本命がいる人もいない人も、職場の同僚など身近な男性に毎年贈ることが当たり前になりつつある「義理チョコ」。でもこの義理チョコ、贈る女性側も、その義理チョコにお返しをする男性側にも、あらゆるマナーが存在するんです。
義理チョコにまつわるNG行為を『贈り方のマナーとコツ』(岩下宣子・監修 /伊藤美樹・絵/学研プラス・刊)から見ていきましょう。
NGな義理チョコ
職場の男性に義理チョコを贈る場合はグループで購入するのが吉です。グループだと酒類やブランドもののハンカチなど、相手の趣向に合わせた少し豪華な物を贈ることができますし、複数人で渡すことで「本命」と誤解されずにすみます。
この「本命と誤解されないようにする」というのが義理チョコを贈る際のポイントであり、大事なマナー。具体的にいうと、どんなに安くても「ハート型のもの」は義理で贈るならNG。また、妻帯者に義理チョコを贈るときには必ずカードに「奥様と一緒にどうぞ」というメッセージを添えるようにしましょう。
NGな義理チョコのお返し
では、反対に義理チョコをもらった男性側から贈る、NGなお返しとは…?
まず、「大きな花束」は相手の迷惑になる場合があるのでNG。小ぶりで可愛いブーケ程度なら許容範囲ですが、顔が隠れるほどの大きな花束は、本命の女性にあげるべきプレゼントかもしれません。
次に、NGなお返しとしてあげる物は「下着」です。ギフト用として、お菓子と下着類がセットになったものも売られていますが、これは絶対NG!
もらった女性がドン引きし、セクハラと受け取られてしまう危険なお返しです。「単なるお菓子をプレゼントしたつもりだったのに、よく見ると下着とセットになった物だった…。」と青ざめることがないよう、しっかり確認して購入することが重要です。
義理チョコのお返しとしてふさわしい物は、定番ですがラッピングされたクッキーやキャンディーなどのお菓子や、日常的に使うハンカチ。また、他の男性陣と差別化したい場合は、可愛い絵本などでもOK。
贈る方も、お返しする側も、こうしたマナーを踏まえてステキなバレンタインをお過ごし下さいね♪
(文:フムフム編集部)
【文献紹介】
贈り方のマナーとコツ
著者:岩下宣子・監修、伊藤美樹・絵
出版社:学研プラス
品物の包み方、のし袋の選び方、添え状・手紙の書き方のちょっとしたアイデアで、あなたの気持ちはもっと伝わります。生活の中での「贈る」ためのマナーと知恵を満載し、おしゃれなイラストで楽しさアップの、新しい生活実用書。