本・書籍
自己啓発
2022/1/21 6:15

心が疲れやすい今だからこそ読むべき!「幸せスイッチ」が入る77の言葉『あなたは、もう大丈夫。』

人から言われて一番うれしい言葉は何だろう。

 

「すごいね」「カッコイイ」「おしゃれ」「さすが」「ありがとう」——どれも言われると、思わずニヤっとしてしまううれしい言葉。この中で、私が言われて一番うれしい言葉は、「大丈夫」だ。それは私が心配性で、あがり症で、焦りがちだからだと思う。だからこそ、安心させてくれる「大丈夫」という言葉が、私の上がった心拍数を元に戻してくれる。

 

77個の「幸せスイッチ」

ふと目に入った『あなたは、もう大丈夫。』(中島輝・著/プレジデント社・刊)は、私が求めている言葉そのもの。そしてこの本の中には、「幸せスイッチ」が入る言葉がなんと77個も収められているのだ。

 

どれだけ心配性で、あがり症で、焦りがちな私でも、77もの方向から受容されて「大丈夫」と包み込まれたら、もう本当に大丈夫なような気になった。

 

実は私、この手の自己啓発本が結構好きだ。本屋さんに行けば、「自己啓発」なんてコーナーで、何十種類も平積みにされている。どの本も魅力的なタイトルで、自分に語りかけてくるようなものばかり。

 

そして読んでいる間は「そうそう!その通り」「なるほど…!」など、分かったような気になるのだが、読み終わった後はきれいさっぱり忘れてしまって、また悩みがあると新しい本を探しに本屋さんへ行ってしまう…なんてことを繰り返してしまうのは、私だけではないはず。

 

でもこの本は、よくあるこの手の本と違った。ずっと手元において時々読み返したくなる本の一冊になった。

 

なぜなら、読みやすくて心に響く優しい言葉で包み込んでくれるだけでなく、自分がどんな気持ちになった時にどう考え、具体的に何をすればいいのかまで教えてくれるからだ。

 

一例を紹介しよう。

 

あらかじめ行動を決めておく

著者の中島さんによると、「なにが起きても大丈夫」そう思える準備が、自己肯定感を高めてくれるとのこと。どれだけポジティブにいこうと心がけていても、人生何が起こるか分からない。ネガティブな感情に引きずり込まれないためにも、状況を客観視して不安感情に適切に対処することが大事なんだそう。

 

もう十年も前の会社員時代の話だが、私がチャレンジングな仕事をする時や不安になった時、仕事をテキパキこなし人望も厚い先輩が「大丈夫大丈夫~♪」とよく言ってくれていた。リズムも心地よく、その言葉を聞く度に心がふっと軽くなった。彼女は、仕事場の空気が少しでもよどみそうになるたび、よく「大丈夫大丈夫~♪」と口に出して言ってくれていた。

 

多分そこから「大丈夫」が私の大好きな言葉になったのだが、仕事のデキるその先輩が、常にポジティブではなかったのは、近くにいた私がよく知っている。おそらく彼女は、何かが起こった時に「大丈夫」と思える準備ができていたのかもしれない。そして先輩はいつも、素晴らしい結果を残していたのだ。

 

自分に合った環境を「動詞」で考えると、幸せに気づきやすくなる

毎年成人式のニュースが流れると、若者に「将来の夢は?」という質問をしているのをよく目にする。目を輝かせ、立派な「職業」を口にする若者の姿がテレビによく写るのだが、中島さんは自分に合った環境を探すとき、いつも「動詞」で考えるようにしているのだそう。

 

多くの人は、自分に合った環境を「名詞」で選びがちです。すると、単なる職業名に縛られて、自分が感じる幸せをなおざりにしたり、ネームバリューだけでやりがいを感じられない仕事を選んだりして、どんどんつらくなってしまいます。

わたしたちは「動物」です。自分が小さいころから親しみ、楽しく感じてきた「動詞」をいっぱい探し出せれば、自分の幸せにより気づきやすくなります。

『あなたは、もう大丈夫。』より引用

 

これには激しく膝を打った。そうだ、私達は「動」物なのだ。「何」になりたいのかではなく、「どうしたい」のか。

 

例えば、何かを創りだすことが好きな人は、事務の仕事をしていたとしてもクリエイティブな方法を見つけ出すことで、やりがいを感じられると中島さんは言う。

 

子どもに「将来何になりたい?」ではなく、「何をしている時が楽しい?」と聞くようにしていこうと思う。そうすれば、自分が楽しい「動詞」にたくさん気づいてくれるだろう。

 

そして自分自身も、何をしている時に幸せを感じられるのか、アンテナを張っていこうと強く感じた。おそらく、今自分が取り組んでいる事の中に、好きな動詞がたくさん隠れているのだと思う。

 

毎日、いろいろなニュースで溢れる世の中。テレビをつければ耳をふさぎたくなるような出来事や、コメンテーター達の着地点のない不安な声が耳に入ってくる。日常は、私達の心を簡単に不安にさせる情報が多すぎる。ちょっと心が疲れた時だけでなく、疲れてしまう前にぜひ知っておいてほしい言葉が、この本には詰まっている。

 

とある休日、本に書いてあったとおり、今日よかったことを3つ書き出してみた。

 

・朝8時まで子ども達とぐうたら寝られた。

・朝ごはんは、夫がフレンチトーストを作ってくれた。

・楽しみにしていたおいしいおやつを、家族みんなで食べた。

 

おっと!書き始めたら、快晴だったことも、レタスが特売だったことも、まだまだかけそうだ。挙げ出したらきりがない! どこか遠出をしたわけでも、外食をしたわけでもない、いたって普通の休日。しかし、普通の休日がキラキラ輝いて見え始めた。なんだ、今日もなかなか幸せな一日じゃないか!

 

この本に巡り合えたおかげで、いい夢が見られそうだ。

 

(執筆/福島絵梨子)

 

【書籍紹介】

あなたは、もう大丈夫。

著者:中島輝
発行:プレジデント社

幸せになるための答えは、あなたのなかにあるー。カリスマ心理カウンセラーが綴った、自己肯定感が湧き出る「言葉集」。

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