そろそろマイホームかな…なんて考える年齢になりました。でも何からはじめたらいいかもわからず、周りにも購入した人も少なく、「このまま賃貸でいいかな〜」と思っていたのですが、せっかくだし! と重い腰を上げてゴールデンウィークに住宅展示場へ行ってきました! 今振り返ると、いきなり戸建新築を見に行くなんてハードルが高すぎたかもしれませんが(笑)、そのレポートと「実際に今買うのどうなの?」ということを考えていきたいと思います!
住宅展示場はサービス精神がすごいっ
住宅展示場というと、郊外にあるイメージが強いかと思いますが、実は渋谷にもあったんです! 渋谷駅と表参道駅の間くらいに約15棟の新築戸建がずらりと並び、好きなところを無料で自由に見学できるのですが、入り口でまず案内図と「フリードリンクチケット」がもらえます。買う気なんて全然ないのに申し訳ないなぁ〜という気持ちもありつつ、グルグルと展示場内を見ていきました。
15棟くらいだったら2時間かからず見れるかなーなんて余裕をぶっこいていたのですが、結果3棟しか見れませんでした。というのも、とにかくどこの住宅メーカーさんもサービス精神がすごいんです! ちょっと入っただけで、アイスクリームをくれたり、お付きの方がご一緒してくれてお家の設備を隅々まで説明してくれたり、資金シミュレーションまでしてくれました。一気に現実感が湧いてくる…! これは、買いたくなってる私がいる!?
住宅展示場の家は5億円!?
実際に3棟まわってみたのですが、どの住宅もめちゃくちゃ豪華! 家の真ん中に木が植えてあったり、エレベーターがついていたり、1階がカフェになっている賃貸+戸建住宅があったりと、一言に戸建住宅と言ってもこんなにも種類があるのか〜と大変勉強になりました。
「こんな豪華な家は建てられないのですが、参考までにこの家はおいくらですか?」と聞いてみたところなんと平均1.5億円! もちろん土地代は無しなのですが、展示場用に作ったもので1.5億円もかけちゃうなんて…。私の周りには富豪がいないので(笑)、富豪のお友達の家に遊びに行く感覚で楽しんじゃうのもありですね。
購入前に知っておくべき7つのポイントとは?
さすがにその場で「えーい! 買っちゃえ!」とはなりませんでしたが、今まで賃貸に住んでいた私、「購入もありですね〜」とかなり前向きに購入を考えられるようになりました。しかし、なにも勉強せずに流されるまま気がついていたら「損しちゃった〜」なんてなりたくないですよね!
そこで、『絶対に失敗しない!マイホームの選び方・買い方』(山下和之・著/学研プラス・刊)より購入前に知っておくべき7つのポイントをご紹介します。
1.建設・住宅の購入環境を知る!
2.住宅のトレンドを知る!
3.住宅の選び方を知る!
4.住宅メーカーを知る!
5.住宅のプランを知る!
6.住宅購入の資金プランを知る!
7.得する法律&税金の制度を知る!
(『絶対に失敗しない!マイホームの選び方・買い方』より引用)
住宅購入というと、どうやってローンを組むべき? 頭金はどれくらい準備したら? など様々な疑問が湧いてきますが、この7つのポイントをひとつずつクリアしておくとスッキリできるそうです。
とは言っても、いきなり戸建は難しいよ…
そりゃ〜理想は戸建はだけど、都内に土地買って建てるなんて夢のまた夢だよ。
と頭をよぎった私。実際、都内で戸建をたてるとなるとどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ちょっとデータが古いのですが、『絶対に失敗しない!マイホームの選び方・買い方』に2013年度上半期フラット35利用者調査で、新築マンションと建売住宅における平均購入価格が掲載されていたのでご紹介します。
全国平均では、新築マンションの3861万円に対して、新築の建売住宅は3341万円と建売住宅の方が520万円も安くなっているのです。
(『絶対に失敗しない!マイホームの選び方・買い方』より引用)
意外! マンションよりも建売住宅の方が安いんですね。さすがに展示場のように1億なんてのはなかったのも安心(笑)。
このアンケートの元となっている「フラット35」とは固定金利の住宅ローンの名称です。現金でドーンと一括購入できればいいのですが、3000万円なんて金額は宝くじでも当たらない限り難しいので、ほとんどの方がお金を借りて購入します。その際に、金利を35年間一律で借りられるのが「フラット35」というわけです。つまりお金を借りた人から平均金額を出しているから信頼できるデータということですね。
最新版は2016年度のデータが出ていたので、もっと詳しく知りたい方はぜひ以下からアクセスしてみてください(PDFが開きます)。
参考
https://www.jhf.go.jp/files/400342360.pdf
住宅ローンと消費税を考えるなら、戸建は「今」が買い時?
ご存知の方も多いかと思いますが、2016年から始まったマイナス金利政策によって、住宅ローンの金利が下がったため、購入金額と返済金額の差がすこーし縮まりました。また、来年10月からは消費税が10%にアップすることも確定しているため、8%のうちの駆け込み購入されることも予想されています。しかし、2020年に開催される東京オリンピックによる建設業の人手不足による人件費の向上なども影響し、本当に今買うのがいいの? という方も多いでしょう。一戸建て住宅と言っても4つの購入方法があるそうなので、今の自分にあったものを検討してみたいですよね。4つそれぞれをご紹介します。
注文住宅(自分で土地を見つけて購入し、その上に注文住宅を建てる)
建築条件付き宅地+注文住宅(注文住宅を建設することを条件とする土地を買って、注文住宅を建設)
建売住宅(建築済みの物件を土地と建物をセットで購入する)
中古住宅(一定の期間、利用された土地と建物を購入する)
これらは、それぞれメリットとデメリットがありますし、金額も変わります。気になる方は、『絶対に失敗しない!マイホームの選び方・買い方』で比較検討してみましょう。
また住宅業界に詳しい方にお話を聞いたところ、「国としては東京オリンピックより、リニアの方にお金かけているから都内で土地を買うならリニア開設より前の方がいいよ」との声も。リニアのことも考えると、逆に名古屋や大阪で住宅購入して都内で仕事する…なんて人も出てくるかもしれませんよね! 私の場合は、購入する前に、自分の人生プランからしっかり考え直してみよっと!
【書籍紹介】
絶対に失敗しない!マイホームの選び方・買い方
著者:山下和之(監・著)
発行:学研プラス
住宅ローンの控除額が最大2倍の400万円まで拡充したほか、すまい給付金など消費増税分以上に税金を取り戻せるチャンスのある住宅市場。これからマイホーム購入を考えている人に向けた後悔しないためのマイホーム取得のためのノウハウをまとめた1冊。