幼児教育にも
100円ショップの折り紙は幼児教育にもぴったりで、私はベビーベッドの周りにたくさんの折り紙を貼っては「これは赤、これは青」と赤ちゃんに教えていた。やがて赤ちゃんは色を選び、自分が好きな色の折り紙を指差したりもするようになった。赤ちゃんは寝ているだけの時期は、とても退屈そうにしているので、ベッドがカラフルだと楽しいらしく、しげしげと眺め回すのだ。
さらにお絵描きをしたがる時期にも、折り紙は有効で、例えば黒の折り紙に白のクレヨンで描いた時と、白の折り紙に白のクレヨンで描いた時は、引いた線の見えかたが全然ちがう。どんなに力を入れて描いても、白い折り紙に描いた白いラインは見えにくい。そんなことを自分の手や目で学ぶことができるのだから、とてもいい経験になる。
少し大きくなると、折り紙は子どもがくしゃくしゃ丸めたりちぎったりして楽しむようになる。単色よりは色々なバリエーションがあったほうが選り分けたりして遊ぶので張り切るのだ。もう少し手先が器用になれば、いよいよ折り紙を折って遊ぶことになる。実は折り紙にはかなりの折りかたのバリエーションがあり、あれこれ折っていると、立体の感覚が掴めて、ゆくゆくは算数の下地にもなってしまう。
ちなみに私は最近、ダイソーにある「モクモリちよがみ」がお気に入りだ。4種類の木目調の柄がそれぞれ25枚ずつ、何と100枚も入って100円、つまり1枚たったの1円なのである。贈りもの箱の下敷きにしてもいいし、便せんにして手紙を書いてもいいし大きめのメモ用紙にもなる。折り紙を作ると木目調なので飾りたくなる。ちょこっと使える小さなペーパーがあると何かと役に立つのでおすすめだ。
【書籍紹介】
NATURAL好きのおうちCAFE
著者:ライフ&フーズ編集部(編)
発行:学研プラス
暮らしに興味がある人たちに向けて、自宅に友人を招く際に、かわいくおしゃれにおもてなしするためのヒントを紹介する本。自慢したくなるレシピから、テーブルコーディネート、おもてなしのしつらえ、インテリアまでトータルに紹介します。