本・書籍
2016/9/24 16:15

本に囲まれて暮らす生活ーーココロとカラダをリラックスさせてくれる9冊

元木忍さんは、“ナチュラルに生きる”という世界観にもとづいたカルチャースクール併設のブックカフェ「brisa libreria」を南青山で営んでいる。店内にある本棚には、子ども向け絵本から、新書、写真集まで、どれもココロとカラダをリラックスさせてくれる本がズラリ。「本は“生きる”のに必要なメッセージをたくさんくれる」と話す元木さんに、今回は“家が好きになる”素敵な本をセレクトしていただきました。

 

家は自由な空間。自分らしい贅沢な時間を過ごすことがいい生き方

私の経営している「brisa libreria(ブリッサ・リブレリア)」は、スペイン語で 「やさしい風の本屋」を意味しています。植物のまわりにやさしい風が吹くような、植物が居心地いい空間――そんな場所なら人も心地いい。ナチュラルに“生きる”をはぐくむメッセージ、ココロとカラダに届く素敵なことばたちを、あなたに、そして、あなたの大切な人にお届けしたい。brisa libreriaにはそんな願いを込めました。

 

お店だけではなく、私の家もたくさんの植物であふれています。植物は生きものなので手をかけてあげないといけないけれど、一緒に育っている感覚がとても好きです。自分の部屋にある緑が元気だと、自分も元気なことが多いので、健康のバロメーターを植物と一緒に感じています。

 

私自身、とにかく植物が多い場所が大好き。いつもGREENとそのまわりに吹くやさしい風に包まれていたい。植物フェチといえるくらい! そんな私ですから『DIY+GREEN もっとおうちを好きになる』で紹介されているの雑貨やGREENとDIYを合わせるコツには、すっかり目を奪われてしまいました。このセンスのよさは本当に参考になりますし、何よりすぐに自分でもGREEN & DIY生活をはじめたくなります。

 

ココロのバロメーターということで考えると、部屋が乱れている人は心や情緒も乱れていると感じることがあります。反対に、部屋がそんなに広くはなくても自分の好きなものに囲まれて生活している人は、ちゃんと生きているから発言がカッコよかったり、行動力があったりします。

 

本の中には住むための知恵がたくさん詰まっています。本がたくさんのことを教えてくれるのです。だから、自分の好きな本を見つけて参考にすることが“自分らしく暮らすこと”の第一歩ではないかと私は考えています。

 

新しい部屋を借りたら、家のレイアウトのしかたやコーディネートのしかたがたくさんのっている本を参考にしてみてはいかがでしょうか。私は『独り暮らしをつくる100』という本をよく参考にしています。

 

好きな書を持とう! そして家に居る時間をこよなく愛そう!!

私は住むことは生きることだと思っています。学校や会社は共有スペースだからルールがあるけれど、自宅の居住空間の飾りつけや演出は自分のウチなんだから自由にしていいでしょ。だから、もっと自由に、もっと自分好みにコーディネートしてみてほしいと思って、私の好きな本を集めてご紹介していきたいと思っています。

 

『カルチュラル・インテリア 自由に、レトロミックス・スタイルの部屋で暮らす』のように古きよきもの、気に入ったものを見つけて大事に使う。長く使える家具を見つける。『海外ドラマの間取りとインテリア』を参考書に、大好きな映画や海外ドラマのシーンに出てくるような、憧れていたものを自分の部屋のコーディネートに取り入れて主人公になった気分にひたるのも楽しいと思います。たとえば映画『ホリデイ』の劇中でキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットが休暇中だけ交換したイギリスの石造りの小さな家家を再現できたら、なんだか願い事が叶いそう! 新しい恋も始まりそう! なんて、想像するだけでもワクワクしませんか? そういうことがきっかけで、早くウチに帰って、家に居る時間をこよなく愛せるようになれたらいいなと思います。

 

家で自分らしい贅沢な時間を過ごすことがいい生き方だと私は思います。それこそ、自分の場所で生きているということだと思うんです。

 

いまを大切にしたい。自分の好きを大切にしたい。だから素敵な家に暮らしましょう

そんな風に私が強く思うようになったきっかけは、2011年3月11日に起きてしまった東日本大震災以降です。それまでは仕事中心の生活を送ってきた私でしたが、いつ何が起こるかわからないんだなと思い知らされました。誰だっていつ何が起こるかわかりません。だったらこの瞬間、いまを大切にしたい。仕事だけじゃだめだ。自分の楽しみって何だっけ。自分の役割って何だろうと思った時に、家は自分らしさを自由に表現できる唯一の場所だなと、改めて思ったのです。

 

残りどのくらい生きるかだってわからない。食べることもあと何度食べられるかわからない。だから1回1回を雑にしたくないなと思ったんです。毎食の食べることを大切にしたい。そう思うと、外食だって大切に選ぶようになったし、自分でつくるのも、ササッと食べるよりも、ひと手間加えてキチンと食べたいと思うようになりました。そんな私の「今日は料理しよう!」にインスピレーションを与えてくれるのが『One Plate DISHES 毎日食べたい、作りたい ワンプレートごはん』です。

 

物に関してもたくさんあればいいという時代ではなくなってきました。それは家のコーディネートにしても同じことがいえると思います。本当に好きな物をちょっとでいいから置いてみる。『Let’s DIY! カフェみたいなお家をつくろう』のように自分の家のたった1コーナーにカフェスペースを作ってそこでコーヒーを飲むなんて 、豊かで素敵なことだと思います。植物たちとも一緒に暮らしていくわけですから、自分の好きな植木を私は置きたい。ちょっとしたところに好きなGREENがある。花があれば気持ちも安らぐ。季節ごとに好きな花が咲けばとても嬉しい。

 

好きな物があれば、早く帰りたくなる。だから素敵な家に暮らしましょう。今回集めた本は、あなたにそんなメッセージを届けたいと思って選びました。

 

■Selected Books

<インテリア>

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マイルームは自分らしさの晴れ舞台

『独り暮らしをつくる100 YOUR OWN DOORS』

川上 ユキ (著)
文化出版局   ¥ 1,728

初めて独り暮らしをする友人に著者が語りかけるようにつづったインテリアの基本100個のアドバイス集。部屋のレイアウト、家具の選択、色づかい、掃除の仕方まで、何から始めたらいいのかわからない独り暮らしの素朴な疑問にイラストとエッセイで優しく的確に教えてくれます。

 

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100均でカフェ風にできるなんてプライスレス!

『Let’s DIY! カフェみたいなお家をつくろう』

chiko (著)
宝島社  ¥ 1,296

大人気ブロガーchiko(WAGON WORKS)が編み出したお部屋改造DIY50のアイディアを、作業行程を追って紹介しているのがわかりやすい。100均などのプチプラグッズを改造してカフェみたいなお家リメイクができるのが、何だか秘密基地をつくっているみたいでワクワクします。

 

20160924-a02 (4)

しまいかたは、住まいかた

『すてきなおうちのつくりかた インテリア上手に学ぶ、モノの見せかた、しまいかた』

川上 ユキ (著)
世界文化社  ¥ 1,620

インテリアコーディネーターとして活躍する著者が、7名のインテリア上手なおうちにお邪魔して、どこが“すてき””かを徹底的に解説するという切り口が新鮮。お家を見せるだけでなく、上手な収納のしかたをどう実践すればいいのかもイラストつきで伝授してくれます。

 

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会話が弾むドラマな間取り

『海外ドラマの間取りとインテリア』

小野 まどか (著), イエマガ編集部 (著), ヤマサキタツヤ (イラスト)
エクスナレッジ   ¥ 1,944

人気海外ドラマの主人公の暮らす部屋を、よくぞここまで再現したものだと関心してしまう楽しい本。ドラマや映画の中の素敵なインテリアや間取り、家具や小物も、会話形式で解説。見たことのあるドラマなら「そうそうこんな感じだった」と、またドラマを見返したくなりそう。

 

<料理>

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ササッと、でもシッカリもののごはんレシピ

『One Plate DISHES 毎日食べたい、作りたい ワンプレートごはん』

樋口 正樹 (著)
グラフィック社 ¥ 1,620

おうちでカフェ風ごはんを楽しみたい方にオススメの一冊です。40種類のプレート、トータル116レシピは見ごたえ十分。ワンプレートに盛られたお料理はボリューム感満点に見えて、主菜、副菜、主食を盛り込んでいるのでちゃんとバランスよく考えられています。

 

<植物とDIY>

手づくり&グリーンで手際よくリメイクするための便利帳

『DIY+GREEN もっとおうちを好きになる』

つるじょ+みどりの雑貨屋 (著)
新建新聞社  ¥ 1,296

雑貨やGREENとDIYを合わせるコツやフェイクグリーンの飾り方までを主婦ブロガーチーム“『つるじょ』”が紹介しています。こんなことまでDIYできるんだという驚きと、HOW TOレシピつきで「素敵な空間はつくれるんだ!」と思える実例集です。

 

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レトロは現代生活者のオアシス

『カルチュラル・インテリア 自由に、レトロミックス・スタイルの部屋で暮らす』

グラフィック社編集部 (編集)
グラフィック社   ¥ 1,944

レトロ感覚をお部屋に取り入れたいともったら、参考にしたい実例写真と解説がたくさん。さまざまな家主さんの本当の生活空間のインテリアコーディネート術だから、アンティーク家具なども背伸びしすぎることなく真似できそう。

 

<眠る>

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ココロとカラダが楽になる本

『呼吸の本』

谷川 俊太郎 (著), 加藤 俊朗 (著)
サンガ ¥ 1,944

本書は詩人の谷川俊太郎さんが、加藤メソッドという呼吸法を提唱する加藤俊朗さんに問いかけながら教えてもらうという形式。呼吸の方法を実践すればココロとカラダがしなやかになります。話しは宇宙とのつながりにまで及ぶのも興味深いです。

 

20160924-a02 (10)

いつのまにか眠りについてしまいそう

『眠りのヨガ―CDかけて、あとは寝るだけ』

綿本 彰 (著)
新星出版社 ¥ 1,620

日常生活の中のストレスは誰にでもあること。その日の貯め込んだストレスはキチンとリセットしておきたい。日本初のパワーヨーガ専門スタジオを主宰する著者が本書で扱う「ヨガニドラ」は眠りのような瞑想法。なかなか寝付けないときにオススメ。

 

取材・文=ナナイロ社 撮影=岩井賢一

 

【Profile】

元木 忍

brisa libreria 代表取締役。大学卒業後、学研ホールディングスで書店営業やマーケティング、楽天ブックスではECサイト運営や物流、CCCでは電子書籍ビジネスの立ち上げと、一貫して書籍にかかわる仕事を担当。東日本大震災を機に人生を見直し、2013年、サロンを併設したブックカフェ brisa libreria を南青山に開業。オーガニックスパサロン spa madera も経営している。

 

【URL】

http://at-living.press

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