ボードゲームと聞くと「種類ありすぎてどれから始めたらいいか…」とか「なんかルールややこしそうだし」と思っている人も多いと思いますが、近年ボードゲーム熱がヒートアップしており、都内には30店舗以上のボードゲームカフェができているそうなんです!
ここまでくるとブームを通り越して定番化しそうですよね。ということで今回は、懐かしい気持ちになるボードゲームからGWに家族や友達と楽しめる最新のボードゲームを『GetNavi 2018年6月号』(GetNavi編集部・編/学研プラス・刊)からご紹介いたします。小さいころエポック社のドンケツゲームよくやってたな〜ってこれはボードゲームじゃないか(笑)。
そもそも「ボードゲーム」とは?
ボードゲームと聞いて思いつくのはどんなゲームでしょうか?
人生ゲームに、オセロ、将棋に囲碁、すごろくなどたくさんありますよね。最も古いボードゲームと推測されているのはエジプトのセネトという2人で戦うレースゲームだったそうです。王朝誕生以前とエジプト第一王朝の墓でこのゲームが発見されているということなのですが、この内容については歴史学者たちによってあーでもない、こーでもないと議論されている途中だそうなので、詳細はおいておきます。ちなみに今、世界で最もボードゲームが熱い国はドイツなんだとか。
「ドイツのボードゲームは出版社から発売されています。ですから、おもちゃではなく、絵本のような知育的なイメージが強いんです」
世間一般に、孫と一緒に遊ぶために祖父母が買い与えるという認識があるという。
(『GetNavi 2018年6月号』より引用)
ボードゲーム界で最も権威のある賞「ドイツ年間ゲーム賞」というのがあるのですが、2017年に大賞を受賞したのが『キングドミノ(テンテイズゲームズ)』というタイルをつなげていく配置ゲーム。これは2名以上で楽しめて、プレイ時間は15分と短い時間で勝敗が着くのが魅力なんだとか。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
ひとりでも行きやすい、ボードゲームカフェとは?
『GetNavi 2018年6月号』では、自他共に認めるボードゲームフリークなイラストエッセイスト・コラムニストの犬山紙子さんが神保町にあるボードゲームカフェ「アソビCafe」にひとりで潜入された様子がレポートされています。
え? ひとりで遊びに行って大丈夫なの? と思った、そこのあなた!
1人で来た人には、他のグループとの相席を店員さんがセッティングしてくれる。お店で知り合ったお客さん同士が仲良くなるケースも多いのだとか。
(『GetNavi 2018年6月号』より引用)
おおおー!
これは心強い。ちなみに、お店によってフリーク向けからライトプレイヤー向けまで様々あるそうなので、いきなり上級者の集まるカフェに行ってしまって「なんで負けたの?」とわからぬうちに時間が過ぎていた…なんてことにならないよう、事前にホームページ等で店舗情報はチェックしておくようにしましょう。
また「アソビCafe」の場合、初めてのゲームでも店員さんの手が空いていれば、ゲームのルールをわかりやすく教えてくれるとのことなので、これも嬉しいサービスですよね。
種類もたくさんで退屈知らず! でも何をやったらいいの?
もうひとつボードゲームカフェの魅力は、3000円から1万円以上するようなボードゲームを選び放題、遊び放題できるところ。自分のお家でこれだけの種類のゲームを揃えるのは大変ですからね(笑)。とは言っても何からスタートしたらいいかわからないという方! ボードゲーム好きな犬山さんオススメを教えてもらいましょう。
《初級》
『ディクシット(ホビージャパン)』:場に並べたカードの絵柄から、キーワード頼りに親が出したカードを推理して当てるゲーム。
《中級》
『モダンアート(ニューゲームズオーダー)』:絵画を売買し、より多くの稼ぎを目指す競りゲーム。
《上級》
『オーディンの祝祭 日本語版(テンデイズゲームズ)』:コマを置いて仕事を取り合うワーカープレイスメントに、タイル配置で高得点を狙うパズル要素を加えた重量級ゲーム。
自分のレベルに合わせて、ぜひ気になるゲームを「アソビCafe」で試してみてはいかがでしょうか?
国内最大! ボードゲーム専門店・すごろくや
種類がたくさんあるボードゲームですが、「みんなが知っているゲーム」のほうがより楽しめますよね? ということで、日本最大のボードゲーム専門店・すごろくやさんのカリスマオーナー丸田さんに聞いた売上トップ10が『GetNavi 2018年6月号』では紹介されています。
今回は第6位にランクインしている、3歳から楽しめる『イチゴリラ(すごろくや)』をご紹介します。
2枚ペアだけではなく3枚セットや4枚セットのカードもある神経衰弱の”笑える”進化版です。対応人数が幅広く(2〜6名)、みんなで楽しめます。
(『GetNavi 2018年6月号』より引用)
ちなみにこの『イチゴリラ』は、すごろくやのオーナー丸田さんが総指揮&制作し、2010年に販売したボードゲームです。15年ほどテレビゲームの制作をされていたそうなのですが、オリジナルゲームを作っちゃうってスゴすぎる…! 詳しくは、すごろくやさんのブログでも紹介されているので、気になる方はのぞいてみてください。
すごろくや<http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1576.html>
ひとりで楽しむボードゲームもある?
ここまで紹介してきて思うのは、誰を誘えばいいかな…、一緒に楽しんでくれる人がいないんだよな…ということ(寂しい)。そんな時はボードゲームカフェに行けばいいじゃん! と思うかもしれませんが、なかなかその勇気もなく…(笑)。基本複数人で楽しむボードゲームですが、ひとりで楽しむボードゲームもありましたので、ここでひとつご紹介します。
それは、棒版ジェンガのような遊びで、ふったサイコロの色の棒を、ひと束になっているところから倒さないように抜く『スティッキー(ハバ)』というゲーム。赤ちゃんからお年寄りまで楽しめるので複数名でやる方が圧倒的に楽しめますが、いざという時はひとりでもできますので、覚えておきましょう。
さてここまでたくさんのボードゲームをご紹介してきましたが、ボードゲームは年々市場規模を伸ばしており、AIと連動させたゲームや、復刻版の人生ゲームなど年間1000タイトル以上が世界中でリリースされているそうです。ゴールデンウィークに帰省するときの手土産に、ゴールデンウィークも仕事だという方の息抜きに、ひとり遊びのお供に、ぜひボードゲーム楽しんでみてはいかがでしょうか?
【書籍紹介】
GetNavi 2018年6月号
著者:GetNavi編集部
発行:学研プラス
読者の「賢い買い物」をサポートする新製品情報誌。話題のスマートフォンから薄型テレビ、パソコン、デジタルカメラまでベストバイを断言!