猫ブームが続いています。私も年内に引っ越す予定ですが、引っ越し先では猫と一緒に暮らしてみたいと思っています。
猫と上手に付き合う方法を探していたときに出会ったのが「猫語辞典」(学研パブリッシング・編/学研プラス・刊)です。本書によると、猫は身体のしぐさ、つまりボディーランゲージで気持ちを伝える動物なのだとか。ポーズでどんなことを考えているのかがわかるのだそうです。
ポーズで気持ちを伝えます
猫が安心しているときは、耳が自然に前を向き、背中がまっすぐで、尻尾が自然に垂れています。
では、感情が高まっているときはどうなるのでしょうか。わかりやすい例を紹介しましょう。猫が身体を高くしているときは強気のポーズ。いっぽう、低くしているときは弱気になっているのだそうです。
猫は相手に身体を大きく見せて威圧感を与えたり、はたまた小さく見せることで「僕に攻撃をしないでよ!」と、メッセージを送っているそうです。
実は猫も“強がり”ます
下半身が高くて、上半身が低いという複雑なポーズをした猫を見たことはありませんか。これは、猫が強がっている状態です。目の前の相手を威嚇しつつも、びびってしまっている状態なのだそうです。
そして、もうひとつ、猫の感情を読み解く上で欠かせないものがあります。いったいなんでしょうか?
尻尾は気持ちに正直です
猫の気持ちを読み解くもうひとつのポイントは、尻尾の動きです。尻尾は猫の気持ちに連動して動きます。
飼い主に甘えたいときは、尻尾をまっすぐにピンと立てます。まるで旗のように、遠くからでもわかるようなポーズをとります。
ちなみに、尻尾を立ててこちらをまっすぐに見つめてくれば、あなたを慕っている証拠です。猫は苦手な相手とは目を合わせようとしませんから、視線を向けてくれるのは、あなたに親近感を抱いているあかしなのです。
遊んでほしい時は尻尾がこんな形
尻尾を“逆のU字型”に曲げている猫を見たことはありませんか。あなたに対してこのポーズを示していたら、「遊ぼう!」という合図。猫のテンションもアゲアゲになっていますから、ぜひ、猫と思い切り遊んであげてください。
いっぽう、例えば猫が外で仲間以外に対してこのポーズをしているときは、威嚇の意味になるのだそうです。
尻尾フリフリはご機嫌斜め?
犬は尻尾を振っていると喜んでいるポーズになります。ところが、猫はまったく逆の意味になってしまいます。
尻尾を激しく振っているのは、イライラのサイン。ときおり、尻尾を床にたたきつけるようなこともあります。この場合は猫に構うのはご法度。噛みついてくることもありますから、落ち着くまで、近づかないようにしましょう。
また、抱っこをしたときに尻尾を振るのは、嬉しいのではなく「やめて!」という気持ちです。すぐに解放してあげるようにしましょう。
いかがでしたか。猫のしぐさを理解して付き合えば、絆がきっと深まるはず。猫と一緒に暮らす日を夢見て、私もしっかりと予習しておこうと思います!
【著書紹介】
猫語辞典
著者:学研パブリッシング(編)
出版社:学研プラス
かわいい猫のグラビア大特集●顔の表情編:興味津々、満足、危険察知、フェロモン感知など●姿勢編:威嚇、恐怖、安心など●しっぽ編:甘えたい!、遊ぼう!イライラ、驚きなど●寝姿編:箱入り寝、マクラ寝
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