の磨き方 人に決められる人生でいいのか

著者:池田貴将
出版社:学研プラス

決められないこと、迷うことは誰にでもある。でも、どこかで「決断」しない限り、前には進めない。『覚悟の磨き方』の著書・池田貴将による、「決断力の磨き方」。決断しなければいけない、すべての人へ。――逃げるな、立ち向かえ。自分を、変えよう。

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