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2018/6/14 6:00

【朝の1冊】予算は数十円。かんたん「緊急用トイレ」の作り方――『東京防災』

日本は、災害の多い国です。どこに住んでいても、地震、台風、豪雨などによって被災するおそれがあります。

 

心の準備をしておきましょう。とりあえず「緊急用トイレの作り方」と「日常備蓄リスト」を知っておくことをオススメします。食べなければ生きられず、清潔でなければ耐えられないからです。

 

参考にしたのは、『東京防災』(東京都総務局総合防災部防災管理課・編/東京都・刊)という、無料配布のハンドブックです。

 

緊急用トイレの作り方

【排水できない既存トイレ】
便座を上げ、ポリ袋ですっぽり覆います。2枚目のポリ袋を便座の上からかぶせ、細かく砕いた新聞紙を重ねます。

(『東京防災』から引用)

 

使うのは「45Lサイズのゴミ袋」です。中身を見たくないので、なるべく不透明度の高いものを備えましょう。「新聞紙」を使うのは、水分を吸収したり悪臭を抑えるためです。定期購読をしなくても、せめて社会的な大事件やスポーツ大会で盛り上がったときに買って、取っておけば、あとで役立ちます。

 

「汚物凝固剤」や「尿とりシート」があれば万全ですが、「ペット用の砂(吸水力が高いもの)」を代用できます。ネコやイヌを室内飼いしている家庭ならば、多めに備えておいても損はないでしょう。予備の「消臭スプレー」もお忘れなく。

 

災害に備えるコツは、「普段づかいしているモノ」を流用することです。お気に入りの日用品ならば、けっして買い忘れることがなく、被災したときの「困った!」を防ぐことができます。

 

 

小さな備えが、大きな助けに

もしものとき、自分や家族の身を守るのは、たったひとつの知識、たったひとつの道具、たったひと言のコミュニケーションかもしれません。小さな備えが、大きな助けになるのです。

(『東京防災』から引用)

いちばんの備えは、本書『東京防災』のようなハンドブックを手元に置いて、ときどき読んでおくことです。

 

さらに、知識だけではなく「避難訓練」をおこないます。ものごとは、反復練習しなければ身につかないからです。絶望的な災害に遭ったとき、頭よりもカラダが先に動いてくれたら、九死に一生を得られる可能性が高くなります。

 

災害のすぐあとに、五体満足で助かったとしても……。食べ物や飲み物が尽きてしまったら、やがて命を失います。電気・ガス・水道が止まっても、せめて「1週間」を生き抜くための備えが必要です。

 

無理なく続けやすい「日常備蓄」を紹介します。

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