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2018/4/23 20:00

『ル・ボラン 2018年4月号』――セールス好調の輸入車に対するアナタに疑問に答えます!

普段使いの道具としての車

特集の立ち位置は、男目線ばかりではない。

 

Q77 奥さまにオススメするコンパクトカーのポイントは?

A  やはり普段使いの快適さでしょうか!

 

車というのは、趣味の対象であり、一緒になって楽しさを追求するものであると同時に、日常生活で使う身近な道具でもある。ならば、使い勝手に関する疑問も当然だろう。今回の特集では、上に示した通り、女性の目線から見た車選びに関する要素も網羅されている。ちなみに、普段使いの快適さを軸にリストアップされているのはMINI 5 DOOR、AUDI Q2、CITROËN C3、そしてFIAT 500X。第一印象、インテリア、アピールポイントといった軸で比較していく。

 

普段使いの快適さといえば、これも面白かった。

 

Q72 駐車支援システムは付いていると便利ですか?

A  シンプルなシステムの方が完成度は高いです(笑)。

 

片手でハンドルを握ったままもう一方の手を助手席にかけ、リアウィンドー越しに狙いを定める動作。かつては男子のモテ仕草のトップ3に入っていたはずだ。ところがこれは、駐車支援システムによってアピールポイントとしての価値を失ったようだ。「タイムトライアルで争うパーキングアシスト選手権」も必見。

 

 

こんな情報もいかがでしょう

こちらもQ&A仕立てで進む2018年の自動車シーンを占うコラム、そして2018年ニューモデルカレンダーは輸入車のトレンドを把握するのに役立つだろう。ボルボ・オーシャンレース(ヨットレース)やFORMULA E CHAMPIONSHIP(電気自動車のフォーミュラカーレース)についての項目も、ちょっとしたうんちくのネタになるはずだ。

 

輸入車購入をリアルに考えている人たちにとっては実用的であり、そうではない人たちにとっては、輸入車最新情報を仕入れるための絶好の一冊となるだろう。かゆいところにしっかり手が届いた特集。もう一度全項目をよく読んでみます。

 

【書籍紹介】

ル・ボラン 2018年4月号

著者:ル・ボラン編集部(編)
発行:学研プラス

ドイツ車をはじめとする輸入車を軸に、クルマやクルマ用品、ニュースなどをタイムリーに発信する月刊自動車雑誌。ダイナミックなビジュアルとわかりやすい記事には定評があるほか、欧州車を中心とする独自の現地取材企画は高い人気を誇る。

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