ドイツ車プレミアムブランド御三家
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディはドイツ車プレミアムブランド御三家と呼ばれている。同じ年齢で同じ時代に活躍したマドンナとプリンス、そしてマイケルみたいな関係に例えたくなる。
『ル・ボラン 2018年2月号』(ル・ボラン編集部/学研プラス・刊)の目玉は、“Showdown 2018”というタイトルの下に展開される、ドイツ・プレミアムブランドの威信をかけた三つ巴バトルという主旨の40ページ以上にわたる特集記事だ。三つのメーカーの全80車種が登場する。さすがに、見た目だけでもかなりゴージャス。
タイプ別対決も読み応え十分だ。BMW M6カブリオレ、メルセデスAMG GTロードスター、アウディR8スパイダーのオープンカー対決。メルセデス・ベンツGLA、アウディQ2、BMW X1の“アイドルSUV選抜総選挙”。そして、おそらく最も需要が高いと思われるミドルセダン対決はアウディA4、メルセデス・ベンツCクラス、そしてBMW3シリーズで繰り広げられる。
ドリームカー
どの1台をとっても、筆者にとってはすぐに買えるレベルの車ではない。特集記事を読んでいて、ジャニス・ジョプリンの『Mercedes Benz』というア・カペラの曲を思い出した。神さまに呼びかけて、ベンツやカラーテレビを買ってほしいとひたすら訴える内容だ。一説によれば、ジョプリンがベンツに乗ってドライブしていた時に思い浮かべたことを歌詞にしたという。
ベンツもBMWもアウディも、筆者にとっては間違いなくドリームカーだ。手に入れられる日が来るという確証も確信もない。ただ、ジェミニLSGを買った時の純粋な熱量は確実に甦ってきた。わんこを湘南に連れて行ってビーチで思い切り走らせたいし、イケアに行ってちょっと大き目の家具も買いたい。コストコでまとめ買いもしてみたい。
とりあえずは、この特集記事をもう一回熟読しながら妄想を膨らませることから始めるか。もちろん、『Mercedes Benz』を聞きながら。
【書籍紹介】
ル・ボラン 2018年2月号
著者:ル・ボラン編集部
発行:学研プラス
輸入車を軸にクルマやクルマ用品、ニュースなどをタイムリーに発信。ダイナミックなビジュアルとわかりやすい記事には定評があり、欧州車を中心とする現地取材企画は高い人気を誇る。
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