僕は現在33歳ですが、おそらく同年代の方であれば、小学生時代の頃にミニ四駆の大ブームを経験しているはずです。私もそんな一人で、近所のデパートやおもちゃ屋さんでは毎週のようにミニ四駆の大会が開催されていました。
友達同士で、速いマシンをつくるコツや、車体のドレスアップについて情報交換し合っていたのが懐かしいです。
2018年はミニ四駆の記念すべき年だ!
1982年に発売されたミニ四駆は熱狂的なファンに支えられ、現在は第三次ブームといわれるほどかつてない盛り上がりを見せているそうです。「ハイパーダッシュ!四駆郎」や「爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!」など、あの頃に夢中になったミニ四駆の漫画が、再び、大人向けに連載されています。
子どもの頃にミニ四駆にはまっていたなあと思ったあなたは、ぜひ「ミニ四駆 超速ガイドブック2018-2019」(Get Navi・編/学研プラス・刊)を手に取ってみましょう。
最新のマシンのオールカタログが掲載されていますし、チューンナップの方法からレースでの出走の仕方まで、あらゆる情報が満載。ページをめくっているだけで、わくわくしてくるはずです。
特別仕様の“皇帝”のステッカーが付録に!
昨年2017年は、ミニ四駆の発売35周年というバースデーイヤーでした。
今年2018年はミニ四駆の最大のイベントのひとつ「ジャパンカップ」の開催から30周年という記念の年にあたります。第1回ジャパンカップは、1988年に全国16会場で開催されました。
優勝した駒木孝有氏はのちにプロのレーサーとして活躍するなど、伝説の人物となっています。
そんな第1回のシンボルマシンに選ばれたのが“皇帝”でした。本書のページをめくると、ジャパンカップ30周年の記念仕様となる「ダッシュ1号 皇帝(エンペラー)」のステッカーが付録でついています。これはさっそく、マシンに貼ってドレスアップしてみたいですね。
ジャパンカップ2018の公式コースが公開!
「ジャパンカップ2018」は、6月16日の東京での開催を皮切りに、9月30日の大阪まで全国14会場を巡回します。そして、10月にはチャンピオン決定戦が行われるという流れです。
今年のコースのテーマは“原点回帰”。全長169.8mの「クラシックサーキット2018」は、1988年に行われたはじめてのジャパンカップの公式コース「ウルトラ グレート ダッシュサーキット」をもとに生み出されたものです。
本書は今年のコースの特徴を、「ド派手なセクションこそないものの、マシンを左右上下に揺さぶったり、コースのフェンスや壁面に突起物を設置するなど、攻略しがいのあるコース」と分析しています。
大人たちよ、今こそ夢をかなえよう!
僕は小学生の頃、お小遣いが足りなくて欲しいミニ四駆のパーツが買えず、涙を流したことがありました。
そんなミニ四駆をもう一度始めるなら、今が最高のタイミングかもしれません。かつてよりもネットなどで情報交換がしやすくなっていますし、パーツも入手しやすいといえます。そして、何よりジャパンカップが第30回という、歴史の節目となる年。挑戦する価値はありそうです。
本書は、ミニ四駆への情熱がよみがえってくる一冊になっています。本書を片手に、今こそ、子どもの頃の夢をかなえてみてはいかがでしょうか?
【書籍紹介】
タミヤ公式ガイド ミニ四駆 超速ガイド2018-2019
著者:ゲットナビ編集部
発行:学研プラス
タミヤ公式のミニ四駆ガイドの2018-2019年版。チューンナップやドレスアップの最新テクニックを紹介する。公式レースの優勝マシンも多数掲載。付録はダッシュ1号・皇帝 メモリアルーJ-CUP開催30年記念―用特製ステッカーが2バージョン!