自分の身体の“健康”に関心がない人はいませんよね。病院に行かなくても、今日の健康状態をすぐに教えてくれる、とっても身近な存在があります。
“うんち”です!
おっと! 汚い、下品と思わないでくださいね。もう少し、話にお付き合いください。出したうんちを見るだけで、あなたの体調がたちまちわかってしまうのです!
うんちを見れば健康状態がわかる
「からだのひみつ」(こざきゆう他・著/学研プラス・刊)には、うんちの“うんちく”がたくさん紹介されています。本書によると、うんちは身体の健康状態を測るバロメーターなのだそうです。
うんちを出したらすぐに流してしまう人はいませんか? おそらく、99%くらいの人はすぐに流しますよね。というか、うんちを観察するのが趣味な人は、世の中にそう多くないでしょう。
……話が逸れました。体調が気になる方は、ぜひ、うんちを観察してみてください。いったいどんなことがわかるのでしょうか? チェックポイントをまとめて紹介します!
まずは、うんちの形をチェック!
まず、うんちには理想的な形があります。それは、長~いバナナ形! しかも、皮をむいたバナナくらいの太めのものがいいそうです。本書によると、うんちの太さは肛門の締まり具合で決まるそうです。細いうんちばかり出る人は要注意! 痔ができていたり、大腸がんになっている可能性もあります。
毎日、バナナうんちがもりもり出る人は、健康そのもの! 心配する必要はありませんよ。
うんちの色と固さも見てみよう
そして、色も大切です。理想は、うんちと聞いて誰もが思い浮かべる、“黄褐色”です。これは、腸のなかにビフィズス菌などの善玉菌が多い証拠。しかし、悪玉菌が多いと腸の中で腐敗してしまい、黒っぽいうんちになるのです。
硬さも大事です。さすがに触ることはできませんが、見た目で結構わかりますよね。これもバナナうんちくらいの柔らかさで、水分が75%ほど含まれている状態がベストです。
柔らかいうんちは、食べすぎのせいで大腸が水分を消化できなかったことが原因。一方、コロコロした固いうんちが出るのは、腸内で水分が吸収されすぎたためです。便秘の前兆なので、食物繊維をしっかりとりましょう。
最後は臭いをチェック!
自分のうんちの臭いなんて嗅ぎたくないよ、という人がほとんどだと思います。けれども、勇気を出して臭いをチェックしてみましょう。
酸っぱい臭いがするのは、腸内で異常発酵がおこり、消化不良に陥っている証拠。下痢のときは焦げ臭くなりますが、これは小腸の機能が低下している状態なのだそうです。とんでもなく臭いときは、肉や卵の食べすぎです。野菜などの繊維をとりましょう。
うんちは身体のことを何でも知っている
いかがでしたか? 健康診断で検便を行う理由がよくわかりますね。私も「検便なんてやるんだ」と思っていましたが、うんちはあなたの健康を教えてくれる、物知り博士なのです。
うんちをこまめにチェックすることで、あなたが気を付けなければいけないことがわかるはず。特に、年末年始で暴飲暴食をしまくったあなた! やばいうんちが出ていませんか? すぐに食生活を改善しましょう!
【著書紹介】
からだのひみつ
著者:こざきゆう(原作)
出版社:学研プラス
学研の「ひみつシリーズ」の大人版。豪華作家陣、よこたとくお・石原まこちん・うちやまだいすけ・うおりゃー!大橋・山根あおおに・ビッグ錠・タナカカツキ・ロビン西・新沢基栄・えびはら武司・おおひなたごう・しりあがり寿・平松伸二による大人の学習漫画。